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言語やカルチャーをミックスした表現活動 DUSTZインタビュー

言語やカルチャーをミックスした表現活動 DUSTZインタビュー

インタビュー・テキスト
金子厚武
撮影:柏井万作
2011/08/24

日本語、英語、フランス語が入り混じったオリジナリティの高いミクスチャーロックと、世界で活躍する日本人デザイナーとのコラボレーションによる鮮烈なビジュアルで、華々しく新章の幕開けを飾ったDUSTZが、半年振りとなるニューシングル“spiral”を発表する。アニメ『BLOOD-C』(原作:Production I.G / CLAMP)のオープニングテーマに抜擢されたこの曲は、マイナスをプラスに転化するDUSTZの表現と、アニメの世界観が見事にマッチした仕上がりとなっている。 “spiral”の話はもちろん、震災を挟んだこの半年間の出来事など、バンドの今を探った。

感情を入れて必死で歌うことはこれまでもできたんですけど、逆に感情を入れて必死で歌わないことはできなかったんですよ。

―前回の取材が2月末で、ちょうど震災の前でしたよね。

Ray:いろいろ変わりましたよね、あれから。

―震災の話は追々出てくるかと思うので、ひとまずおいて置くと、この半年は基本的には制作期間だったんですか?

Ray:そうですね。ライブも何度かあって、新しいスタイルになったDUSTZを見せれたんですけど、すごく反応もよくて安心しました。みんな言葉の意味はわからなくても(前シングルの“Criez”の歌詞は、英語、フランス語、日本語がミックスされていた)ノってくれてて、DUSTZのやりたいことをちゃんと提示できたかなって。そうやってライブで得たものは、当然制作にも反映されてると思うし。

―じゃあ、今はアルバムに向けて進んでいる感じですか?

Ray:はい。今のDUSTZのフィルターを通して昔の曲を蘇らせたりとか、楽しい制作期間になってます。歌詞に関しても、“Criez”で土台を作れたから、3人でバランスよく作れるようになったかなって。

―今回の“spiral”もその延長線上にありますよね。あとは3人それぞれの活動もあったと思いますが、Rayくんは役者として『レ・ミゼラブル』に出ていたんですよね。

言語やカルチャーをミックスした表現活動 DUSTZインタビュー
Ray

Ray:自分のフランス人としてのルーツに触れられたという点で、すごく意味深い経験でしたね。僕ら学校(DUSTZの3人はフランス語のインターナショナルスクールに通っていた)でヴィクトル・ユーゴーを暗記させられたりしたんですけど、やっぱり子供じゃわかんないんで(笑)。今回『レミゼ』をやって、初めてヴィクトル・ユーゴーの言いたかったことがわかった気がします。あとはミュージカルだったから歌がすごく多くて、それはDUSTZにも技術的に関係してきたかなって。歌い方がちょっと変わったと思うんです。

―どう変わったんですか?

Ray:感情を入れて必死で歌うことはこれまでもできたんですけど、逆に感情を入れて必死で歌わないことはできなかったんですよ。それが上手くできるようになったかなって。

―KenTくんはどうでした? この半年間。

言語やカルチャーをミックスした表現活動 DUSTZインタビュー
KenT

KenT:やっぱり震災が起きて、音楽に対して考える機会が増えましたね。こういうときだからこそ自分ができることはなんだろうとか、改めて考えました。それを自分はギターリストとして、ギターを媒介にしてアンプからどう音を出せばいいのかなって。昔ギターの先生に、自分の心がギターを通じてアンプから音が出るんだって言われて、その頃はよくわからなかったんですけど、今になってその意味がやっと伝わってきましたね。


―Gusくんにとってはどんな半年だった?

Gus:ひたすら音楽に向かってた感じですね。週に2~3回は個人でもスタジオに入ったし、友達と入って基礎練したり、セッションしたり。歌詞の面でも3人でよく話し合ったし、(Rayが)『レミゼ』で忙しかったときは、(KenTと)2人で集まって、「こういうのどう?」ってやりとりして。だから…より親密になれたなって。

―幼馴染ではあるけど、ここにきてより親密になった?

Ray:友達としては、もう会わなくてもいいぐらい知ってるんですけど(笑)、バンドとしてより親密になれた気がしますね。やっぱり震災があって、僕らが音楽をやる意味を考えたんですよね。それで、今の日本には元気になるような何かがあったらいいなって思ったし、それをちゃんと伝えていかなきゃいけない。その流れもあって、3人でひとつの方向に向けたのは大きかったですね。それは、もちろん“spiral”にも影響してますし。

2/4ページ:普通に聴いてる分にはすごく明るい曲に聴こえるんだけど、歌詞を読むと「ひとつも明るくねえじゃん」っていう、二面性を持たせたいと思って。

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リリース情報

DUSTZ『spiral』
DUSTZ
『spiral』初回限定盤(CD+DVD)

2011年8月31日発売
価格:1,529円(税込)
Epic ESCL-3760~ESCL-3761

1. spiral
2. warning
3. Brilliant Day(DJ BASS Low-Life-Dogs Mix)
4. spiral(アニメVer.)
[DVD収録内容]
・DUSTZライブ映像&SPOT
※アニメステッカーA封入

DUSTZ『spiral』通常盤
DUSTZ
『spiral』通常盤

2011年8月31日発売
価格:1,200円(税込)
Epic ESCL-3764

1. spiral
2. warning
3. Brilliant Day(DJ BASS Low-Life-Dogs Mix)
4. spiral(アニメVer.)

DUSTZ『spiral』期間限定盤
DUSTZ
『spiral』期間限定盤(CD+DVD)

2011年8月31日発売
価格:1,529円(税込)
Epic ESCL-3762~ESCL-3763

1. spiral
2. warning
3. Brilliant Day(DJ BASS Low-Life-Dogs Mix)
4. spiral(アニメVer.)
[DVD収録内容]
・DUSTZライブ映像&SPOT
※アニメ描下しJKデジ仕様+アニメ描下しコンテブックレット付

プロフィール

DUSTZ

2009年『Break & Peace』でメジャーデビュー。同年、フランスの音楽祭に招聘され、数千人を動員する。2010年ドラムが脱退、メンバー全員が日仏ハーフに。世界的なクリエイティブチームによる新キービジュアルを発表し、音楽業界のみならずファッション業界でも大反響を呼ぶ。2011年4月『Criez』をリリース。フランス語×英語×日本語で展開される新世代ハイブリッドロックの誕生。

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