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Caroline×鹿野友美(4 bonjour's parties)対談

Caroline×鹿野友美(4 bonjour's parties)対談

インタビュー・テキスト
金子厚武
撮影:柏井万作

私たちコラボレーションすれば上手くいくね(笑) (キャロライン)

―鹿野さんも昔から音楽をやって行きたいっていう気持ちがあったんですか?

鹿野:私はちっちゃい頃にピアノが欲しいって駄々をこね(笑)、小学校の鼓笛隊ではトランペットをやったり、中学では吹奏楽でフルートを始めて、それが今もずっと続いてるって感じです。

キャロライン:いろんな楽器ができるのって凄い!

―でもキャロラインさんもいろんな楽器を演奏しますよね?

キャロライン:いろんな楽器を試すんだけど、ちょこちょこっとしかできないんです(笑)。私の場合はお母さんに半ば無理やりピアノを始めさせられて、お姉ちゃんと一緒にやってたんですけど、お姉ちゃんはピアノをやめてアクターズ・スクールに行って(キャロラインの姉はシンガーのオリヴィア)、踊りと歌をやってたから、私には絶対ピアノを続けさせたかったみたい。私も歌って踊りたかったんだけど(笑)。

―(笑)。

キャロライン:それで、中学に入ってからは実は私も4年間フルートをやっていて、高校の頃からエレクトロニック・ミュージックに興味を持ち始めて、今までずっと続いてるって感じです。でも、ずっとエレクトロニック・ミュージックをやってて、4bonを観たり、mice paradeに参加したりすると、「私も生の楽器を入れたい!」って気持ちになってきてる。コンピューターって画面との格闘だから目も痛くなるし、技術的なトラブルがあると気が狂いそうになるの!

鹿野:逆に私はダメなんですよ、電気が入っちゃうと(笑)。わけがわからないんで、未だに不思議なんですよね。だから、私からすればコンピューターを使えるのがすごくうらやましい。

キャロライン:じゃあ私たちコラボレーションすれば上手くいくね(笑)。

安定できる方向に進みかけることもあるんだけど、そうするとやっぱり幸せじゃなくなっちゃう(キャロライン)

―うん、ぜひやって欲しいですね。あとお2人共、自分のペースで音楽を続けて、オリジナリティー溢れる音楽を作っているのが面白いなと思っていて。キャロラインさんは、一時メジャーとの契約寸前まで行ったものの、それを拒んで自身の音楽を追求する道を選んだんですよね?

キャロライン:いつも自然体で進むっていうのが私のモットーなんですけど、メジャーに行くのは自然なことではなかったんです。1作目の『Murmurs』のレコーディングを日本で進めていく中で、レコーディング自体は楽しかったんですけど、事務所もいてレコード会社もいて、ひとつやるごとに向こうの意見が足されていって、どんどん自分の作品じゃなくなっていく過程に嫌気が差して、「私にはこれ(メジャーでの活動)はできない」って言ってやめたんです。

―なるほど。

キャロライン:私はお姉ちゃんを見て育ってるから、自分が同じ道に行くことが想像できなかったんですね。お姉ちゃんと私は性格も対照的で、お姉ちゃんは人を引きつける力を持ったエネルギッシュなシンガーで、みんなの前で自分を表現できる人だけど、私は内向的で、ひとつのことを集中してやるのが好きなんです。だから、与えられたメジャーっていう道じゃなくて、自分の道を進むべきだと思ったんです。

―キャロラインさんの作品からは実際にすごくパーソナルな世界観が感じられますもんね。

キャロライン:ホントにその通りで、私は自分というものを音楽を通して表現してるつもりです。生活のすごく細かいことも反映されていて、例えば、目についたキーホルダーの音を入れたりとか、新作に入ってる“Swimmer”っていう曲は、「Swimmer」っていうブランドのキャラクターが机の上に置いてあって、「この曲は“Swimmer”にしよう」って思ったり、ホント無意識に自分の生活とか人生を取り込んでて、いろんな感情が曲に出てきてるんだと思う。

―じゃあ、メジャーを蹴るっていうのは難しい選択だったとは思うけど、現状には満足してる?

キャロライン:うん、もちろん幸せです。ただ、自分の好きな音楽をやってると、金銭的に難しいときがあるのも事実で、安定できる方向に進みかけることもあるんだけど、そうするとやっぱり幸せじゃなくなっちゃう。実は将来のことを考えて先生になる勉強をしていて、教育免許も取得して、教育実習も視野に入れたんだけど、それは今から10年後にやりたければやればいいし、今の自分にはやっぱり音楽が第一なので、ずっとやっていきたいなって。

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イベント情報

viBirth × CINRA presents
『exPoP!!!!! volume47』

2011年2月24日(木)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:東京都 渋谷O-nest

出演:
Caroline
SOUR
4 bonjour's parties
Schroeder-Headz

料金:無料(2ドリンク別)
※ご予約の無い方は入場できない場合があります。ご了承下さい。

リリース情報

4 bonjour's parties
『okapi horn』

2010年12月8日発売
価格:2,400円(税込)
YOUTH-107

1. skipping birds & stones
2. pins and needles
3. optical song
4. yottie
5. o-micron
6. ventilation
7. hypnosis
8. valzer di onesti
9. tap tap
10. oma

CAROLINE<br>
『VERDUGO HILLS』
CAROLINE
『VERDUGO HILLS』

2011年1月12日発売
価格:2,400円(税込)
YOUTH-112

1. Balloon
2. Swimmer
3. Sleep
4. Seesaw
5. Words Flutter
6. Pink Gloom
7. Waltz
8. Lullabye
9. Snow
10. Gone
11. Seesaw(Dntel Mix)
12. Waltz(Her Space Holiday's Far Away Friends Mix)

プロフィール

Caroline

沖縄出身の女性SSW。J-POPシンガーOLIVIAの実妹。2006年、ファーストアルバム『Murmurs』リリース。その透明感溢れる歌声が、Björk、múmなどを引き合いに出されながら高く評価される。2007年以降、Mice Paradeのボーカルを務める。2011年1月、セカンドアルバム『Verdugo Hills』リリース。前作同様、ミニマルなエレクトロニカを基調としながら、芳醇さを増したオーガニックで温かみのあるトラックが、表現力にさらなる広がりが生まれた歌声を包み込み、天上の音楽とでも言うべき荘厳な美しさを湛えた作品に。

4 bonjour's parties

2001年より自由で良質な音楽を追求する大所帯室内開放音楽集団。男女混声のハーモニーが、ビブラフォンや、フルート、トランペット、クラリネットなど、オーガニックでエレクトロなサウンドに優しく包まれる。USでのリリース、Her Space Holidayのバックバンド、フランスのTake Away Show出演、オーストラリアでのツアーや台湾の大型フェス出演など、国際的に活躍。音楽への愛情、好奇心、探究心、喜びが溢れまくった、まばゆいばかりの傑作セカンドアルバム『okapi horn』を2010年12月にリリース。

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