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誤解を恐れずこだわり抜くバンド「ザ50回転ズ」

誤解を恐れずこだわり抜くバンド「ザ50回転ズ」

インタビュー・テキスト
タナカヒロシ
2011/08/01

自分が聴きたい音楽、自分が見たい映像を作る。すべてのアーティストが共通して考えていることだが、現実にそれを実行するのは簡単なことではない。個性的なマッシュルームカット、お揃いの衣装に身を包み、自らが信じるロックンロールを鳴らし続けるザ50回転ズは、どのようにしてその壁を乗り越えてきたのか。世界の音楽をザ50回転ズ流にロックンロール化した最新作『ロックンロール世界旅行』を作り上げ、『東京残酷警察』で数々の映画賞を受賞した西村喜廣監督による衝撃のミュージックビデオを発表するなど、過去最高にやりたい放題を貫いた彼らに、そのこだわりについて語ってもらった。

※最終ページでは、西村喜廣監督のインタビューと“KILLER”の名(迷?)場面集も掲載しております。

「こんな感じやった気がする」でやってしまうという、その浅はかさゆえの異常なキャッチーさ

―ニューアルバムの『ロックンロール世界旅行』、これは誉め言葉なんですが、素晴らしいなんちゃって感ですね!

ダニー(ボーカル&ギター):そうなんです! 今回の作品に関しては、それは最高の誉め言葉だと思ってます!

―すごく振り切れた作品ですけど、なんで世界旅行をテーマにした作品を?

ドリー(ベース&ボーカル):前回の『ロックンロール・マジック』はコンセプトを決めて作ったミニアルバムだったんですけど、「次もコンセプトを決めたミニアルバムでいきたいよね」と話しているときに、ダニーから「世界の音楽を50回転ズがなんちゃってでロックンロールにしてみるのはどうだろう?」→「いいねぇ!」って。

―「いいねぇ!」なんだ(笑)。

ボギー(ドラム&ボーカル):即決でしたね。

ダニー:そこで誰も反対しないというね(笑)。最初に世界の音楽ってそれぞれ「だいたいこんな感じ!?」っていうぼやっとしたイメージがあったんですけど、。そこから新たにレコードを買ったり、インターネットで調べたりする事を禁止してあえてぼんやりしたイメージのまま作ってみよう! と。

―間違った想像をそのまま曲にするみたいな。

ダニー:それなんですよ! タランティーノの映画で間違った日本の解釈がされているような、ああいう勘違い感も楽しんでもらいたかったんです。もともとガレージパンクって、アメリカ東海岸のガキンチョたちが始めたらしいんですけど、音楽的に突き詰めることとかせずに「こんな感じやった気がする」でやってしまうという、その浅はかさゆえの異常なキャッチーさがあったと思うんですよ。そういうのに憧れてバンドをやってきたし、俺らがこういう発想に至ったというのは、ごく自然な流れかなと。

―そのほうが下手に真似するよりもオリジナリティも出ますしね。ビデオクリップの監督には西村喜廣さんを起用して、前回の井口昇監督に続いて映像に力を入れてますけど。

誤解を恐れずこだわり抜くバンド「ザ50回転ズ」
ダニー(撮影風景)

ダニー:もともと井口監督と西村監督は一緒に映画を作っていたりしてたんですよ。『片腕マシンガール』とか『ロボゲイシャ』とか。だから、近いところで紹介していただいたんですけど、今回は“KILLER”というけっこうハードなテーマの曲でビデオクリップを作ることにしたので、より際どく撮ってもらえる方がいいなと思って。それでいてポップにガツンと目に飛び込んでくる映像が得意な方にお願いしたいということになり、それなら西村監督しかいないだろうと。

2/4ページ:聴いてくれんのなら諦めるけど、諦める寸前までは自分たちがかっこいいと思うアプローチをしますよと。

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リリース情報

ザ50回転ズ『ロックンロール世界旅行』
ザ50回転ズ
『ロックンロール世界旅行』

2011年7月13日発売
価格:1,890円(税込)
AICL-2260

1. 首狩り族の逆襲
2. ハワイはいいわ
3. ベラルーシより愛をこめて
4. 荒野のタンゴ
5. KILLER
6. ロッキン・カンフー
7. カリブ野郎に気をつけろ!
8. Trip! Trip!
9. 船乗りたちのメロディ
[初回生産限定]
・紙ジャケット仕様

イベント情報

『50回転ズのロックンロール世界旅行ツアー』

2011年9月6日(火)OPEN 18:15 / START 19:00
会場:香川県 高松 DIME

2011年9月10日(土)OPEN 17:15 / START 18:00
会場:北海道 札幌 BESSIE HALL

2011年9月12日(月)OPEN 18:15 / START 19:00
会場:宮城県 仙台 LIVE HOUSE enn 2nd

2011年9月19日(月・祝)OPEN 17:15 / START 18:00
会場:石川県 金沢 vanvan V4

2011年9月21日(水)OPEN 18:15 / START 19:00
会場:愛知県 名古屋 ElectricLadyLand

2011年9月24日(土)OPEN 17:30 / START 18:30
会場:福岡県 福岡 DRUM Be-1

2011年9月25日(日)OPEN 17:00 / START 17:45
会場:岡山県 岡山 IMAGE

2011年9月28日(水)OPEN 18:15 / START 19:00
会場:東京都 赤坂 BLITZ

2011年10月1日(日)OPEN 17:45 / START 18:30
会場:大阪府 大阪 なんばHatch

料金:全公演3,000円(ドリンク別)

作品情報

『HELLDRIVER』

絶賛公開中
監督・脚本・キャラクターデザイン・編集:西村喜廣
VFXスーパーバイザー:鹿角剛司
出演:原裕美子、しいなえいひ、柳憂怜、波岡一喜、岸建太郎、久住みず希、鳥肌実、ガダルカナル・タカ
配給:日活株式会社
日本公開:2011年7月23日~8月19日(東京・銀座シネパトス)

プロフィール

ザ50回転ズ

2004年富田林の「大阪ロックンロール少年院」に収容されていた(という設定)、「徳島の酔いどれ」ダニー(Gt,Vo)、「出雲の妖怪」ドリー(Ba,Vo)、「浪速のドラ息子」ボギー(Dr,Vo)の3人が少年院にて奇跡の出会いをし、結成。チャック・ベリー、ラモーンズ、マミーズなどロックンロール・パンク・サーフ・ガレージ等のバンドから多大なる影響を受ける。これまでに2枚のミニアルバム、3枚のアルバムを発表。デビュー以来、アメリカ/オーストラリア/ドイツと海外ツアーも精力的に行い、国内のみならず海外のロックファンも虜にしている。そのロックンロールを完全に体現した完璧なライブパフォーマンスには定評がある。

西村喜廣

特殊造型、特殊メイク、撮影、照明他、映像制作に必要な技術を独学で習得。 映画表現における「残酷効果」なる新分野を打ち出した。 2008年劇場映画初監督作品『東京残酷警察』はおよそ73もの映画祭にノミネートし、内5つにおいて金賞・観客賞などを受賞。衝撃的なデビューを果たす。 最新作『ヘルドライバー』2011年7月23日より絶賛公開中!!

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