特集 PR

音楽系才女によるガールズトーク Rayons×Predawn対談

音楽系才女によるガールズトーク Rayons×Predawn対談

インタビュー・テキスト
金子厚武
2012/01/16

「Rayons」とは、フランス語で「光線」もしくは「半径」といった意味を表す言葉である。この2つの意味から連想されるのは、満月へと向けて徐々に光が満ちていく半月の様子。それは日の光に満たされる前の「Predawn」=「夜明け前」という言葉と、どこか通じるものがあるように思う。そんなそれぞれの名義を持つ2人の女性アーティスト、Rayonsこと中井雅子と、Predawnこと清水美和子が、ひとつの作品で出会いを果たした。それがRayonsのデビュー作『After the noise is gone』である。

音大でクラシック、現代音楽を学んだ中井と、インディロックをバックグラウンドに持つ清水は、これまでそれぞれの道を歩んできた。しかし、この作品に存在する薄明かりの中から光を見出すような澄んだ空気感は、スタイルの違いを超えて、2人が共有する感覚が音に表れたものに違いない。人生初のインタビューで緊張した面持ちだった中井と、天然のゆるキャラな清水という、2人のキャラクターの違いも面白い、音楽系才女によるガールズトークをどうぞ。

ヤマハって小さい頃から即興したり曲を作ったりする教育だったので、弾くこともそうですけど、作ることも自然にやってたんです。(Rayons)

―お2人は共通の知人を通じてお知り合いになったそうですね?

Rayons:大学のサークルの後輩が美和子ちゃんの高校の先輩で、その人がウェブで(Predawnを)紹介してたのを見て試聴したら、すごくよくて。

Predawn:(小声で)恐縮です…。

―どこに魅力を感じました?

Rayons:私はハンネ・ヒュッケルバーグっていうシンガー・ソングライターのことが大好きなんですけど、ああいう雰囲気の声を持ってる日本人ってあんまりいないと思うんです。でも美和子ちゃんの声はすごく近くて。

―実際初めて会ったのはいつ頃なんですか?

Rayons:2年前ぐらいかな…その後に自分の作品を作り始めて、誰かに歌ってもらいたいと思った時に、「そういえばあの子がいいかも」みたいな。

Predawn:その先輩に「紹介したい人がいる」って言われて、1回カレー食べに行きましたよね? そのときにデモの音源をいただいて…

Rayons:「できれば歌ってもらいたいので、とりあえず音源聴いてみてください」って渡したんです。それからしばらくしてお返事をいただいて、「やりましょう」と。

―なるほど。そこから2年の月日を経て、遂に作品が完成したわけですね。Rayonsとしてはデビュー作になるので、まずはプロフィール的な部分をお伺いしたいのですが、音楽はいつ頃から始められたのですか?

Rayons:年長さんぐらいからずっとピアノを習ってました。ヤマハの音楽教室に行ってたんですけど、ヤマハって小さい頃から即興したり曲を作ったりする教育だったので、弾くこともそうですけど、作ることも自然にやってたんです。

―清水さんは今でこそアコギがトレードマークですけど、元々はピアノもやられてたんですよね?

Predawn:そうです。私も4歳ぐらいから(教室に)通ってました。

―お2人ともその年代からやってたっていうのは、親の勧めだったんですか?

Predawn:姉が先に習ってて、真似して弾いてたら、入れられました(笑)。

Rayons:私も姉がやってて、教室にお母さんと一緒について行ってたんです。そうしたら、お姉ちゃんを差し置いて踊ったりしてたみたいで…私も入れられました(笑)。

―「この子にはやらせるべきだ」って思ったんでしょうね(笑)。でも、清水さんは徐々にピアノからアコギに移ったわけですよね?

Predawn:ギターも兄姉がやってたんですけど、そっちは中学ぐらいから自己流で弾き出しました。スッと手に取れて、音が鳴るっていうのがよかったんだと思います。

―ちなみに、中井さんはギターの経験は?

