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菅田将暉が語る、芸術文化への問題意識。米津らと共有する価値観

菅田将暉が語る、芸術文化への問題意識。米津らと共有する価値観

菅田将暉『LOVE』
インタビュー・テキスト
柴那典
撮影:森山将人 編集:矢島由佳子(CINRA.NET編集部)

菅田将暉は、音楽を必要としていた。

俳優業のサイドプロジェクト的な歌手活動ではなく、むしろ、もっと泥臭く、もっと率直に、音楽と向き合っていた。音楽性とかスタイルではなく、より本質的な意味で菅田将暉はパンクロッカーだ。鳴らしている音の根本の部分に衝動と反骨精神が根付いている。筆者が彼のライブを初めて観たときの正直な感想がそれだったのだが、2ndアルバム『LOVE』では、そのことがより明確に形になっている。

アルバムには米津玄師が作詞・作曲・プロデュースを手がけた“まちがいさがし”を筆頭に、石崎ひゅーい、秋田ひろむ(amazarashi)、あいみょん、柴田隆浩(忘れらんねえよ)、志磨遼平(ドレスコーズ)といった菅田自身が敬愛するアーティストたちが参加。菅田自身が作詞作曲を手がけた楽曲も含む計11曲が収録されている。

以下のインタビューで、菅田は「一緒に闘おうとしてくれる同志のような人に出会えた」と語っている。音楽から得たピュアな喜び、そしてそこから芽生えた俳優としての新たな意識や自信について、語ってもらった。

芸能界で表現をするということにおいて、僕はずっと一人のような気持ちがあったんです。

菅田将暉

―アルバム、本当に素晴らしかったです。

菅田:ありがとうございます。

―以前、デビューアルバム『PLAY』のリリースに合わせてインタビューさせていただいたとき、「極論を言えば、菅田将暉はアルバムを出さなくてもいい」とおっしゃっていたのがすごく印象的だったんです。

菅田:はい。

―あの時点と今とで、そのことはどう変わりましたか。「菅田将暉と音楽の関係性」という意味において。

菅田:どうなんでしょうね。必要かどうかっていうのは僕が決めることではないので、そこはわからないですけど。でも、本当に極論で言うと、やっぱりなくてもいいんじゃないですか。

―そこは変わっていない?

菅田:じゃないですかね。ただ、“まちがいさがし”という本当に大事なものができてしまったので、そうも言ってられないぞ、というのが今の素直な心境です。ちゃんと人のために、いつ何時でもこれを歌えるように、自分のものにしなきゃいけない。そういうものがひとつ加わったという感じですね。

菅田将暉(すだ まさき)<br>1993年2月21日大阪府生まれ。2009年『仮面ライダーW』でデビュー。『共喰い』で『第37回日本アカデミー賞「新人俳優賞」』、『あゝ、荒野』で『第41回日本アカデミー賞「最優秀主演男優賞」』などを受賞。今後の待機作品には、『アルキメデスの大戦』(7月26日公開)、『タロウのバカ』(9月6日公開)、『糸』(2020年公開)がある。2017年から音楽活動を開始し、シングル『見たこともない景色』でデビュー後、『さよならエレジー』はLINE MUSICで2018年年間ランキング1位を獲得。2018年3月にリリースしたデビューアルバム『PLAY』はオリコン初登場2位にランクイン。音楽アーティストとしても大きな注目を集めている。
菅田将暉(すだ まさき)
1993年2月21日大阪府生まれ。2009年『仮面ライダーW』でデビュー。『共喰い』で『第37回日本アカデミー賞「新人俳優賞」』、『あゝ、荒野』で『第41回日本アカデミー賞「最優秀主演男優賞」』などを受賞。今後の待機作品には、『アルキメデスの大戦』(7月26日公開)、『タロウのバカ』(9月6日公開)、『糸』(2020年公開)がある。2017年から音楽活動を開始し、シングル『見たこともない景色』でデビュー後、『さよならエレジー』はLINE MUSICで2018年年間ランキング1位を獲得。2018年3月にリリースしたデビューアルバム『PLAY』はオリコン初登場2位にランクイン。音楽アーティストとしても大きな注目を集めている。

