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フジファブリックが15年の歩みを語る 人生は不確かなことの連続

フジファブリックが15年の歩みを語る 人生は不確かなことの連続

サントリー 天然水 GREEN TEA
インタビュー・テキスト
黒田隆憲
撮影:垂水佳菜 編集:川浦慧(CINRA.NET編集部)

人生とは、不確かなことの連続だ。たとえ毎日決められた時間に会社へ行き、将来設計までしっかり立てている人だって、明日、否、次の瞬間になにが起きるのかは、実際のところ誰にも分からない。いいことがあれば、悪いこともある。その逆もまた然り。だからこそ私たちは、「今、この瞬間」を存分に生ききるしかないのだろう。

吉田兼好が今から600年以上も前に執筆した随筆『徒然草』。「つれづれなるままに」で始まるあの古典には、200以上の段があり、その第189段には、「人生は不確かなことの連続だから、そのことを胸にとどめておくと良い」というメッセージが綴られている。

今回、「サントリー天然水 GREEN TEA」のプロモーション企画として5組のアーティストが『徒然草』を再解釈し、楽曲を制作する『徒然なる トリビュート』連載がスタート。その第1弾アーティストに選ばれたフジファブリックは、このメッセージを元に“O.N.E”という楽曲を作り上げた。

今年でデビュー15周年を迎えるフジファブリック。振り返れば彼らの活動はまさに「不確かなことの連続」だった。「自分らしくありのままで生きる」ことができるようになるまでには、どのような試行錯誤があったのだろうか。

(『徒然草』の時代は)ネットなんてなかったけど、その頃に不便と感じていたことは今も変わらないんだなって。(金澤)

—『徒然草』のメッセージを再解釈して楽曲に落とし込むという、今回のユニークなオファーについて率直にどう思いましたか?

山内(Vo,Gt):まずは「面白いなあ」と思いましたね。『徒然草』がそもそも200段以上もあるってことにも驚きましたし(笑)。

金澤(Key):最近は新元号の「令和」が『万葉集』の引用であるとか、なんとなく古典を見直す風潮もあるじゃないですか。そういう時に、こうした企画に参加できるのは嬉しいですよね。

左から:加藤慎一、山内総一郎、金澤ダイスケ
左から:加藤慎一、山内総一郎、金澤ダイスケ

—今回、第189段を選んだ理由はどんなところだったんですか?

『徒然草』第189段 原文と現代語訳
『徒然草』第189段 原文と現代語訳

山内:僕の家にみんなで集まって決めたんですけど、現代語を読んだ時に「ああ、そうだよな」と、最も共感を覚えたのがこの段でした。受け皿が大きいというか、ざっくりとしている感じで(笑)。「これはこうである」って言い切っていないところがいいですよね。

加藤(Ba):第1段をやってみようか? という案もあったんですけどね(笑)。「つれづれなるままに」というフレーズがあまりにも強烈だし。

山内:この企画のトップバッターが僕らだし、そこにチャレンジした方がいいのかなと思ったんですけど。やっぱり、ファーストインプレッションで、第189段にしました。

—この189段を読むと、600年前から人は今と同じようなことで思い煩っていたんだなって感慨深い気持ちになりますよね。歴史って、分断されているような気がするけどちゃんと繋がっているんだなって。

金澤:そうなんですよね。ネットなんてもちろんなかった時代だけど、その頃に「不便だな」と感じていたことは今も変わらないんだなって。なんだか不思議です。

山内:読んでいて、こんなにもまっすぐ「そうだよなあ」って共感できる普遍性があるからこそ、『徒然草』が今も古典として受け継がれているんでしょうね。自分たちの楽曲も、そうありたいなと思いました。

—今年はフジファブリックのデビュー15周年ですが、これまでのバンド活動を振り返ってみた時に、『徒然草』第189段のように「人生は不確かなことの連続」を感じたりもしましたか?

山内:僕らの中ではやはり、ボーカルの志村(正彦)くんが亡くなってしまい、それでもバンドを続けていこうと決意したこと、それを周りのスタッフの方達やファンの皆さんが支えてくださったことがありましたよね。デビューした時には、全く想像もしていなかったことだったので。そのことがいちばんも第189段とリンクするんじゃないかなと思います。

—今年は志村さんが亡くなって、ちょうど10年でもあるんですよね。7月には生前最後のツアーのライブ、ドキュメンタリーが収録された映像集(『FAB BOX III』)がリリースされると聞きました。

山内:そうなんです。なので、いつも以上に当時のことを話させてもらう機会も多くて。僕らとしても、もっと多くの人に志村くんの存在を知ってもらいたいし、こういったタイアップを通しフジファブリックのことを知っていただき、過去の作品にも触れてもらえたら嬉しいなと思っていますね。

