特集 PR

マイク1つで野望を叶える RAU DEFインタビュー

マイク1つで野望を叶える RAU DEFインタビュー

インタビュー・テキスト
金子厚武
撮影:柏井万作
2010/10/15

SEEDAやPSGを筆頭に、現在の日本語ラップ・シーンは何度目かの隆盛期を迎え、様々な才能がシーンに登場してきている。中でも、前述の両者のフックアップもあって、デビュー作『ESCALATE』を発表したハタチの新人・RAU DEF(ラウデフ)は、その存在が異彩を放つ要注目のラッパーである。彼の特徴は、何と言ってもそのラップのスキル。日本語ヒップホップにおいて、多くの場合で重要視されるリリックの内容を度外視してまで、ひたすらに「音としてのラップでいかに上がれるか?」を追求しているのである。それはまだ決して長くはないキャリアの中で感じてきた日本のシーンへの違和感と、海外のシーンに対する愛情を背景に選び取った、彼の唯一にして最大の武器。上がってんの? 下がってんの? もちろん、上がりまくってるぜ。

(インタビュー・テキスト:金子厚武 撮影:柏井万作)

生きがいを感じられるものが見つかってよかったっす。

―まずはラップに興味を持ったきっかけから教えてください。

RAU DEF:DJを目指してたいとこがいて、レコードとかいっぱい持ってたんですけど、その頃まだ小学校6年とかだったんで、最初はジャケットのB-BOYのルックスに惹かれたんですよ。LL・クール・Jとかかっこいいじゃないですか? もちろんこれかっこいい音楽だなっていうのもあったんですけど、言っちゃえば一番は外見っすよね(笑)。

―じゃあ中学ぐらいからB-BOYファッション?

RAU DEF:そうっすね。周りに誰もいなかったですけど(笑)。

―ちなみにヒップホップに出会うまではどんな少年だったんですか?

RAU DEF:ヒップホップに出会った後もそうですけど、超運動オンチで、勉強もできなくて、習い事も部活さえも続かなくて。

―続かないっていうのは、興味が湧かなかった?

RAU DEF:何にもなかったですね、魅力が(笑)。勉強できなくてもスポーツできたり、その逆もあったりするけど、どっちもできないから「オレってホントどうなんだろう?」って思ってて。

マイク1つで野望を叶える RAU DEFインタビュー
RAU DEF

―じゃあヒップホップに出会って「これしかねえ」と。

RAU DEF:そうっすね。生きがいを感じられるものが見つかってよかったっす。

―実際にラップをやり始めたのはいつごろから?

RAU DEF:とりあえず中学でヒップホップをしっちゃかめっちゃか聴きまくって、日に日にやりたくなっていったんですけど、中学生だからクラブとか行けないし、結局できなくて。千葉の市川の出身なんですけど、周りにやってるやつもいないし、大体B-BOY俺一人だけだし。

―(笑)。

RAU DEF:それで「俺どうやったらラッパーになれるんだよ」って思いながら中学卒業したんですけど、高1のときの彼女の兄貴がDJをやってて、イベントとか出てるって言うから、「俺ラッパーになりたいんです」って頼み込んで。そうしたら「じゃあラップ書いてきてよ」って言われて、それが始まりですね。

Page 1
次へ

リリース情報

RAU DEF<br>
『ESCALATE』
RAU DEF
『ESCALATE』

2010年9月10日発売
価格:2,300円(税込)
FILE RECORDS FRCD-202

1. -FIANCE- Produced by PUNPEE
2. DREAM SKY Produced by PUNPEE
3. ESCALATE Produced by PuB KEN
4. RAC BANG feat. HISTORIC Produced by PUNPEE
5. STUPID DECISION Produced by NAKKID
6. -MUSEUM- Produced by ZAKK
7. とりまえず Produced by PUNPEE
8. NAMIDA feat. S.L.A.C.K. Produced by S.L.A.C.K.
9. THAT'S WAKAZO!! feat. POCKY Produced by PuB KEN
10. I'M Produced by ZAKK
11. STINGA Produced by STUTS
12. -KOSAME- Produced by PuB KEN
13. DOGGG RACE Produced by JASHWON

