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2017年の注目バンドsui sui duckとevening cinemaが決意表明

2017年の注目バンドsui sui duckとevening cinemaが決意表明

『evening cinema × sui sui duck 共同企画 supported by TOWER RECORDS』
インタビュー・テキスト
矢島由佳子(CINRA.NET編集部)
撮影:高橋一生(sui sui duck) 編集:柏井万作

今年を一緒に締め括るのは絶対にevening cinemaがいいなと思ったんですよね。(渋谷)

―2017年の最後に、この2組が一緒にライブをやろうと思ったのは、なぜだったんですか?

原田:最初に言ってくれたのは渋谷くんなんですよ。

渋谷:evening cinemaは、これまでも節目で一緒にライブに出てたので、今年を締め括るのは絶対にevening cinemaがいいなと思ったんですよね。最終的にお互いがどうなったかというのを、年末に観れるのはいいなって。あと、レーベルメイトだからというのもあって、曲を一番聴いてるバンドだから。まあでも、なによりここで一緒にやったほうが、絶対に楽しいっていうのがありましたね。

原田:たしかに、イベンターさんとかの企画だと、あんまり一緒に呼ばれないもんね。

左から:原田夏樹、渋谷勇太

―音楽性もライブのやり方も、決して「近い」とか言い難いですもんね。

原田:最初sui sui duckのライブ観たとき、度胆を抜かれましたもん。こういうの、僕はできないってまず思った。全曲つなげていて、30分の「ショー」という感じがしたんですよね。

―渋谷さんとしても、ひとつの「ショー」を見せたいという考えがありますか?

渋谷:ありますね。sui sui duckは、根本的にあまり喋らないほうがいいと思ってるから、「つなげちゃうか」って。俺らの曲って抑揚がつけにくいから、曲を作るのと同じくらい、曲と曲のつなぎを大事にしているんですよね。

原田:僕が渋谷くんに対して思うのは、「ステージ全体でsui sui duck」というか。フロントマンとしての渋谷くんが、バーンと前にいるという感じではないんだけど、いい具合に全体に溶け込んで同化しているんですよね。その上でバンドをいい具合に操っているのが、パフォーマンスから滲み出てるんです。

―たしかに渋谷さんは、いい具合に五人とVJのなかに溶け込んでるけど、そのなかでもちゃんと輝いている感があって、特殊なフロントマンと言えるかもしれないですね。

原田:そう。金髪も相まって、すごく輝いています(笑)。

渋谷:原田くんは、歌詞に勢いがあるというか。恥ずかしいワードも堂々と言って変じゃないっていうのが、すごいなと思いますね。俺は直接的な表現が苦手だから。

―原田さんは、それこそ岡村靖幸さんとか、フロントマンがバーンと前に立つステージに憧れがある?

原田:ありますね。やっぱり田舎育ちで、周りがヤンキーばかりだったのは、少なからず影響してると思います。つまり、「俺を見ろよ」みたいなところに強さを見出していたというか。「みんな俺を観に来てるんでしょ」みたいなのを、ここぞという場でできるアーティストは、本当に強いと思うんですよ。僕自身も、そこに魅力を感じていたんだと思います。

左から:原田夏樹、渋谷勇太

どうせコラボをするなら新しく作りたいなと思って。(原田)

―今回、12月4日のライブの来場者には、渋谷さんと原田さんが一緒に作った楽曲が再生できるSpotifyコード付きステッカーがプレゼントされますね。“night dancer”と“wink wink wink”、どちらもデモ段階のものを聴かせていただきました。2曲とも、作詞作曲が原田さんで、編曲が渋谷さん、となっています。

原田:曲をコラボするってなったときに、1曲は、evening cinemaの作品のために書いた曲のなかから、次のアルバムには入らないけど、いい曲だと思ってるものを選ぼうと思って。だから“wink wink wink”は、完全に僕が歌うために作った曲なんですよね。

もう1曲は、どうせコラボをするなら新しく作りたいなと思って。それが“night dancer”なんですけど、一緒にやることを前提に作った曲だから、いい感じに渋谷くんに寄せられたのかなって。オートチューンをかけたときに、いい感じのケロケロ感が出るようなメロディーラインを考えたというか。

渋谷:たしかに歌いやすかった。

―“night dancer”というタイトルからして、「夜」の描写が多いevening cinemaのイメージと、「エレクトロポップミュージック」的な代名詞が付くsui sui duckの「ダンス」のイメージと、その2つから成り立ってるような言葉だなと思いました。

原田:あ、そうなんです。タイトルから作りました。

渋谷:すげえ!

