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Caroline×鹿野友美(4 bonjour's parties)対談

Caroline×鹿野友美(4 bonjour's parties)対談

インタビュー・テキスト
金子厚武
撮影:柏井万作

(台湾に行くことになったときは)「小鹿ちゃん募金」みたいのを作ってくれました(鹿野)

―では一方で、鹿野さんは岐阜に住みながら4bonの活動に参加していた時期があるんですよね?

Caroline×鹿野友美(4 bonjour's parties)対談

鹿野:26ぐらいまではこっち(東京)で活動してたんですけど、私はひとりっ子で、親には早く帰ってきて一緒に住みたいって言われてて。岐阜だし通おうと思えば来れない距離でもないと思って帰ったんですけど、しばらくしたらCDが出せることになって、「おお!」と(笑)。4bonってホントにマイペースで活動してるから、まさかそういう転機が起こるなんて思わなくて。ライブの本数も増えてきて、そのたびに新幹線や夜行バスでこっちに来て、結局半分半分ぐらいの暮らしになっちゃったんですね。こっちに2週間いて、2週間帰って、またこっちに来て、みたいな生活を2年ぐらいしていて。

―体力的にも精神的にも、それこそ金銭的にも厳しかったと思いますが、それでも続けてこられたのはなぜだったんでしょう?

鹿野:ラッキーなことに周りのサポートがあって、岐阜ではカフェで働いてたんですけど、そこのスタッフもお客さんも応援してくれて、「休んでいいからツアー行ってきな」とか「岐阜に帰ってきたときだけ働いてくれればいいから」とかって言ってくれて。「台湾に今度行くんです」ってなったときも、岐阜では「小鹿ちゃん」って呼ばれてたんですけど(笑)、「小鹿ちゃん募金」みたいのを作ってくれて、本当に助けてもらってきました。

キャロライン:えー、すごい!

鹿野:そうやって周りに恵まれたから何とかやってこれたのかなって。あとはメンバーも、私はライブの前日にしか東京に来ないので、練習も1回のスタジオだけだし、新曲もなかなか練習できない、それをみんなが許してくれたからできたんだなって。

―なるほどね。そういう時期があったから今メンバーが2人オーストラリアに行っても動じずに活動を続けることができるわけですね。

鹿野:そうそう、やり方次第でどんな活動でもできるんだねって。

音楽はライフスタイルの一部というか、もっと言うと宗教みたいな感じなのかもしれない(キャロライン)

―mice paradeも国をまたいで活動してるバンドだから、やっぱり大変なことは多いですよね?

キャロライン:レコーディングは時間がかかりますね。自分がいいと思って送ったもの(データ)を相手が変えて欲しがったり、やり取りに時間がかかっちゃう。それでも今のスタイルが好きな理由は、自分のパートにひとりで集中できるってことで、もしmice paradeの全員がスタジオに入って、私が歌ってるのを聴いてたら、私は歌えないと思う(笑)。

鹿野:私たちの場合は元々メンバーみんな日本にいるときから時間かかってたんで、そんなに変わってない気もします(笑)。

―自分のパートに集中できるっていうのはどうですか?

鹿野:うーん…。

キャロライン:彼女は優秀だから大丈夫なのよ(笑)。

鹿野:(笑)。私は自分のパートよりも他の人のパートが気になっちゃって、「もうちょっとやり直したら?」とか色々言うので、私がいるとみんながやりづらいかもしれないです(笑)。

―今のmice paradeって、キャロラインさん以外みんな男性ですよね? それって大変じゃないですか?

キャロライン:タイヘン! ツアーに出たりすると、やっぱり男性の時間で動くので、女性が必要とする時間を理解してもらえないの。洋服もせめて洗濯ぐらいしたいけど、男性は毎日同じものを着てたり(笑)。一応私のことを考えてくれて、オープニングアクトに女性のアーティストを呼んで、一緒に過ごす時間を作ったりはしてくれてます。

―その点4bonは3人女性メンバーがいるからいいですよね。

鹿野:4bonは女性が全員年上の姉さんバンドなんで、女性が「こうしたい」って言うと、(男性は)「はい!」って感じなんです(笑)。私のあだ名は「姫」なんですけど、1番わがまま言ってます(笑)。

―大奥みたいな感じだ(笑)。キャロラインさんはmice paradeの中では1番年下ですよね?

