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人懐っこくもオルタナティヴ YOMOYAインタビュー

人懐っこくもオルタナティヴ YOMOYAインタビュー

インタビュー・テキスト
金子厚武
インタビュー写真:柏井万作
2009/04/30

聴く側の気持ちを考えることもあるんですけど、
考えるだけであまり反映はしていないというか。

―昨年に『YOURS OURS』を発表して、音楽に対する考え方やモチベーションに変化はありましたか?

山本:元々人に見られるってことはあんまり意識してなくて、まあ好き放題やるじゃないですか。それを評価してもらって、音源を出して、今ブログとかで反応が見れたりして、「ああ、聴いてる側はこうゆうことを思うんだな」っていうのがちょっと見えて。僕の歌詞の引用をブログに貼ってくれる人が結構いたりとか。なので、ちょっと聴く側の気持ちを考えることもあるんですけど、考えるだけであまり反映はしていないというか。

―大衆性って考えたりしますか?作るからには多くの人に届けたい、というような。

YOMOYAインタビュー

山本:届けばいいとは思いますけど、基本届かないと思ってます。歌詞に関してもわかんねえよって人にはわかんないし、メロディにしても、もっとシンプルに歌えないのかって思う人もいると思うんで。ただそれが僕にできることなので、届かない人にはそれでいいです。でも僕らがやってることを受け入れる皿はあると思うんですよ。今のところメジャーとインディの間ぐらいにいようとしてる感じはあって、どっちにも行きたくないわけじゃなくて、そこがいいんです。

―新しい作品を作るにあたって、より伝わりやすいものを作ろうと考えたりとかは?

山本:それは多少ありますね。狙ってるわけではないんですけど、出てきちゃう。年も年なので(笑)。今回リード曲の“フィルムとシャッター”っていうのがありまして、あれは今までのYOMOYAの歌詞とは違って、情景と心の動きを並列させながら歌ってる感じなんです。聴いてる側が歌詞を見て風景が浮かびやすいというか、難解過ぎない、ただその人が聴く上での含みを持たせてる感じでは書いてます。

―YOMOYAの歌詞は、歌詞そのものに意味やメッセージがあるというより、色んなイメージの連鎖から全体像が浮かび上がってくるような歌詞だと思うんですよね。

山本:全体を通してそうゆう風に取ってもらえるのは全然オッケーです。断片だけ、例えば一つの歌詞だけ耳について、それ一つで想像してもらっても全然良くて。一回書いて出したら、後はもう投げっぱなしというか、そっちで膨らませてもらって、それがオッケーならオッケー、よくわからなくてもそれはそれでオッケーていう、そういう聴き方をしてもらいたいですね。

―好きな作家とかいますか?

山本:一番好きなのはジョン・アーヴィング。

YOMOYAインタビュー

―日本の作家はどうですか?

山本:作家じゃなくて、主に訳者なんですけど、柴田元幸ってわかりますか?基本的に海外の作品を翻訳する人で、今東大の教授なんですけど。村上春樹と一緒に仕事をしたりとか、絵本の翻訳をしたり、ポール・オースターとか有名な海外作家の訳をしてて、その人の日本語感覚がすごく好きです。なんかカーブな返答になってますけど(笑)。

海外の子供用の玩具店に行くのが結構好きで、
すごくエバーグリーンなんですよ。

―アルバム・タイトルの『Yoi Toy』はどんなイメージですか?

山本:前のが『YOURS OURS』で、対になってて、意味もわかりやすい。今回は意味をつけるかつけないかで迷って、どちらかというとつけない方になったんです。パソコン打ってて、英語でこれ(Yoi)が出てきて、「この字面いいな」と思って、そっから韻を踏んで。意味は「良いおもちゃ」なんですけど。

―でも「Yoi」は「宵」だったりとか、色んな解釈ができますよね。

山本:それは後から言われて気づきました(笑)。海外の子供用の玩具店に行くのが結構好きで、すごくエバーグリーンなんですよ。ずっと使えるし、シンプルなのに深みがあるというか。そうゆう風になれたらいいなと思うんですけど・・・全然(笑)。内容に沿ってるか微妙ですけどね。

―いや、僕はそれ聞いてしっくりきましたよ。さっきの大衆性の話にも通じると思うんですけど、エバーグリーンな感じっていうのは確かにYOMOYAにありますもん。

山本:そう言っていただけると、うかばれます(笑)。

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リリース情報

YOMOYA『Yoi Toy』
YOMOYA
『Yoi Toy』

2009年5月13日発売
価格:2,000円(税込)
& records YOUTH-72

1. 呼ぶ声
2. 周波数
3. Chorus
4. フィルムとシャッター
5. bugs bite bits
6. サイレン再度オンサイド
7. FUAN
8. 雨あがりあと少し
9. 世界中

イベント情報

『Yoi Toy Tour』

『ジェットロックフェス 2009 - 2nd』

2009年5月31日(日)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:仙台PARK SQUARE

出演:
YOMOYA
SuiseiNoboAz
NOTCRYANT (仙台)
under the yaku cedar (仙台)
料金:前売2,000円 当日2,500円

2009年6月1日(月) 会場:山形第2公園スタジオ

2009年6月6日(土)
会場:長野NEONHALL

『speshall vol.5 YOMOYA"Yoi Toi" release tour』

2009年6月11日(木)OPEN 18:00 / START 19:00
会場:十三FANDANGO

出演:
YOMOYA
ha-gakure
your gold,my pink
アンコールアワーズ

料金:前売2,000円 当日2,500円
チケット取り扱い:
チケットぴあ(Pコード:324-409)
ローソンチケット(Lコード:53617)

『Yoi Toy』 release tour final ONE MAN SHOW
YOMOYA series7『ぼくらだけではかりごと』

2009年6月13日(土)OPEN 19:00 / START 19:30
会場:渋谷O-nest

料金:前売2,000円 当日2,500円

プロフィール

YOMOYA

2003年より活動するクァルテット。2008年6月、アルバム『YOURS OURS』でデビューし、ロック・フェス『Do It 2008』にも出演(共演に曽我部恵一BAND、bloodthirsty butchers、toeなど)。ポスト・ロック、オルタナ、USインディー、フォークなどを消化した高次元の音楽性と人懐っこさが同居したサウンド、電飾を施したステージで繰り広げる激しさと繊細さが交錯するパフォーマンス、そしてなにより文学性や叙情性を感じさせるメロディー、日本人の心の琴線に触れる声が最大の特徴。2009年5月、OGRE YOU ASSHOLEを手がけた斉藤耕治プロデュースによる2nd『Yoi Toy』リリース予定。

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