原田:もう、今言ってもらった、そのままのプロセスで(笑)。タイトルからsui sui duckに寄せれば、自然とそういう曲になっていくんじゃないかなって。

―渋谷さん、さっきevening cinemaは「一番曲を聴いてるバンド」とおっしゃっていましたが、原田さんの作る曲の特徴ってどんなところだと思いますか?

渋谷:原田くんの歌詞って、めっちゃ覚えやすいというか、キャッチーの代名詞みたいなのが詰まってるんですよね。フレーズ一個一個がキラーワードっぽい感じになってる。

―私の勝手な解釈かもしれないですけど、2番の前半はsui sui duckっぽい歌詞で、後半はevening cinemaっぽいなと思いました。

原田:ああ。2番の前半に出てくる「飛沫」とか「人魚」とか「ゴーグル」とか、すごくsui sui duckっぽいワードだなと思ったんですよね。

渋谷:たしかに、sui suiしてるね(笑)。でも最終的にやっぱりロマンチックだったのがevening cinemaだなって。ロマンチック全開じゃないですか。

―sui sui duckは、「ロマンチック全開」みたいな曲ってないですよね。

渋谷:そうですね、俺らはラブソング1曲もないし、ラブソングを歌わなくてもいい存在だって感じていて。だから今回これを歌うのは新鮮でした。

渋谷勇太

―“wink wink wink”は、原田節全開の曲ですね。

渋谷:俺がどれだけいい感じに歌っても、温度差がある(笑)。サビ頭の<直感したいんだ>でグッと上がっていく感じ、もうevening cinemaすぎて最高でしたね。<キッス>とかも、40歳超えてから言う言葉じゃないですか(笑)。

―evening cinema節全開の曲を編曲するの、大変じゃなかったですか?

渋谷:いや、evening cinemaと同じようなことやっても仕方ないぞと思って、「じゃあEDMにしちゃおう」と思ってからは早かったですね(笑)。

左から:原田夏樹、渋谷勇太

―実際、これらの曲はライブでどうやって演奏するんですか?

渋谷:sui sui duckのメンバー、プラス原田くんでやります。

―2017年の集大成であり、来年に向けたさらなる飛躍の一歩として、この日のクロスオーバーを楽しみにしています。

渋谷:頑張ろう!

原田:うん!

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イベント情報

『evening cinema × sui sui duck 共同企画 supported by TOWER RECORDS』

2017年12月4日(月)
会場:東京都 渋谷 WWW
出演:
sui sui duck
evening cinema
CICADA
料金:前売2,500円 当日2,800円(共にドリンク別)

※ 来場特典:原田夏樹(evening cinema)と渋谷勇太(sui sui duck)合作のコラボ楽曲にアクセスできるSpotifyコード付きステッカー

プロフィール

evening cinema
evening cinema(いぶにんぐ しねま)

フェイヴァリット・アーティストに大瀧詠一、岡村靖幸、小沢健二を挙げるボーカル兼コンポーザー原田夏樹を中心に2015年結成。80年代ニューミュージックに影響を受けたメロディーセンスと現代の20代男子の瑞々しい感性で90年代初頭のPOPSを現代に再構築するAOR系POPSバンド。無名の新人ながらその作家能力に注目が集まり、2016年7月、1st mini AL『Almost Blue』でCDデビュー。以後他アーティストへの楽曲提供やコラムの執筆等、活動の幅を広げている。

sui sui duck
sui sui duck(すい すい だっく)

2015年結成。見覚えあるあの黄色いアヒル。2016年4月からライブ活動をスタート。同年12月に自主制作EP『RUN』『WALK』をリリース。EAGLESとDaft Punkを敬愛するボーカル・コンポーザー渋谷が放つ楽曲からインスパイアされたアート・ファッション・ビデオなどをクリエイティブチームがコンセプチュアルに体現。音楽を中心にライフスタイルを提唱するプロジェクト集団でもある。メンバーは、渋谷勇太(Vo,Gt)、清水新士(Ba)、堀内拓海(Gt)、安達智博(Dr)、加藤亜実(Key,Cho)、高橋一生(Artwork Director)。

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