フジファブリック<br>2000年、志村正彦を中心に結成。2004年メジャーデビュー。2009年、志村が急逝し、2011年夏より山内総一郎(Vo / Gt.)、金澤ダイスケ(Key)、加藤慎一(Ba)の新体制で本格始動。叙情性と普遍性と変態性が見事に一体化した、シーン屈指の個性派ロックバンド。2019年にデビュー15周年を迎え、1月には10枚目となる記念すべきアルバム『F』をリリース。10月には『フジファブリック 15th anniversary SPECIAL LIVE at 大阪城ホール2019「IN MY TOWN」』を開催する。
フジファブリック
2000年、志村正彦を中心に結成。2004年メジャーデビュー。2009年、志村が急逝し、2011年夏より山内総一郎(Vo / Gt.)、金澤ダイスケ(Key)、加藤慎一(Ba)の新体制で本格始動。叙情性と普遍性と変態性が見事に一体化した、シーン屈指の個性派ロックバンド。2019年にデビュー15周年を迎え、1月には10枚目となる記念すべきアルバム『F』をリリース。10月には『フジファブリック 15th anniversary SPECIAL LIVE at 大阪城ホール2019「IN MY TOWN」』を開催する。
フジファブリック『若者のすべて』(2007年)
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商品情報

サントリー 天然水 GREEN TEA
サントリー 天然水 GREEN TEA

2019年4月16日(火)発売

新しい時代にあった緑茶をつくりたい。そんな思いから生まれたのが「サントリー天然水 GREEN TEA」です。目指したのは、気持ちをクリーンに、前向きにしてくれるストレスフリーなお茶。「サントリー天然水」ブランドの持つ「清々しくて気持ちいい」というイメージを活かした、新時代にふさわしい緑茶商品です。ほっと一息つきたいときだけではなく、気分をすっきりリフレッシュしたいときまで、新しい緑茶が飲まれるシーンを提案していきます。

サービス情報

『徒然なる トリビュート』
『徒然なる トリビュート』

約700年前、「ありのまま、自分らしくいること」の大切さを随所で綴った随筆文学、『徒然草』。サントリー 天然水 GREEN TEAのブランドメッセージとも重なるそのスタイルを、今を生きる人々へ届けたい。そんな想いから生まれたのが、この「徒然なるトリビュート」です。ありのまま、自分らしいスタイルを貫く5組のアーティストが『徒然草』を再解釈し、オリジナル楽曲を書き下ろし。MVを通じて、そのメッセージを届けていきます。

フジファブリック
『F』通常盤
フジファブリック
『F』通常盤(CD)

2019年1月23日発売
価格:3,240円(税込)
AICL-3625

1 .Walk On The Way
2 .破顔
3 .手紙(Album ver.)
4 .LET'S GET IT ON
5 .恋するパスタ
6 .Feverman
7 .High & High
8 .前進リバティ
9 .東京

イベント情報

フジファブリック
『15th anniversary SPECIAL LIVE at 大阪城ホール2019「IN MY TOWN」』

2019年10月20日(日)
会場:大阪府 大阪城ホール

プロフィール

フジファブリック
フジファブリック

2000年、志村正彦を中心に結成。2004年メジャーデビュー。2009年、志村が急逝し、2011年夏より山内総一郎(Vo / Gt.)、金澤ダイスケ(Key)、加藤慎一(Ba)の新体制で本格始動。叙情性と普遍性と変態性が見事に一体化した、シーン屈指の個性派ロックバンド。「銀河」、「茜色の夕日」、「若者のすべて」などの代表曲を送り出し、2010年にリリースしたアルバム『MUSIC』収録曲「夜明けのBEAT」が「モテキ」TVドラマ版(2010年)主題歌、映画版(2011年)オープニングテーマとして連続起用された。更には「つり球」「宇宙兄弟」「銀の匙 Silver Spoon」「アオハライド」「マギ シンドバッドの冒険」と数多くのアニメ主題歌も担当。シングル「カンヌの休日 Feat. 山田孝之」は俳優・山田孝之氏がボーカルで参加し、疾走感に溢れ力強い印象的なサウンドとインパクトのある歌詞が話題になった。2018年には映画「ここは退屈迎えに来て」主題歌、そして劇伴を担当し、主題歌が収録された「FAB FIVE」をリリース。2019年にデビュー15周年を迎え、1月には10枚目となる記念すべきアルバム『F』をリリース。同年10月には“フジファブリック 15th anniversary SPECIAL LIVE at 大阪城ホール2019「IN MY TOWN」”を開催する。

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