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一ノ瀬雄太×シンボパン店主対談。イマドキの仕事・消費・交友

一ノ瀬雄太×シンボパン店主対談。イマドキの仕事・消費・交友

LUMINE ZERO MARKET
インタビュー・テキスト
田中宏
撮影:鈴木渉 編集:久野剛士

インターネットよりも新幹線のほうがすごいのかもしれない。(一ノ瀬)

―お二人は今回、自身のつながりから40ものお店に声をかけたということですが、なぜそれほど多くの魅力的なお友達がたくさん周りにいらっしゃるのでしょうか? 一ノ瀬さんはデザイナーとしての顔と、バンドマンとしての顔がありますが、交友関係が広いのは職業柄も関係していると思いますか?

一ノ瀬:デザイナーの仕事では毎日知らない人と打ち合わせをしたり、バンドではイベントの主催者や共演者に会ったりするので、人と出会うきっかけが多い職業ではあるかもしれませんね。

―毎日違う人と打ち合わせをするのは、普通のサラリーマンでもあると思います。特に営業マンなら。そこから先が違うのではないでしょうか?

一ノ瀬:うーん、壁を壊しに行くからかなぁ。いきなりタメ口で話したり(笑)。

―それは早く打ち解けそうですね。

一ノ瀬:一緒にチームでやるなら、仲良くなったほうが早いですよね。いつまで経ってもお仕事メールを書いていたら効率も悪いし。思い切って「それ、つまんないっすねー」とか言ってみると、向こうもなんとかしようと思ってくれるかなって(笑)。

僕はデザイナーとして「CEKAI」というチームに所属していますけど、制作期間になったら違うチームの人にも事務所に来てもらうこともあります。なぜかと言うと、やっぱり寝食をともにするじゃないけど、打ち合わせ室から出たときに生まれる会話とかが、結局ものづくりに返ってくるんじゃないかなと思うからです。そのためにわざわざ仲良くなっているわけではないけど、人と仲良くなるということに対して、ものすごい魅力を感じているんです。

一ノ瀬雄太(快速東京)

―ある意味では、とてもアナログに感じられます。

一ノ瀬:以前、ある編集者さんがTwitterで言っていて、ハッとしたことがあって。インターネットが登場して、田舎の実家で仕事ができると思ったら真逆で、みんなオフィスを作って固まろうとするって。コワーキングスペースとかもそうだと思うんですが、1人で仕事ができるようになったからこそ、人との交流を望むようになる。それが日本だけじゃなくて、世界中に起こっていますよね。

―顔を突き合わせたほうがよいということですね。

一ノ瀬:結局、Skypeでは何も決まらないということ(笑)。人にスグ直接会いに行ける新幹線ってやっぱりすごいですよね。

自分の好きなものがあると、いつの間にか友達の輪が広がっているんです。(シンボ)

―シンボさんは、友達とどうやって仲良くなるのでしょうか?

シンボ:なんでだろう……。最初はモノや人に興味を持つことかなぁ。でも、向こうから話してくれるのを待つことが多いかもしれないです。

一ノ瀬:自分から行くだけじゃなくて、紹介してくれる人がいませんか?

シンボ:いますいます。それが多いのかも。

左から:一ノ瀬雄太(快速東京)、シンボユカ

一ノ瀬:自分から話しかけると、コストがグンと上がるじゃないですか? いきなり「すいません、僕デザイナーをやっていて」とか言っても、相手は「えっ?」ってなるのが普通ですし。でも、ギャラリーやライブハウスでは、そこの人が「こちらデザイナーの一ノ瀬さんで……」と、紹介してくれる。

シンボ:まわりにそういう人がたくさんいて、広げてくれているんです。確かに「なんでそんなに知り合いいるの?」と言われることは多いですね。自分でも「なんでだろう?」と思うけど、いつも質問を忘れたりして会話が成り立たないし、別に人付き合いのうまい要素を見つけられなくて。やっぱりまわりの人の力な気がする。私の場合、ケータリングのお仕事も人が誘ってくれて成り立っているので。

一ノ瀬:周りの人に自分を利用していただいている感覚がありますよね。

シンボ:そうかもしれないですね。そしたら自分にいいことが返ってくる。私自身、人と人をつなげるのが好きなんですよ。喋っていると「この人とあの人がつながったら楽しそう!」っていうのが浮かんできます。

左から:一ノ瀬雄太(快速東京)、シンボユカ

―そういう人たちからすると、つなげたいと思う魅力がお二人にあるんでしょうね。

シンボ:あったらいいなぁ。

一ノ瀬:ほんと、みなさまのおかげですよ。

シンボ:それですよね。自分の好きなものがあると、いつの間にか友達の輪が広がっているんです。それが、どんどん広がっていくから、これからもどんどん好きな人が増えるんだろうな。

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イベント情報

『LUMINE ZERO MARKET』

2017年10月21日(土)、10月22日(日)
会場:東京都 新宿 LUMINE 0(NEWoMan新宿・5F)
入場無料

プロフィール

一ノ瀬雄太(いちのせ ゆうた)

ロックなグラフィックデザイナーとしてクリエイティブチーム「CEKAI」に所属。またロックバンド快速東京のギターでもある。雑誌『走るひと』、雑誌『STUDY』のアートディレクションを始め、さまざまな媒体のデザインに携わりながら、『シティボーイ縁日』などといったイベントのオーガナイズも手がける。快速東京は現在ニューアルバムを製作中。

シンボユカ

2010年12月、立川にてパンと喫茶の店、シンボパンを始める。毎日食べたくなってしまう素朴でおいしいものがとてもすき。お店のコンセプトは「あなたの街のふれあいの店」。また、店内では音楽や展示などのイベントを開催したり、さまざまなアーティストのケータリングにも参加し活動の幅を広げている。

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