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ONIGAWARAインタビュー 竹内電気を振り返り怒りや挫折を吐露

ONIGAWARAインタビュー 竹内電気を振り返り怒りや挫折を吐露

ONIGAWARA『ヒットチャートをねらえ』
インタビュー・テキスト
金子厚武
撮影:田中一人 編集:飯嶋藍子
2017/03/22

「スーパーJ-POPユニット」を名乗り、往年のJ-POPに対するオマージュが詰まった楽曲と、アイドルばりのステージが注目を集めるONIGAWARAが、1stフルアルバム『ヒットチャートをねらえ!』を発表する。昨年は1st ペンライトシングル、1stインスタントカメラシングル、1st写真集シングルという特殊なリリース形態のシングルも話題を呼んだ彼らが、今回アルバムのテーマとして掲げたのは「愛と人生」、そして「ノスタルジーとの決別」。1990年代への愛情を表明してきた彼らはなぜ、ノスタルジーとの決別を選んだのだろうか?

その答えを探るためにも、今回の取材では竹内サティフォと斉藤伸也がかつて所属し、2000年代後半から2013年まで活動したバンド・竹内電気時代から、彼らの足跡を振り返ってもらった。ユニコーンやBEAT CRUSADERSの背中を見つめ、あくまで飄々とふざけつつ、しかし、その裏側には強い怒りや固い信念があることが伝わるはずだ。

竹内電気は転がるようにデビューして、転がるように散っていった。(竹内)

―今日はまず、ONIGAWARAの前身とも言える竹内電気がどんなバンドだったかについて話していただきたいと思います。

竹内:竹内電気は何がやりたくて始めたわけでもなく、友達で集まってスタートした、コピーバンドの延長線みたいなバンドでした。そして、転がるようにデビューして、転がるように散っていった感じです。仕事というか、真剣に音楽を作るメンバーではなかったんですよね。

斉藤:当時は当時なりに真剣にやってたけどね(笑)。

竹内:不真面目だったわけではないけど、結局は友達だったんだなって。

左から:竹内サティフォ、斉藤伸也
左から:竹内サティフォ、斉藤伸也

―当時から1980年代や1990年代のJ-POP的な作風だったわけで、今も音楽的にやりたいことがガラッと変わったわけではないですよね。

斉藤:やりたいことは20歳くらいから全く変わってないです。J-POPが好きで、ああいうものを自分たちの手で一から作ってみたいという気持ちがありました。

―ただ、当時は竹内電気にも影響を与えたBEAT CRUSADERSやthe band apartなど、エモがオーバーグラウンド化していったタイミングでしたよね。竹内電気にもその要素はあったけど、根底にあったのはJ-POPなわけで、周りとの温度差があったと思うんです。

斉藤:当時、みんなで聴いている音楽の話をすると、お互い「シーン」って(笑)。そこでみんなが聴いている音楽も掘ってみればよかったんですけど、僕らはSMAPとかばっかり聴いてたので……歪んでましたね。

―当時のライブのオープニングSEは山下達郎さんの“SPARKLE”でしたけど、それに食いつく同年代のバンドマンっていました?

斉藤:同世代では全然いなくて……。そういう意味では、ずれてたのかな。

―言ってみれば、早すぎましたよね(笑)。

斉藤:よく言えばそうですね(笑)。確かに、オープニングSEで山下達郎さんって、2010年代っぽい。本当は山下さんみたいにブラスを入れて、鍵盤が2人いてっていう感じに憧れていたけど、それができないから、ギターを歪ませてやっていたのかなって。

竹内:ああいう音楽をやっている人って、圧倒的にスキルが高いじゃないですか。僕らは本当にスキルがなかったんですよ。今でこそ打ち込みでそれっぽくできるけど、バンドでやるとなると、一人ひとりのテクニックが全然追いついてなかったから、いびつなかたちになっていたんだと思います。

斉藤:客観的に見れば、それが面白かったのかな。まあ、売れなかったけど(笑)。

『エビバディOK?』をリリースしたときは、怒りのタームだったもんね。(斉藤)

―竹内電気は、途中で斉藤さんが脱退して、その後は愛知から上京して活動を続けましたよね。

斉藤:しがらみとか、色々めんどくさくなっちゃって。

竹内:バンドマンと言っても社会人なので、大人とちゃんと話し合いをしてやっていかないといけない。だけど、さっきも言ったように僕らは友達の集まりだったので、みんな自分たちのペースを保てないことに疲れちゃったんです。でも、僕はもっと自分の音楽を届けたくて、それで上京することにしました。

