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友達から火星人まで想いを馳せて SEBASTIAN Xインタビュー

友達から火星人まで想いを馳せて SEBASTIAN Xインタビュー

インタビュー・テキスト
タナカヒロシ
撮影:柏井万作
2010/07/28

ポジティブなオーラをグイグイ放つパフォーマンスで話題沸騰中のSEBASTIAN X(セバスチャン エックス)が、8月4日に最新作『僕らのファンタジー』をリリースする。前作『ワンダフル・ワールド』から僅か9カ月でのリリースとなる今作は、ボーカル・永原真夏の圧倒的な人間力と、ギターレスのバンド隊が織り成す賑やかなサウンドが、日々のちっぽけな悩みなど吹き飛ばしてくれるエネルギッシュなミニアルバム。童謡からヒップホップまで、身近な友達から火星人まで、あらゆる垣根を越えて聴く者を巻き込むSEBASTIAN Xの規格外の想像力に迫った(ベースの飯田は諸事情により欠席)。

(インタビュー・テキスト:タナカヒロシ 撮影:柏井万作)

「人間っていいな」って言ったら、全部受け入れられるんじゃないかと思って。

―SEBASTIAN Xは、どういう経緯でできたバンドなんですか?

工藤:ここ(ボーカルの永原とキーボードの工藤)は高校の同級生なんですよ。

沖山:僕とベースの飯田君は、高校時代から別のバンドで一緒にやってて。

永原:最初にコピーバンドをやるときに、友達に「誰かいない?」って言ったら飯田君が来て。そのつながりで沖山君が来て。そのときはまだ激しめの音楽をやってたんですよ、若さが溢れるような。

沖山:20000V(パンク/ハードコアのバンドが数多く出演する高円寺のライブハウス。現在引っ越し中)とかでライブしてましたね。

―当初はどういうバンドを目指してたんですか?

永原:とにかく日頃の鬱憤を晴らせればいいなと思って。いまとは真逆で、超ネガティブでした。

沖山:“永原真夏の憂鬱”っていう曲があったくらい(笑)。

永原:その鬱憤が溜まらなくなってきた頃に、こういうのはもういいかって。それで、いまのバンドになりました。

―みなさん、音楽のルーツは?

友達から火星人まで想いを馳せて SEBASTIAN Xインタビュー
永原真夏

永原:私は、極端な音楽と、普通のJ-POPを聴いてきたんです。極端っていうのは、わかりやすいアイコンがある音楽というか、外見も含めて典型のある音楽ってあるじゃないですか。ロックはロックの典型的な格好があるし、パンクも、ヒップホップも。この三大巨頭みたいな。

―ヒップホップも通ってるんですね。

永原:大好きです! 降神とか、Pharcydeとか。あとはFunky Grammarの辺りがすごい好きで、Rhymesterとか、Mellow Yellowとか、East Endとか。中学生のときはラッパーになりたかったんですよ。いまはライブハウスを中心に活動してますけど、高校生の初期とかはクラブにばっかり行ってました。

―おお〜、それは意外。工藤さんは?

工藤:私はずっとピアノを習ってたので、最初はクラシックが主流で。中学生くらいからピストルズとか、クラッシュとか、ラモーンズとか、初期パンクに目覚めて。

永原:私服高校だったんですけど、(工藤が)ピストルズのTシャツを着て野球部のマネージャーをやってたんですよ(笑)。それでおもしろい子だなと思って友達になりました。

友達から火星人まで想いを馳せて SEBASTIAN Xインタビュー
沖山良太

―沖山さんはどの辺を?