Rayons:ギターはもう2回ぐらい挫折してます(笑)。すっごい痛いんですよ、左手が。そこを乗り越えろって言われるんですけど…

Predawn:はい、慣れれば…

Rayons:うーん…難しい(笑)。でも、ホント弾けたらいいなって思います。全然発想が違うから。

Predawn:そうですね。出てくるフレーズとか曲は、ホントにそれぞれだなって思いますね。

Page 1
次へ

リリース情報

Rayons『After the noise is gone』
Rayons
『After the noise is gone』

2012年1月18日発売
価格:1,600円(税込)
Pokhara Records RDCA-1021

1. Ivy
2. Damn it, Shut it, Release it
3. Go over
4. Halfway
5. Love is a personal thing
6. Take me to the fairyland

イベント情報

『Rayons "After the noise is gone" release party Sylvain Chauveau Japan Tour 2012』

2012年4月14日(土)OPEN 17:00 / START 17:30
会場:東京都 下北沢 富士見丘教会
出演:
Rayons(with Predawn)
Sylvain Chauveau
and more
料金:前売3,000円 当日3,500円(共にドリンクチャージなし)

プロフィール

Rayons(レイヨン)

現代音楽家・中井雅子のソロプロジェクト。 音大にて現代音楽、クラッシック等、さまざまな作曲を学び、卒業後、音源製作を中心に据えた活動を開始。 本作品では、作曲 / ストリングスアレンジ / ピアノ演奏等を担当している。 彼女が紡ぎ織りなす世界は、ファンタジーとダークネスな感情が重なり共鳴し、特有の美しさとノイズを生み出している。

Predawn

Predawn (プリドーン=夜明け前)を名乗る、女性ソロシンガーソングライター。かわいらしくも凛としたたたずまいと、天性の声に魅了されるリスナーが続出している。UKロック、オルタナティブロック、ルーツミュージックを独自に昇華し、少々ひねくれつつもドリーミングかつヒーリング的な聴き心地が融合した音楽は、国内のおいて類を見ない。2010年6月に1stミニアルバム『手のなかの鳥』をリリースし、日本全国でロングセールスを記録中。

SPECIAL PR 特集

もっと見る

BACKNUMBER PR 注目のバックナンバー

もっと見る

PICKUP VIDEO 動画これだけは

PAELLAS“Orange”

1stデジタルシングルから“Orange”のMVが公開。Spikey Johnが監督を務め、研ぎ澄まされたクールな表現で楽曲を彩る。次第に日が落ちていく情景はどこかメランコリックで、いつの間にか私たちは彼らに物語を見出そうとしてしまっていた。過ぎ去った夏に思いを馳せながら、映画のように濃密な4分間をゆったりと味わえるはず。(野々村)

  1. BABYMETALからYUIMETALが脱退、新体制での新曲が本日配信リリース 1

    BABYMETALからYUIMETALが脱退、新体制での新曲が本日配信リリース

  2. TWICEドームツアー来年開催 東京ドーム2DAYS&ナゴヤドーム&京セラドーム 2

    TWICEドームツアー来年開催 東京ドーム2DAYS&ナゴヤドーム&京セラドーム

  3. 松岡茉優が初主演作『勝手にふるえてろ』からの1年を振り返る 3

    松岡茉優が初主演作『勝手にふるえてろ』からの1年を振り返る

  4. 高岩遼、28歳。ギャングな姿の奥にある、弱音や生い立ちを明かす 4

    高岩遼、28歳。ギャングな姿の奥にある、弱音や生い立ちを明かす

  5. サニーデイ・サービスの生き急ぐような2年間の真相。5人が綴る 5

    サニーデイ・サービスの生き急ぐような2年間の真相。5人が綴る

  6. 平手友梨奈×市川染五郎がラジオで対談 12月にJ-WAVEで放送 6

    平手友梨奈×市川染五郎がラジオで対談 12月にJ-WAVEで放送

  7. 柳楽優弥×新田真剣佑がスキンケアに没頭するギャツビー新CM 曲は米津玄師 7

    柳楽優弥×新田真剣佑がスキンケアに没頭するギャツビー新CM 曲は米津玄師

  8. LILI LIMITが12月に解散、ラストワンマンは結成の地・山口 8

    LILI LIMITが12月に解散、ラストワンマンは結成の地・山口

  9. Chim↑Pomが、「ロボット」でなく「人間」レストランを開く理由 9

    Chim↑Pomが、「ロボット」でなく「人間」レストランを開く理由

  10. 野木亜紀子脚本のNHKドラマ『フェイクニュース』。報道出身Pが明かす想い 10

    野木亜紀子脚本のNHKドラマ『フェイクニュース』。報道出身Pが明かす想い