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ベビメタで評価されても飽き足りない。ゆよゆっぺの核心を突く

ベビメタで評価されても飽き足りない。ゆよゆっぺの核心を突く

DJ'TEKINA//SOMETHING『KAWA-EDM』
インタビュー・テキスト
柴那典
撮影:田中一人 編集:矢島由佳子

ゲーム実況だって、生放送主だって、それを仕事にできるのは特殊な人だと思うんです。自分を捨てることが求められるわけですから。

―Crossfaithはいまや海外のメタルフェスに出演しているわけですよね。でも、ゆよゆっぺさんも、自分が書いた曲がBABYMETALを通してちゃんと世界中で受け入れられている。作家としての名前、クリエイターとしての名前は、ひとつのブランドができつつあると思うんです。

ゆよゆっぺ:ありがたいですね。

―でも、作家としての評価だけでは飽き足りないところがある?

ゆよゆっぺ:そうなんです。“KARATE”を書けたこと、それが認められたことはすごく嬉しいんですけれど、それだけだと何か違うんです。

―今のゆよゆっぺさんは、クリエイターとしてだけじゃなく、アーティストとしても多チャンネルですよね。DJ'TEKINA//SOMETHINGの活動も、GRILLED MEAT YOUNGMANSの活動もある。そして最近ではソロでYouTuber的なこともやっている。

ゆよゆっぺ:YouTubeで登録者数が3000人にならないとCDが出せないという挑戦をしています。現時点(インタビュー収録日は5月16日)であと20人くらいなんですよ。

―YouTubeの動画もいくつか拝見したんですが、弾き語りに加えて、ゲーム実況みたいなこともやろうとしている。

ゆよゆっぺ:はい、そうです。

―なんというか、本当に「いっちょかみ」だなぁ! って思うんですけど。

ゆよゆっぺ:ははははは!

―なんでゲーム実況をやろうと思ったんですか?

ゆよゆっぺ:ゲーム実況、本当に好きなんです。ニコニコ動画で、大将さんとか最終兵器俺達とか、有名な実況者さんたちの動画を見ると、楽しそうなんですよね。僕が辛そうに音楽をやっているのがバカバカしいレベルで楽しそうなんです。それを見たらやりたくなって。

―たしかに、今はニコニコ動画でもYouTubeでもゲーム実況が音楽以上に人気ジャンルになってますよね。かつての10代はモテようと思ってバンドを始めたかもしれないけれど、今の10代はモテようと思ったらゲーム実況を始めるような世の中になっている、とも言える。

ゆよゆっぺ:そうですね。でも、ゲーム実況とか、生放送とか、YouTuberとか、そういうことをやって女の子からキャーキャー言われたり、お金を得られたりしているのって、何かおかしいと思うんです。小学生のなりたい職業ランキングにYouTuberが入ってるなんて、おかしな話じゃないですか。

―でも、ゆよゆっぺさんはそれをやろうとしてましたよね。

ゆよゆっぺ:そうなんです(笑)。だから楽なことじゃない、って言える。YouTubeで動画を作って「こんなに大変なんだ!」ってわかりました。ゲーム実況だって、生放送主だって、それを仕事にできるのは特殊な人だと思うんです。音楽とかイラストを作るより難易度は高いと思う。自分を捨てることが求められるわけですから。

―たしかにそうですね。

ゆよゆっぺ:僕はゲーム実況とか生放送って、究極の二次創作だと思っているんです。そこには多大なるスキルが求められるし、やらなきゃいけないことがたくさんある。これを毎日やるなんて無理だって思います。だから僕はオススメしたくないです(笑)。モテるためにやるようなものじゃない。

ゆよゆっぺ

―ゆよゆっぺさんは、あくまでアーティストとして、自分自身が表舞台に立ちたいと思っている。その欲求はどういうところにあるんですか?

ゆよゆっぺ:やっぱり、僕は自分をさらけ出して、本気で音楽をやりたいんですよ。それはきっと、10代の頃にSaosinに出会って、感情の吐き出し方とかぶちまけ方を教えてもらったことが根源にあるんだと思います。でも、裏方として曲を書いても、動画を作っても、結局のところ、自分をさらけ出すことはできていないから。それに、自分自身が、何十年も残るアーティストになりたいんです。「俺がいた」という証明をちゃんとしたい。承認欲求が強いだけなのかもしれないですけどね。

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リリース情報

DJ'TEKINA//SOMETHING『KAWA-EDM』
DJ'TEKINA//SOMETHING
『KAWA-EDM』(CD)

2016年5月25日(水)発売
価格:2,268円(税込)
AVCD-93429

1. ヘドバンギャー!!(BABYMETAL)TEKINA REMiX
2. でんでんぱっしょん(でんぱ組.inc)TEKINA REMiX
3. シェキメキ!(Dream5)TEKINA REMiX
4. プリプリSUMMERキッス(SUPER☆GIRLS)TEKINA REMiX
5. 夏祭り(Whiteberry)TEKINA REMiX
6. 恋の天気予報(ウェザーガールズ)TEKINA REMiX
7. 鼓動の秘密(東京女子流)TEKINA REMiX
8. IDOL(BiS)TEKINA REMiX
9. チェケラ(Cheeky Parade)TEKINA REMiX
10. secret base ~君がくれたもの~(ZONE)TEKINA REMiX
11. White Love(SPEED)TEKINA REMiX

プロフィール

DJ'TEKINA//SOMETHING
DJ'TEKINA//SOMETHING(でぃーじぇい てきな さむしんぐ)

またの名をゆよゆっぺ。VOCALOID-Pとして、キャリアをスタートさせ、その後ヤマハミュージックコミュニケーションズからメジャーデビュー。BABYMETAL、ももいろクローバーZ、バンドじゃないもん!、ERIHIRO等の楽曲制作を手がける。DJ'TEKINA//SOMETHINGとしては数々のロックフェスに登場。『ROCKIN' ON JAPAN FES』に3年連続の出演、『SUMMER SONIC 2015』へ出演、さらに『COUNT DOWN JAPAN』にも出演している。海外イベントへの出演も多く、今までに、台湾、インドネシア、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポール等のアジア各国を初め、アメリカ、チリ等へも渡っている。

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