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ZZ PRODUCTIONインタビュー

ZZ PRODUCTIONインタビュー

インタビュー・テキスト
小宮川りょう
2010/03/19

自分たちのアルバムではちょっと出さない部分をサイプレス上野が引き出してくれたっていう。

―STERUSSの作品には詩的な部分があるから、リスナーが幻滅しちゃいますもんね。

サ上:そうそう、なぜかcrimesixxxは人生訓を言うような真面目な人だ!ってファンに思われているようだけど、本人それに追われていると思うんだよね。

BE:まぁ本を読んだり、まじめなことを言ったりする一面もあるんだけど、実はそういうしょうもない一面も隠してたっていう。その薄皮が剥がれたんだけど、人間としては厚みが出たんじゃない?

サ上:今回、crimesixxxが最初書いてきたリリックは真面目過ぎてつまらなさ過ぎるので全部却下したんです。俺がその場で30分で書いたやつを渡して「これでラップしてください」って渡して、最後の語りだけは自分でやってもらいました。本当は“SEX ON THE BEACH”をしたい人なんですけど、普段は絶対にそういうのを出さないからね。「こう言ったら良いんじゃないですか?」ってアドバイスだけしましたけど(笑)。自分からそういうキャラを演じるのはやなんだけど・・・やらされてるって言えるくらいがちょうどイイんでしょうね(笑)。

ST:こないだの『建設的』でライブ中、“山小屋DUB”をやるときにcrimesixxx がMCでいきなり「宇宙に連れてくぜ!」って言って、全員苦笑い。

謎み:いかせねえよ!っていう。

ST:お客さんも何言ってんだよっていう。

サ上:そういう茶々入れるのもZZ。UNITでのライブでCrimesixxxがモニタースピーカーに腰掛けてるの見たとき、蹴ろうかと思ったもん(笑)。

BE:基本カッコつけだからなぁ(笑)。そこって、うちの相方のタブー視されている部分だよね。それを出すってのが面白いよ。アーティストだし、かっこつけちゃったりするんだけど、そういう自分たちのアルバムではちょっと出さない部分をサイプレス上野が引き出してくれたっていう。そういうアンチテーゼに対する表現としては最高にかっこいいと思うよ。

サ上:いつもcrimesixxxがライブ前にムムッって念じたりしてるのを見て、みんな指差してゲラゲラ笑ったりするんですよね。近い奴ほど彼の本性を知ってるので、何とか開放してやりたいなぁという気持ちがあるんです。ZZクルーでいるときは、「大丈夫だよ、みんないるし、いつも通りでいいよ」って言ってやりたい気持ちがあります。そう思ったら、“SEX ON THE BEACH”はZZ PRODUCTIONでしかやれない特別な曲なのかも。

ZZ PRODUCTIONインタビュー
左から:MIC大将、ロベルト吉野、希

(マイク大将遅れて登場)

マイク大将(以下、マ大):お疲れ様です!

サ上:遅いよ。早くラップで自己紹介して! みんな一通りフリースタイルかましたところ!

マ大:絶対嘘でしょ!

―じゃぁメンツが揃ったところで横浜フーゾク巡りアンセム “徘徊ブルース PT.2”について聞かせてください。

マ大:あれは日常生活のひとつ・・・ZZを象徴する曲です。

BE:総意かよ!

サ上: crimesixxx はむっつりエロイし、まぁ総意でしょ。生活の糧ですね。あいつら行ったなぁ、みたいなね。

―嬉々としてフーゾクに出かけるっていう内容の良し悪しは賛否両論あるかもしれませんが、町をそぞろ歩きする横浜の街の描写が素晴らしいですよね。

サ上:みなとみらい感はゼロです。あれは伊勢崎町・曙町周りですね。ラーメン二郎の交差点から阪東橋をわたってくかんじ。

マ大:PT.1で赤線がなくなってるんですが、今はアートギャラリーになってたりするんですよ。若手のアーティストに展示用に貸し出していたり、一泊千円の安宿になっていたり。ただ仮設交番があって、警察はいるんですけどね。建物と雰囲気がきれいになって、カフェやバーができたり服屋ができたり。建物のつくりは一緒で、いわゆる飛田新地と同じ。

サ上:この曲は実話ですから! 曲を書いたあと、正月に曙町に行ったらリリックと同じことが起こりました。安くしてくれるっていうから行ったら、本当にハンパじゃないのが来て、「おおおおっっ!」ってなったっていう・・・この曲は予言です。

―半年に一度のオモシロ話、更新しましたね(笑)。

サ上: ZZのアルバムのツアーで地方都市を回ったあと、ZZの子会社「ドリーム開発」からDEEPSAWERとマイク大将もリリースをする予定だし、今年もみんなでオモシロ話更新して行きますよ!

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リリース情報

ZZ PRODUCTION『ZZ』
ZZ PRODUCTION
『ZZ』

2010年2月3日発売 2,940円(税込) PCD-28014 / P-VINE

1. INTRO
2. ZZ BBQ
3. NadeL
4. ガイドライツ
5. オコヅカイ
6. 三角の中
7. skit -藤沢千鳥足-
8. SEX ON THE BEACH
9. yamagoyadub
10. HARAHACHIBUN ME
11. BIG BOY -ビートボール mix-
12. 世渡りJAWZZ
13. 逃亡者
14. 鳥の影
15. skit -ダイヤルQ2-
16. 徘徊ブルース pt.2
17. ANTITHESE GARTERBELT
18. PANNOMIMI
19. 184045 -トラトラトラmix-

プロフィール

ZZ PRODUCTION

ウエッサイ、ローライダーなど横浜の主流とされるHIPHOP とは一線を画す184045、通称“非通知045 スタイル”を掲げる横浜のハズレモン集団。STERUSS(DJ KAZZ-K、CRIME6、BELAMA2)、サイプレス上野とロベルト吉野、DEEPSAWER(STONE DA、希)、MIC大将、謎・みっちゃん、ビート武士、DJ KENTA、三木祐司から構成され、横浜、藤沢を拠点に活動する。ハイクオリティなラップ&トラックメイキングスキルとナード過ぎず、自然体でありながらも、HIPHOPへの愛情に満ちたスタイルで、日本全国のリスナーを魅了している。

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