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Suchmosが夢見る成功は、まだ先にある。次世代への意識を語る

Suchmosが夢見る成功は、まだ先にある。次世代への意識を語る

Suchmos『THE KIDS』
インタビュー・テキスト
金子厚武
撮影:田中一人 編集:矢島由佳子
2017/01/25
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1stアルバム『THE BAY』のリリースを控えたSuchmosに取材をするべく、ボーカル・YONCEの地元・茅ヶ崎を訪れたのは2015年の初夏。あれから1年半の間に、バンドを取り巻く状況は急激に変化し、今では彼らの名前や楽曲を耳にしない日はないと言ってもいい。そんな中、遂に完成した2ndアルバム『THE KIDS』は、周囲からのプレッシャーをモノともせず、こちらの想像を軽々と上回る素晴らしい仕上がりになっている。間違いなく、2017年を代表する1枚になるだろう。

1年半前の取材で印象的だったのは、YONCEが「腹の中では中指を立て続けてるんです」と語ってくれたことで、成功への階段を駆け上がっている今も、反骨精神自体は変わっていない。しかし、現在のYONCEはその反骨精神をプラスの力に変え、愛してやまない音楽を共有し、そこに付随するカルチャーを楽しみ、キッズたちの未来に彩りを添えようと奮闘している。今Suchmosを聴かずになにを聴く。

次の欲望とか夢がどんどん生まれてきているんですよね。

―CINRA.NETとしては『THE BAY』(2015年)のリリース時以来、約1年半ぶりの取材となります(前回のインタビュー:Suchmos、男としての生き様をブラックミュージックに込める)。その間の状況は間違いなく右肩上がりだったと言っていいと思うのですが、実際YONCEくん自身はどのように感じていますか?

YONCE:実感は、完全に伴ってきていますね。1年半に起きた出来事を挙げだすと正直濃すぎるので、大雑把な話になっちゃうんですけど、自分たちが作ってきたものがいろんな人に親しまれるようになってきた事実に関しては、「よし」という思いがあります。

ただ、相変わらずできあがったものに対しての未練みたいなものはまったくなくて、もう「次に、次に」って感じなんですよね。自分たちの音楽のトレンドもどんどん変わっているから、『THE KIDS』以降もすでに生まれ始めてる。一言で言うと、「大漁」って感じです(笑)。

YONCE
YONCE

―いっぱい魚が獲れたけど、すでにもう次の漁の計画を立てていると。

YONCE:ホント、そんな感じです。満足できてないとか、そういう意味ではなく、次の欲望とか夢がどんどん生まれてきているんですよね。注目を浴びる視線の量が増えたことはなんとなくわかるようになったので、それに対して、「次はどんな方法でアッと驚かせることができるか?」っていうのを、メンバー六人はもちろん、周りのスタッフも含めて、侃々諤々、楽しみながら動けています。

―階段を一段上がると、またその次にやりたいことが見えてくる。その繰り返しの1年半だったんですね。

YONCE:去年くらいから「横浜スタジアムでワンマンをやりたい」という話をしているんですけど、まだやってもないのに、「その次はあれだな」って、すでに何個か見えていて。「ハマスタやってから考えようよ」とも思うんですけど、そういうスタンスでいないと、そもそもハマスタに辿り着くこともできないのかなとも思う。

YONCE

―逆に、急激な状況の変化に対する戸惑いはありませんでしたか?

YONCE:去年の秋くらいに隼太(HSU / Ba)と話してたとき、「未来は明るいけど、お先は真っ暗」というフレーズが出てきて、「この言い回しなんだろうね、変なの」って笑ってたんですよ。自分たちが進むべき方向は見えてるし、夢もいっぱいあるから、未来は明るい。でも、1日1日はものすごく多忙で、近しい未来に関してはなかなか大変だよなって意味で、「お先は真っ暗」っていう。

まあ、それも最近は解消されてきて、いろんなやつらと遊べる時間もできてきたし、年末は『オアシス:スーパーソニック』(OASISのドキュメンタリー映画)をみんなそれぞれのタイミングで観に行って、全員くらって帰ってきたんですよ(笑)。「やっぱり、あれくらいやんないとダメだよな」って。

―「あれくらい」っていうのは?

YONCE:ネブワース(1996年にネブワースで開催されたOASISの伝説的な野外コンサート)のくだりで、「ソーシャルメディア登場前夜、ネットワークがない時代に30万人もの人間を集めたのはこの日が最後だった」みたいな紹介をされていて、俺たちもこういう存在になれたら最高だなって。なので、また新たな燃料が投下されたみたいな感じで、今めちゃくちゃ燃えてるんですよね。

YONCE

YONCE

―今回は撮影をJ-WAVEの周辺である六本木にて行ったわけですが、今のSuchmosにとってJ-WAVEはどんな場所だと言えますか?

