現代芸能『獅子と仁人』が沖縄で初の劇場公演。XRテクノロジーが拡張する鑑賞体験

2022. 10.21

現代芸能『獅子と仁人』が11月12日、13日に沖縄・宜野座村文化センター がらまんホールで上演される。

宜野座村文化のまちづくり事業実行委員会が手掛ける同作は、デジタル時代における舞台芸術の新たな表現と鑑賞体験の創造に挑むプロジェクト。身体表現としてのリアリティーとデジタルカルチャーとしての超越性をひとつにする挑戦になるという。これまで配信、野外で行なわれ、今回が初の劇場公演となる。

作品に登場する金と銀の「眼がない」現代獅子は、沖縄のエイサーグループ「NEO Ryukyu」「創作エイサーLUCK」の舞手が担う。日本各所に伝わる獅子舞の動きを研究したという。また「仁人」として男女のコンテンポラリーバレエダンサーが共演するほか、声、ピアノ、タップダンスも加わる。構成・演出・振付はGRINDER-MANが手掛ける。

さらにリアルタイムCGによるインタラクティブなARが舞台上を動き回るワンカメラワークによって空間を生成。観客は獅子と仁人によるパフォーマンスを見ながら舞台上のスクリーンでリアルとARの合成映像を鑑賞する。AR演出はライノスタジオが担当。「鉱石」をモチーフにした獅子頭はWOWがデザインし、3Dプリンティングによって形成された。チケット販売中。

なお同作は12月23日からKAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオで上演。チケットの販売は11月1日を予定している。

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