キャロライン:でも私が1番年上のように感じる(笑)。他のメンバーはみんな幼くて、勝手で…。

―男性代表として代わりに謝っておきます(笑)。でもやっぱり大勢いるっていうのはその分楽しいですよね。

キャロライン:もちろん! ツアーの最後になるといつも「帰りたくない!」って思う。

―では最後に大きな質問です。お2人がそれぞれ自分のペースで続けている「音楽」とは、それぞれにとって一体どんなものでしょうか?

キャロライン:ライフスタイルの一部というか、もっと言うと宗教みたいな感じなのかもしれない。いつでも音楽のことを考えてるし、いつでも何らかの形で音楽に関わることをやってる、ホントに生活の一部です。

鹿野:唯一続けてるものかな。「続けたい!」と思って続けてるわけではないんですけど、やめたいと思ったことはないし、音楽だけはやってもやってももっともっとっていう気になるから、どうしても続けちゃうものなのかなって。なぜかと言われるとわからないんですけどね。

―そういうものですよね。今日はどうもありがとうございました。2月の共演楽しみにしてます。

キャロライン:イェー! 私もすっごく楽しみ!

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イベント情報

viBirth × CINRA presents
『exPoP!!!!! volume47』

2011年2月24日(木)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:東京都 渋谷O-nest

出演:
Caroline
SOUR
4 bonjour's parties
Schroeder-Headz

料金:無料(2ドリンク別)
※ご予約の無い方は入場できない場合があります。ご了承下さい。

リリース情報

4 bonjour's parties
『okapi horn』

2010年12月8日発売
価格:2,400円(税込)
YOUTH-107

1. skipping birds & stones
2. pins and needles
3. optical song
4. yottie
5. o-micron
6. ventilation
7. hypnosis
8. valzer di onesti
9. tap tap
10. oma

CAROLINE<br>
『VERDUGO HILLS』
CAROLINE
『VERDUGO HILLS』

2011年1月12日発売
価格:2,400円(税込)
YOUTH-112

1. Balloon
2. Swimmer
3. Sleep
4. Seesaw
5. Words Flutter
6. Pink Gloom
7. Waltz
8. Lullabye
9. Snow
10. Gone
11. Seesaw(Dntel Mix)
12. Waltz(Her Space Holiday's Far Away Friends Mix)

プロフィール

Caroline

沖縄出身の女性SSW。J-POPシンガーOLIVIAの実妹。2006年、ファーストアルバム『Murmurs』リリース。その透明感溢れる歌声が、Björk、múmなどを引き合いに出されながら高く評価される。2007年以降、Mice Paradeのボーカルを務める。2011年1月、セカンドアルバム『Verdugo Hills』リリース。前作同様、ミニマルなエレクトロニカを基調としながら、芳醇さを増したオーガニックで温かみのあるトラックが、表現力にさらなる広がりが生まれた歌声を包み込み、天上の音楽とでも言うべき荘厳な美しさを湛えた作品に。

4 bonjour's parties

2001年より自由で良質な音楽を追求する大所帯室内開放音楽集団。男女混声のハーモニーが、ビブラフォンや、フルート、トランペット、クラリネットなど、オーガニックでエレクトロなサウンドに優しく包まれる。USでのリリース、Her Space Holidayのバックバンド、フランスのTake Away Show出演、オーストラリアでのツアーや台湾の大型フェス出演など、国際的に活躍。音楽への愛情、好奇心、探究心、喜びが溢れまくった、まばゆいばかりの傑作セカンドアルバム『okapi horn』を2010年12月にリリース。

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突然少年“火ヲ灯ス”

教室でも放課後でも負け続けたこと、弱さ故に大事な友達も傷つけてきたことーー振り返るほど情けなさでズタズタになってきた自分達の青春を全部吐き出しながら、だからこそ今まで裏切らず側にいてくれた人を離さず抱き締めて生きていきたいのだと表明する1stアルバムが『サンキュー・マイ・フレンド・アンド・マイ・ファミリー』だ。ブッチャーズ、eastern youth、NUMBER GIRLを抱き締めて離さない号泣ファズは変わらぬまま、アルバムタイトルの通り「誰に何を歌いたいのか」に重心を置いた結果としてバンドサウンドが撚られ、歌がグッと前に出た。汗と唾を撒き散らす激情の成分はやや減ったが、あなたと友達になりたい、友達との絆を目一杯歌いたい、だからまずは自分達が素っ裸になってあなたと向き合いたいという意志がスウィートなメロディに乗って突き抜けている。「たったそれだけ」をたったひとりに伝えるためにもんどり打つ、バンドの核心がそのまま映し出されたMV。端からライブの中核を担ってきた名曲がさらに躍動している。(矢島大地)

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