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Luminous Orange インタビュー

Luminous Orange インタビュー

インタビュー・テキスト
金子厚武
2009/11/04

92年の結成以来、日本のオルタナ〜シューゲイザー・シーンを代表するバンドとして国内外で高い評価を獲得しているルミナスオレンジが、レア音源を多数収録したキャリア初となるベスト盤『Best of Luminous Orange』を発表した。トラットリアからのリリースなどを経て、02年からはフロントマン・竹内里恵のソロ・プロジェクトとなり、近年はリリースの数こそ減っていたものの、イナザワアヒトをはじめとした多くのサポート・メンバーを迎えて着実な活動を続けてきただけに、本作のリリースを機にバンドに対する注目が再び高まるのは間違いない。しかも複雑な楽曲に対する無理解に苦しんだ90年代に対し、ポストロックを通過してリスナーの耳が肥えた今、ルミナスを迎え入れる体制はばっちり整ったと言える。この状況はひとえに、「解散しないって決めちゃった」という竹内の表現に対する情熱が呼び寄せたもののような気がしてならない。

(インタビュー・テキスト:金子厚武)

メジャーを垣間見て、これは無理だと思って。

―ルミナスの新作が残響recordから出ると聞いたときはびっくりしました。

竹内:すごく言われますね(笑)。

―やっぱり(笑)。まずは近年の活動を振り返っていただこうと思うんですけど、前作『Sakura Swirl』が出るまでに4年半という時間がかかったこと、そして最初に海外でリリースされた経緯を教えてもらえますか?

竹内:トラットリアからマキシを出したのが00年ぐらいで、それまではもうちょっと音楽でお金稼げるようになんなきゃって気概があったんですけど、メジャーを垣間見て、これは無理だと思って。

Luminous Orange インタビュー

―それはどういった部分で?

竹内:制作の部分はよかったんですけど、宣伝は結局自分たちでチラシ持ってCD屋さんに挨拶に行ったりして、何十枚分の売り上げが足代で消えていくみたいな(笑)。それで音楽を続けるためには、ちゃんと収入を得られる別の仕事がいると思って、英語の資格取ったり色々やって。それである程度体制が整って、前のレーベルから(リリースの)話をもらってたんで、「出したいんですけど」って言ったら、担当がもう異動してて。それで他のレーベルを探したんですけど、「この人音楽書けるの?」って対応で、じゃあ自分でやるしかないと。元々海外でちゃんと出したいっていうのはあったんですね。それまでメール・オーダーで何十枚単位ではやってたんですけど、ちゃんと流通させたいと思って。それで04年にNYのレコード屋にCDを委託しに行ったんですけど、そこに来てたMusic Related(『Sakura Swirl』をリリースしたNYのレーベル)のトレヴァーがブログで「ルミナスオレンジみたいなバンドをリリースできないかな」って書いてたらしくて、じゃあメールしてみようと(笑)。そこからはトントン拍子に。

―それで後から国内盤化されたんですよね?

竹内:日本のリスナーの方って、邦楽・洋楽みたいに分けちゃってるから、邦楽コーナーと洋楽コーナーどっちにも並ぶといいねって話になって、じゃあやっぱり日本でもレーベルを探そうと。結局友達の所から出してもらったんですけど。

2/4ページ:若い人たちは確実に耳が違うなって感じはしますね。

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リリース情報

Best of Luminous Orange
Luminous Orange
『Best of Luminous Orange』

2009年11月4日発売
価格:2,520円(税込)
残響レコード ZNR-077

1. Flowline
2. Utatane no Hibi
3. Walkblind(2009年再録音)
4. Ken-Ban
5. Every Single Child
6. Tears of Honey
7. Gertrude
8. Honey Eyes(2009年再録)
9. Sheet Music
10. Drop You Vivid Colours
11. Silver Clothes
12. Starred Leaf
13. Sakura Swirl
14. Chapter 22
15. Fresh Berry Soup

イベント情報

CINRA presents 「exPoP!!!!! volume33」

CINRA主催入場無料イベント『exPoP!!!!! vol.33』出演!!

2009年12月17日(木)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:渋谷O-nest

出演:
PANICSMILE
Luminous Orange
乍東十四雄
and more

料金:無料(2ドリンク別)
※ご予約の無い方は入場できない場合があります。ご了承下さい。

プロフィール

Luminous Orange

日本を代表するポストオルタナティブシューゲイザーバンド『Luminous Orange』 1996年の1stアルバムリリース以来、5枚のアルバム、1枚のミニアルバム、2枚のシングル他、コンピレーションにも多数参加。過去にはコーネリアス小山田圭吾の耳に止まり、氏が2002年まで主催していた伝説のレーベル、トラットリアにも参加した。 マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン、ソニック・ユース、ダイナソーJr. といった由緒正しきギター・ロック・バンドの申し子である。だが美しいメロディーを支える、色彩豊かなコード感と、思いがけないリズム変化によって惹き起こされる、目眩のような感覚はルミナスオレンジ独特のものであり、時にポップに、時にアグレッシブに、その音楽を耳にした人を惹きつける力を持っている。

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