捨てられるはずだった本をノートに。『本だったノート』が広島 蔦屋書店で先行販売

2022. 08.12

バリューブックスが製作した『本だったノート』が8月14日から広島 蔦屋書店で先行販売される。

オンラインでの古本買取販売がメイン事業であるバリューブックス。毎日約2万冊の本が届くが、そのうちの半分を買い取ることができない現状を受けて、古紙回収以外の「もっと別の形で価値を生むことができないか」との考えから、『本だったノート』を製作することにしたという。

『本だったノート』は、古紙回収に回されるはずだった文庫本の紙を再生してつくられたノート。インクには捨てられる予定であった「廃インク」を利用している。決まった色を指定せず濃度合わせをしないグラデーション印刷によって、一冊ずつ異なる色合いを持ったノートに仕上がっているとのこと。

広島 蔦屋書店は『本だったノート』のコンセプトに共感し、8月27日の一般発売に先駆けて先行販売を実施する。予価は税込880円。A6判、並製、128ページ。抄造は山陽製紙、印刷は藤原印刷、デザインは太田真紀。

2022年8月12日のニュース一覧へ 新着記事一覧へ

Special Feature

Crossing??

CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?

詳しくみる

JOB

これからの企業を彩る9つのバッヂ認証システム

グリーンカンパニー

グリーンカンパニーについて
グリーンカンパニーについて