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toconomaが仕事とバンドを両立する訳と、守り続ける放課後感

toconomaが仕事とバンドを両立する訳と、守り続ける放課後感

Eggs
インタビュー・テキスト
天野史彬
撮影:永峰拓也 編集:川浦慧
2018/01/12
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toconoma

極論、ステージ上の僕らの方は観てくれなくてもいいですから。(石橋)

—そもそもインストであることもそうなんですけど、「意味」を敢えて具体的にせずに漠然とさせる、極端な言い方をすると「エゴのなさ」って、どうして生まれてきたものなんだと思いますか?

矢向:自分たちが楽しい、聴いてくれる人が楽しい、それさえあればいいというか。「楽しい」っていうことを、とにかく表現したいんです。

石橋:そうね。これはライブのMCでも言うんですけど、極論、ステージ上の僕らの方は観てくれなくてもいいですから。音だけ聴いて踊り狂ってくれればそれが一番いいって思うし。

西川:DJのような感覚というかね。みんなでお酒を飲みながら楽しむ空間のなかで、たまたま曲を演奏しているのが僕らだったっていう感覚なんです。僕らにとって、音楽で時間や空間をシェアすることは昔から自然なことだったし、逆に「楽しい空間を作りたい」と思ったら、そこには音楽があった。そこを追い求める方が、自分たちがバンドをやる意義は上がっていくんですよね。

—物語やメッセージを投げかけるより、あくまでも、みんなが楽しめる「空間」を作り出して、それをシェアすることにバンドをやる意義がある。

西川:そう。極端な話、アルバムは僕らにとって作品ではあるけど、同時に、プロモーションでもあって。CDやSNSを使って、ライブのような楽しみがシェアされる空間に呼びたいんですよね。自分たちがいいと思うことをシェアすることで、それが誰かにとってのストレス発散や、癒しになればいいと思うし。

だって、みんな毎日大変じゃないですか。僕らも月~金で働いているので、それはすごくわかるし。もちろん、カリスマティックなバンドはかっこいいと思いますよ。でも、自分たちはそうはなれないので。「オーラがない」って言われるし……。

西川隆太郎

矢向:ははは(笑)。

西川:音楽以外の仕事仲間がライブに来てくれたとき、その前でお客さんにサインしているのとか、恥ずかしいし(笑)。

石橋:Twitterで「月~金の仕事の疲れが顔に出てる」って書かれたことあったよね(笑)。

西川矢向:あった!

—ははははは(笑)。

西川:でも、僕らはそれがダサいことだとは全然思っていなくて。「こういうのって、いいよね?」っていう感じなんです。

より楽しくやってくために、自分たちに求めるものも、結成時よりは大きくなってきた。(矢向)

—みなさん、年齢を重ねる毎に音楽以外の仕事の立場や内容も変わってきていると思うし、同じように、toconomaのステージもどんどん大きくなってきているし。「週末バンド」としてのモチベーションは、バンドを始めた頃から変化していますか?

石橋:めっちゃ変化してます。結成してから音源を出して、お客さんがライブに来てくれるようになるなかで、ありがたいことにtoconomaのステージは上がっていった。そして、それに付随して、音楽一本でやっているすごい人たちとも対バンしたり、大きなフェスにも出ることができるようになって。

そんななかで、自分たちの技術的な面であったり、曲の精度であったり、そういった面に対しては、かなりシビアになってきていると思います。

石橋光太郎

矢向:より楽しくやってくために、自分たちに求めるものも、結成時よりは大きくなってきたっていう感じだよね。

西川:うん。具体的には「グルーヴ」を作ることに対する真剣度が上がってきたんですよね。「踊らせたい」と思うなかで、そこにいる人数が増えれば増えるほど、グルーヴを探究して、突き詰めたいっていう真剣度も上がってきた。特に今回のアルバムは1曲1曲、細かい部分でのリズムなんかはすごく考えました。

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『Eggs』
『Eggs』

アーティストが自身の楽曲やプロフィール、活動情報、ライブ映像などを自由に登録・公開し、また、リスナーも登録された楽曲を聴き、プレビューや「いいね」等を行うことができる、アーティストとリスナーをつなぐ新しい音楽の無料プラットフォーム。登録アーティストの楽曲視聴や情報は、「Eggsアプリ」(無料)をダウンロードすると、いつでもお手もとでお楽しみいただけます。

料金:無料

イベント情報

『NEWTOWN』RELEASE TOUR FINAL

2018年2月10日(土)
会場:東京 恵比寿 LIQUIDROOM
料金:3,800円(ドリンク別)
※10分間の休憩を挟む2セット制

リリース情報

toconoma
『NEWTOWN』
toconoma
『NEWTOWN』(CD)

2017年6月7日(水)発売
価格:2,700円(税込)
XQNF-1001

1. N°9
2. Sunny
3. Anchor
4. L.S.L
5. CICADA
6. underwarp
7. Cinema sunset
8. bottomend
9. orbit
10. Evita album ver.

プロフィール

toconoma
toconoma(とこのま)

2008年東京渋谷にて結成。情熱的なダンスビートから生まれるグルーヴに、感情的なメロディー。歌は無くとも、それ以上に伝わる何かがそこにはあった。紡がれた音はジャンルという壁を乗り越え、シーンの彼方を切り拓く。2013年8月には、エンジニアにクラムボン、SPECIAL OTHERS等を手掛ける星野誠氏を迎え1st ALBUM『POOL』をリリース。タワーレコードバイヤー選ぶ”タワレコメン”へ選出、タワーレコード年間JAZZチャート9位、タワーレコード渋谷店年間アワードを獲得 2014年7月には1st以前に作成した自主音源『toconomaEP』のリマスタリング版をタワーレコード限定でリリース後即ソールドアウト、10月15日2nd Album『TENT』をリリース2015年3月ディズニーコンピレーションアルバム『PIANOMANPLAYSDISNEY』へ参加。4月Honda Accessが運営するショッピングサイトCirclrhに主題歌として『Hello my life』を提供。ゲストボーカルにはfulaの字引佑磨を迎え、youtubeで好評公開中。SUNSET LIVE、GREENROOM Fes.、朝霧JAMなど野外イベントへの参加のほか、大阪、東京でのワンマンライブ・自主企画イベント等は全てソールドアウトと勢いを増しながら、ゆったりと活動中。

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