その中で、自分のやりたいJ-POPが明確になっていったので、バンドの後期では今のONIGAWARAに近い楽曲を制作していました。でも、20代後半にもなってくると、これからの人生のこととかも考えるし、本当にやる気がないと続けられなくて。そうやって他のメンバーがやめていく中で、しょうがなく解散したんです。

竹内サティフォ

斉藤:サティフォのソングライターとしての個性が確立されたのはその時期だよね。

竹内:そうだね。斉藤がいたときは二人で曲を作ることが多かったけど、一人でやらなくちゃいけなくなったことで、自分の作りたい音楽も明確になりました。自分の力を認識することができて、斉藤のありがたさもわかったし、その経験が今に生きています。

―ONIGAWARAで『エビバディOK?』をリリースしたときは、「見返したい」っていう気持ちが根底にあるともおっしゃっていましたよね。

斉藤:あの頃は怒りのタームだったもんね。

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リリース情報

ONIGAWARA『ヒットチャートをねらえ!』初回限定盤
ONIGAWARA
『ヒットチャートをねらえ!』初回限定盤(CD+DVD)

2017年3月22日(水)発売
価格:3,780円(税込)
LACD-0282
※ステッカー付

[CD]
1. ヒットチャートをねらえ!
2. ダバダバ
3. タンクトップは似合わない
4. 僕の恋人
5. 目立ってます
6. シャッターチャンス'93
7. Shake it!
8. GATTEN承知之助~We can do it!!~
9. #gawararadio
10. I don't wanna die
[DVD]
『「1stワンマンツアー2017~新春初ONI詣~」東京公演』
1. シャッターチャンス'93
2. エビバディOK?
3. ポップミュージックは僕のもの
4. GATTEN承知之助~We can do it!!~
5. ボーイフレンドになりたいっ!

ONIGAWARA『ヒットチャートをねらえ!』通常盤
ONIGAWARA
『ヒットチャートをねらえ!』通常盤(CD)

2017年3月22日(水)発売
価格:2,700円(税込)
LACD-0281

1. ヒットチャートをねらえ!
2. ダバダバ
3. タンクトップは似合わない
4. 僕の恋人
5. 目立ってます
6. シャッターチャンス'93
7. Shake it!
8. GATTEN承知之助~We can do it!!~
9. #gawararadio
10. I don't wanna die

ONIGAWARA
『ヒットチャートをねらえ!』ヴィレッジヴァンガード限定盤(CD)

2017年3月22日(水)発売
価格:3,564円(税込)
LACD-0283
※ペンライト付

1. ヒットチャートをねらえ!
2. ダバダバ
3. タンクトップは似合わない
4. 僕の恋人
5. 目立ってます
6. シャッターチャンス'93
7. Shake it!
8. GATTEN承知之助~We can do it!!~
9. #gawararadio
10. I don't wanna die

イベント情報

『1st full album「ヒットチャートをねらえ!」リリースツアー2017~ベストヒットO・N・I~』

2017年5月19日(金)
会場:宮城県 仙台 enn 3rd
出演:
ONIGAWARA
Creepy Nuts

2017年5月24日(水)
会場:福岡県 INSA
出演:
ONIGAWARA
空きっ腹に酒

2017年5月26日(金)
会場:大阪府 OSAKA MUSE
出演:ONIGAWARA

2017年5月27日(土)
会場:愛知県 名古屋 APOLLO BASE
出演:ONIGAWARA

2017年6月3日(土)
会場:東京都 渋谷 WWW X
出演:ONIGAWARA

料金:各公演 前売3,200円 当日3,700円

プロフィール

ONIGAWARA
ONIGAWARA(おにがわら)

ex.竹内電気の竹内サティフォと斉藤伸也による、スーパーJ-POPユニット、ONIGAWARA。2013年より本格始動し、2015年9月に1stアルバム『エビバディOK?』で全国デビュー。2016年3月には1stミニアルバム『欲望』をリリース。同年6月にリリースした1stペンライトシングル『タンクトップは似合わない』がGoogle Play MusicのCM曲に起用される。その後も、9月に1stインスタントカメラシングル『シャッターチャンス'93』、12月に1st写真集シングル『GATTEN承知之助~We can do it!!~』という変わり種1stシングルを立て続けにリリースした。全国の様々なフェス、ライブサーキット、アイドルイベントなどに出演し、入場規制・ソールドアウトの会場が続出。笑撃のステージで各地に続々と「ガワラー」を増やし続けている。

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