プロフィール

RAU DEF

ヤバいヤツがまた現れた。一体今までどれだけのラッパーが新世代と呼ばれて来ただろう。小難しい理屈はどうでもいい、これぞ超感覚的HIPHOP。RAU DEFがフロウすると誰もがその気持ち良さに身を任せる。09年に発表されたSEEDA & DJ ISSO『CONCRETE GREEN 9』や、PSGの特典音源『M.O.S.I Remix』等でその才能を遺憾なく発揮し、遂にデビューアルバム『ESCALATE』が完成。iTunes「今週のシングル」やスペースシャワーTV「Black File」 が選ぶ2010年注目のアーティスト「LEADER OF NEW SCHOOL 2010」にも選ばれるなど注目を集めている。

SPECIAL PR 特集

もっと見る

BACKNUMBER PR 注目のバックナンバー

もっと見る

PICKUP VIDEO 動画これだけは

岩井勇気(ハライチ)『ひねくれとか言われても俺はただ自分が進みたい道を選んでるだけ』

ドリームマッチでの『醤油の魔人 塩の魔人』、ラジオで突如披露した推しキャラケロッピをテーマにしたEDM調楽曲『ダメダメケロッピ』など、音楽的な才能に注目が集まる岩井勇気。今回はミツカン「こなべっち」とタッグを組み、自らがマイクを取ってラップに挑戦。しかもこの動画、岩井がこれまでラジオや書籍の中で言及してきた、珪藻土のバスマットや、海苔、メゾネットタイプの部屋、クラウス・ノミなどのネタが詰まっていて、まさか岩井さんの自宅なのでは……? と隅々まで見てしまう。つぎはぜひ、自作のトラックとリリックによる曲が披露されることを待っています。(川浦)

  1. 映画『82年生まれ、キム・ジヨン』が突きつける、社会に深く根づく性差別 1

    映画『82年生まれ、キム・ジヨン』が突きつける、社会に深く根づく性差別

  2. 横浜流星が「つらいかぜ」を打ち砕く プレコールの新CM「闘い続ける」篇 2

    横浜流星が「つらいかぜ」を打ち砕く プレコールの新CM「闘い続ける」篇

  3. ジョン・レノンが時代に残す闘いの爪痕、ヨーコがもたらしたもの 3

    ジョン・レノンが時代に残す闘いの爪痕、ヨーコがもたらしたもの

  4. 木村拓哉を操上和美が撮影『SWITCH』原宿特集に小泉今日子、池田エライザら 4

    木村拓哉を操上和美が撮影『SWITCH』原宿特集に小泉今日子、池田エライザら

  5. King Gnu井口理が獣医師役 野村不動産「プラウド」ブランドムービーが公開 5

    King Gnu井口理が獣医師役 野村不動産「プラウド」ブランドムービーが公開

  6. 高橋一生主演×荒木飛呂彦原作ドラマ『岸辺露伴は動かない』12月NHKで放送 6

    高橋一生主演×荒木飛呂彦原作ドラマ『岸辺露伴は動かない』12月NHKで放送

  7. カルティエの新作キャンペーンに常田大希、池田エライザ、野田洋次郎ら起用 7

    カルティエの新作キャンペーンに常田大希、池田エライザ、野田洋次郎ら起用

  8. 大滝詠一『A LONG VACATION』40周年記念盤が全音楽記録媒体でリリース 8

    大滝詠一『A LONG VACATION』40周年記念盤が全音楽記録媒体でリリース

  9. YOASOBIがGoogle PixelのCMソングを担当 新曲“アンコール”を起用 9

    YOASOBIがGoogle PixelのCMソングを担当 新曲“アンコール”を起用

  10. スピッツ、全着席のコンサートを11月に東京ガーデンシアターで開催 10

    スピッツ、全着席のコンサートを11月に東京ガーデンシアターで開催