沖山:僕と飯田君はけっこう近いんですけど、中3くらいでハイスタとかを聴き始めて、高校に入ったときにそのコピーバンドを始めて。だからメロコアですね。AIR JAMとかに幻想を抱いていた感じ。


―みんなパンクを通っているところは共通してるんですね。でも、曲を聴いてると、童謡の影響を受けてるのかなと思ったりもするんです。

永原:童謡も好きです。校歌とか、童謡とかは、奇をてらったところがないですよね。しかも上品だし。ゆりかごから墓場まで聴ける感じには、すごく憧れがあります。

―『まんが日本昔話』の“にんげんっていいな”っていう曲があるじゃないですか。僕はセバスチャンを聴いたときに、あれが思い浮かぶんですよ。

永原:最終的にそういうことを歌えたらいいなっていうところはありますね。でも、「人間ってちょっとな」って思うことのほうが多いので(笑)。

―「ちょっとな」っていうのは?

永原:あんまりにもみんな意見が違いすぎて、「人それぞれすぎるだろ!」って思うことは多いですよね。でも、それはもうしょうがないから、「人間っていいな」って言ったら、全部受け入れられるんじゃないかと思って。そっちの方が自分の精神衛生上いいだろうなということもあるし。



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ライブ情報

『SEBASTIAN Xワンマンライブ』
2010年8月21日(土)
会場:吉祥寺WARP

2010年7月31(土)
会場:宇都宮Kent
共演:wienners、KiNGONS

2010年8月13日(金)
会場:仙台PARK SQUARE
共演:オワリカラ、太平洋不知火楽団、ソンソン弁当箱、and more

2010年8月14日(土)
会場:下北沢BASEMENT BAR
共演:n'夙川ボーイズ、ELECTRIC EEL SHOCK、Who the Bitch

2010年9月5日(日)
会場:吉祥寺WARP

2010年9月7日(火)
会場:新宿MARZ
共演:ソンソン弁当箱、東京カランコロン、and more

2010年9月11日(土)
会場:新宿LOFT、新宿MARZ、新宿MOTION同時開催
共演:オワリカラ、SuiseiNoboAz、and more

2010年9月17日(金)
会場:名古屋ロックンロール
共演:オワリカラ

2010年9月18日(土)
会場:京都nano
共演:オワリカラ

2010年9月19日(日)
会場:神戸Helluva Lounge
共演:オワリカラ

レコ発ツアー 2nd Mini Album『僕らのファンタジー』レコ発ツアー
『寄り添って! ユニコーン ツアー』

2010年10月1日(金)
会場:大阪ファンダンゴ

2010年10月2日(土)
会場:京都MOJO

2010年10月10日(日)
会場:水戸SONIC

2010年10月11日(月・祝)
会場:横浜クラブリザード

2010年10月15日(金)
会場:新潟CLUB RIVERST

2010年10月22日(金)
会場:静岡 Freakyshow

SEBASTIAN X presents
『タンタララン』

2010年11月14日(日)
会場:仙台パークスクエア

2010年11月19日(金)
会場:名古屋KDハポン

2010年11月21日(日)
会場:大阪ファンダンゴ

2010年11月27日(土)
会場:新宿MARZ

リリース情報

SEBASTIAN X<br>
『僕らのファンタジー』
SEBASTIAN X
『僕らのファンタジー』

2010年8月4日発売
価格:1,700円(税込)
RDCA-1017

1. フェスティバル
2. 世界の果てまで連れてって!
3. 夏の王様
4. DUB湯
5. サファイアに告ぐ
6. ハムレット
7. 永遠のラスト・ワルツ
8. GOODMORNING ORCHESTRA
※CDのみボーナストラック1曲収録

プロフィール

SEBASTIAN X

08年2月結成の男女4人組。08年6月初ライブを行なう。その後ハイペースなライブ活動を展開。08年8月に完全自主制作盤『LIFE VS LIFE』リリース。新世代的な独特の切り口と文学性が魅力のVo.永原真夏の歌詞と、ギターレスとは思えないどこか懐かしいけど新しい楽曲の世界観が話 題に。 なんだか凄いことになってるインパクト大のパフォーマンスも相俟って、ライブハウス・シーンでも一際目立ちまくっている存在に。09年11月6日に初の全国流通盤となる『ワンダフル・ワールド』をリリース。

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