YONCE:ホームと言っていい場所だと思います。六本木は俺らのパーソナリティー的に微妙に相いれない場所だと思うんですけど、J-WAVEのオフィスに行くと落ち着くようになった。逆に言えば、六本木で他に居心地いい場所はないかもしれない(笑)。

レギュラー番組(『THE KINGS PLACE』)もホント自由にやらせてもらっていて、今のところ「邦楽はかけない」っていう縛りでやっていたり、日本で1回もかかったことないような曲をかけたり、好き放題やらせてもらっていて。そういうのを寛容に認めて応援してくれるので、感謝とリスペクトしかないです。

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リリース情報

Suchmos『THE KIDS』初回限定盤
Suchmos
『THE KIDS』初回限定盤(CD+DVD)

2017年1月25日(水)発売
価格:3,780円(税込)
PECF-9023

[CD]
1. A.G.I.T.
2. STAY TUNE
3. PINKVIBES
4. TOBACCO
5. SNOOZE
6. DUMBO
7. INTERLUDE S.G.S.4
8. MINT
9. SEAWEED
10. ARE WE ALONE
11. BODY
[DVD]
1. Pacific
2. YMM
3. JET COAST
4. GAGA0
5. DUMBO
6. STAY TUNE
7. MINT
8. Life Easy

Suchmos『THE KIDS』通常盤
Suchmos
『THE KIDS』通常盤(CD)

2017年1月25日(水)発売
価格:2,700円(税込)
PECF-3174

1. A.G.I.T.
2. STAY TUNE
3. PINKVIBES
4. TOBACCO
5. SNOOZE
6. DUMBO
7. INTERLUDE S.G.S.4
8. MINT
9. SEAWEED
10. ARE WE ALONE
11. BODY

イベント情報

Suchmos
『TOUR THE KIDS』

2017年3月2日(木)
会場:神奈川県 横浜 club Lizard YOKOHAMA
出演:Suchmos
料金:前売3,500円(ドリンク別)

2017年3月5日(日)
会場:静岡県 浜松 窓枠
出演:
Suchmos
GRAPEVINE(ゲスト)
料金:前売3,500円(ドリンク別)

2017年3月8日(水)
会場:栃木県 宇都宮 HEAVEN'S ROCK VJ-2
出演:
Suchmos
Yogee New Waves(ゲスト)
料金:前売3,500円(ドリンク別)

2017年3月10日(金)
会場:京都府 MUSE
出演:
Suchmos
D.A.N.(ゲスト)
料金:前売3,500円(ドリンク別)

2017年3月11日(土)
会場:岡山県 YEBISU YA PRO
出演:
Suchmos
D.A.N.(ゲスト)
料金:前売3,500円(ドリンク別)

2017年3月15日(水)
会場:群馬県 高崎 club FLEEZ
出演:
Suchmos
GRAPEVINE(ゲスト)
料金:前売3,500円(ドリンク別)

2017年3月17日(金)
会場:新潟県 LOTS
出演:
Suchmos
OKAMOTO'S(ゲスト)
料金:前売3,500円(ドリンク別)

2017年3月18日(土)
会場:石川県 金沢 Eight Hall
出演:
Suchmos
OKAMOTO'S(ゲスト)
料金:前売3,500円(ドリンク別)

2017年3月26日(日)
会場:北海道 札幌 PENNY LANE24
出演:Suchmos
料金:前売3,500円(ドリンク別)

2017年4月1日(土)
会場:宮城県 仙台 Rensa
出演:Suchmos
料金:前売3,500円(ドリンク別)

2017年4月7日(金)
会場:広島県 広島CLUB QUATTRO
出演:Suchmos
料金:前売4,000円(ドリンク込)

2017年4月9日(日)
会場:福岡県 BEAT STATION
出演:Suchmos
料金:前売3,500円(ドリンク別)

2017年4月13日(木)
会場:大阪府 なんばHatch
出演:Suchmos
料金:前売3,500円(ドリンク別)

2017年4月15日(土)
会場:大阪府 なんばHatch
出演:Suchmos
料金:前売3,500円(ドリンク別)

2017年4月16日(日)
会場:愛知県 名古屋 DIAMOND HALL
出演:Suchmos
料金:前売3,500円(ドリンク別)

2017年4月18日(火)
会場:愛知県 名古屋 DIAMOND HALL
出演:Suchmos
料金:前売3,500円(ドリンク別)

2017年4月22日(土)
会場:東京都 恵比寿 ザ・ガーデンホール
出演:Suchmos
料金:前売3,500円(ドリンク別)

2017年4月23日(日)
会場:東京都 恵比寿 ザ・ガーデンホール
出演:Suchmos
料金:前売3,500円(ドリンク別)

プロフィール

Suchmos
Suchmos(さちもす)

2013年1月結成。ROCK、JAZZ、HIP HOPなどブラックミュージックにインスパイアされたSuchmos。メンバー全員神奈川育ち。Vo.YONCEは湘南・茅ヶ崎生まれ、レペゼン茅ヶ崎。都内ライブハウス、神奈川・湘南のイベントを中心に活動。バンド名の由来は、スキャットのパイオニア、ルイ・アームストロングの愛称サッチモからパイオニアとなるべく引用。普段からバイブスを共有していた、YONCE(Vo)、HSU(Ba)、OK(Dr)、TAIKING(Gt)、KCEE(Dj)、TAIHEI(Key)の6人グループ。

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