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sankaraが噛みしめる、紆余曲折を経て自然体で音楽ができる喜び

sankaraが噛みしめる、紆余曲折を経て自然体で音楽ができる喜び

Eggs
インタビュー・テキスト
三宅正一
撮影:垂水佳菜 編集:中田光貴(CINRA.NET編集部)
2019/06/05

学生時代からの同級生であるラッパーのTossとボーカリストのRyoによるユニット、sankara。彼らの1st EP『BUD』が、6月5日にリリースされた。

同時代性に富んだグルーヴ感を帯び、洗練されたトラックに、日本語と英語がナチュラルに共存するラップのバースとフックの歌メロが乗る彼らの音楽性。それは自然体の音楽表現に立ち返ったからこそ、体現できているものだという。

では、なぜ彼らはそれまで自然体でいられなかったのか。紆余曲折を経て、ここにたどり着いた道のりを2人に聞いた。

先輩に「なんかやれ」って言われて、そのタイミングで初めて2人で音楽を始めたんです。(Toss)

―まずは2人の出会いからお伺いしたいのですが、学生時代からの友人なんですよね?

Toss:高校の同級生ですね。幼少期にお互い海外にいまして。高校が「英語を話せれば受かるっしょ」みたいな学校だったんです(笑)。その高校で同じクラスになって仲よくなりました。

―それぞれどこの国にいたんですか?

Ryo:僕はハワイです。4歳から12歳までいました。

Toss:僕はロンドンですね。小1から小5まで。

sankara(さんから)<br>ラッパーのTossとボーカルのRyoからなるグループ。2人とも幼き日を海外で過ごし、本場のヒップホップやR&Bに触れて育つ。その豊かな音楽経験によって培われたセンスを活かした、アーバンでスムースなトラックと、英語と日本が溶け合うような歌詞やメロディー。まさに「sankara節」と言えるオリジナリティは、生活にそっと寄り添う優しい肌触りや、パーティーを彩る華やかさ、今を前向きに強く生きられるアンセム性など、さまざまな魅力を持っている。
sankara(さんから)
ラッパーのTossとボーカルのRyoからなるグループ。2人とも幼き日を海外で過ごし、本場のヒップホップやR&Bに触れて育つ。その豊かな音楽経験によって培われたセンスを活かした、アーバンでスムースなトラックと、英語と日本が溶け合うような歌詞やメロディー。まさに「sankara節」と言えるオリジナリティは、生活にそっと寄り添う優しい肌触りや、パーティーを彩る華やかさ、今を前向きに強く生きられるアンセム性など、さまざまな魅力を持っている。

―それぞれハワイとロンドンの土壌から得たものってなにか自覚してますか?

Ryo:僕は容姿を見てもらえばわかるという感じで(笑)。性格的にもユルいしフレンドリーだなと思いますね。

Toss:僕はやっぱり英語ですね。帰国してからは、イギリス訛りの英語からどんどんアメリカ訛りになっちゃって。発音がミックスされてるから、たまに友達から「気持ち悪い」って言われるんですよ。

Ryo:それで言ったらハワイの英語の発音もだいぶ壊れてるからね(笑)。

―リスナーとしてのルーツは?

Ryo:バラバラなんですけど、高校時代に共有した音楽が一緒だったのが大きいですね。英語の強い学校だったので、ハーフや外国人の同級生がいっぱいいて。昼休みは校内放送で海外のヒップホップやR&Bが普通にかかってました。

Toss:世代的にはトランスが流行ってたんですけど、周りはヒップホップを聴いてたりダンスをやってる子が多かったですね。

―同級生とイベントを打ったり?

Toss:それこそ初めてやったライブが、学校の先輩が渋谷で打ったイベントで。先輩に「なんかやれ」って言われて、そのタイミングで初めて2人で音楽を始めたんです。

―初ライブではなにをやったんですか?

Toss:DJの友だちがいて、BUDDHA BRANDの“ブッダの休日”のビートをループさせてそこにオリジナルのラップとメロを乗せるという(笑)。

―大元のスタイルで言えば、今とそんなに遠くない感じですよね。

Toss:本当にそうなんですよ。そのときにやっていた延長線上に今のスタイルがあって。結果的にですけど、今の音楽シーンの流れも含めて原点に戻っていいじゃんって思えるようになった。あと、もともとこの2人はチルっぽい曲が共通して好きで。

―BUDDHA BRANDでも“人間発電所”ではないという(笑)。

Ryo:そうそう(笑)。

―この作品を聴くと、ビートにもラップにもオンタイムな音楽からのリファレンスを随所に感じるんですけど。ラップのフロウで言えばFla$hBackSとソロになってからのKID FRESINOくんであったり。

Toss:Fla$hBackSはリアルタイムでは知らなくて。確かにKID FRESINOくんは自然に英語を使ってるなと思って注目するようになったんですけど、直接的な影響はないんですよね。でも、人に言われることは多いです。KID FRESINOくんを好きなリスナーに僕らの音楽を聴いてみてほしいなとも思いますし。

Toss
Toss

―最初に影響を受けたラッパーはいないんですか?

Toss:初めてライブをしたイベントに誘ってくれた先輩がラッパーでした。有名ではないんですけど、大きなきっかけをくれた人ですね。

僕は先にラップすることを覚えて、あとでヒップホップの文化を覚えたんですね。それこそDJの友だちに「ラップ入門」みたいな本をポンと渡されて「韻ってなんだ?」ってところから始まったんです。

その前はバンドをやりたくて高校のときにこいつ(Ryo)と黒人の同級生と一緒にバンドを組んだこともあるんです。でも、すぐに「これは違うな」となって。

Ryo:速攻で終わりましたね(笑)。

Ryo
Ryo
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アプリ情報

『Eggs』
『Eggs』

アーティストが自身の楽曲やプロフィール、活動情報、ライブ映像などを自由に登録・公開し、また、リスナーも登録された楽曲を聴き、プレビューや「いいね」等を行うことができる、アーティストとリスナーをつなぐ新しい音楽の無料プラットフォーム。登録アーティストの楽曲視聴や情報は、「Eggsアプリ」(無料)をダウンロードすると、いつでもお手もとでお楽しみいただけます。

料金:無料

リリース情報

『BUD』
sankara
『BUD』

2019年6月5日(水)発売
価格:1,728円
rr-002a,b

1.Slipping
2. Move
3. State of Mind
4.Rebirth
5.Trip
6.My life(Disco Remix)

イベント情報

『Opus Inn & sankara W Release Party』

2019年6月21日(金)
会場:大阪府 CONPASS
出演:
Opus Inn
sankara

2019年6月25日(火)
会場:東京都 WALL&WALL
出演:
Opus Inn
sankara
ゲスト:
BlueVintage
AAAMYYY
ermhoi
Ando Kohei
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プロフィール

sankara
sankara(さんから)

ラッパーのTossとボーカルのRyoからなるグループ。二人とも幼き日を海外で過ごし、本場のヒップホップやR&Bに触れて育つ。その豊かな音楽経験によって培われたセンスを活かした、アーバンでスムースなトラックと、英語と日本が溶け合うような歌詞やメロディー。まさに“sankara節”と言えるオリジナリティは、生活にそっと寄り添う優しい肌触りや、パーティーを彩る華やかさ、今を前向きに強く生きられるアンセム性など、さまざまな魅力を持っている。新しい世代の感覚を以て、聴く者のシチュエーションとともに育つという、ポップソングの持つ普遍性を更新するパフォーマンスは必聴必見だ。

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