―“まちがいさがし”は米津玄師さんが作詞作曲とプロデュースを手がけているわけですが、この曲の制作はどんな風に進んでいったのでしょうか。

菅田:“灰色と青”という曲を一緒にやったときから、米津くんと「次はなにしようか?」という話をしていたんです。米津くんの中で「こういう曲を歌ってほしい」というのもあったし、俺も「こういうのをやりたい」と、ずっとしゃべっていて。そこから、曲ができたら送ってもらったり、俺がアイデアを送ったり、ラリーをしていたのが約1年ぐらい前ですね。

そこからしばらくたって、米津くんから「やばい、曲が書けない」という連絡が入ったんです。「マジか、それはえらいことをさせてしまったな」と思って、とりあえず会おう、と。そのあと3回くらい会ってしゃべったかな。そこから彼が“まちがいさがし”というものを見つけてくれました。

―この曲について米津さんにも話を聞いたんですが、彼は、菅田将暉という人じゃないと歌えない曲を作らなくてはならないということで肩肘を張りすぎて、予定よりも半年くらい時間がかかってしまったと言っていました(「音楽ナタリー」掲載インタビュー記事にて)。

菅田:そうですね。去年の9月くらいから2か月に1回くらい会っていました。

菅田将暉
菅田将暉

―米津さんは“灰色と青”で菅田さんに出会ったことで、自分にとって新しい、すごく美しいものを作ることができたとおっしゃっていました。育ってきた環境もキャリアも全然違うけれど、どこか共通したものを菅田さんに感じるとも言っていたんですね。菅田さんにとってはどうでしょうか。米津玄師という人と共同制作をしたことで得たものって、どういうものでしたか?

菅田:一番デカいもので言いますと、表舞台、芸能界で表現をするということにおいて、僕はずっと一人のような気持ちがあったんです。なかなか大見得を切って闘おうとしてくれる人がいなくて。僕自身もそれはできていないですけど、それでも僕は俳優業の中で、自分なりにちゃんとカマしていこうとやっている。そんな中、米津玄師という人が僕の前にふらっと現れて、彼の言った一言が、「俺のライバルになってほしい」と。

菅田将暉
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リリース情報

『LOVE』完全生産限定盤(CD+大判フォトブック)
菅田将暉
『LOVE』完全生産限定盤(CD+大判フォトブック)

2019年7月10日(水)発売
価格:5,400円(税込)
ESCL-5248/9

[CD]
1. まちがいさがし
2. クローバー
3. ロングホープ・フィリア
4. 7.1oz
5. ドラス
6. つもる話
7. キスだけで feat. あいみょん
8. りびんぐでっど
9. TONE BENDER LOVE
10. あいつとその子
11. ベイビィ

[大判フォトブック]
アルバムの制作風景を収めた64Pに及ぶ豪華フォトブック

『LOVE』初回生産限定盤(CD+DVD)
菅田将暉
『LOVE』初回生産限定盤(CD+DVD)

2019年7月10日(水)発売
価格:3,900円(税込)
ESCL-5250/1

[CD]
1. まちがいさがし
2. クローバー
3. ロングホープ・フィリア
4. 7.1oz
5. ドラス
6. つもる話
7. キスだけで feat. あいみょん
8. りびんぐでっど
9. TONE BENDER LOVE
10. あいつとその子
11. ベイビィ

[DVD]
・Short Film『クローバー』

『LOVE』通常盤(CD)
菅田将暉
『LOVE』通常盤(CD)

2019年7月10日(水)発売
価格:3,200円(税込)
ESCL-5252

1. まちがいさがし
2. クローバー
3. ロングホープ・フィリア
4. 7.1oz
5. ドラス
6. つもる話
7. キスだけで feat. あいみょん
8. りびんぐでっど
9. TONE BENDER LOVE
10. あいつとその子
11. ベイビィ

イベント情報

『菅田将暉LIVE TOUR 2019“LOVE”』

2019年8月24日(土)
会場:福岡県 Zepp Fukuoka

2019年8月29日(木)
会場:愛知県 Zepp Nagoya

2019年8月31日(土)
会場:大阪府 Zepp Osaka Bayside

2019年9月5日(木)
会場:東京都 Zepp DiverCity TOKYO

2019年9月6日(金)
会場:東京都 Zepp DiverCity TOKYO

プロフィール

XXX
菅田将暉(すだ まさき)

1993年2月21日大阪府生まれ。2009年『仮面ライダーW』でデビュー。『共喰い』で『第37回日本アカデミー賞「新人俳優賞」』、『あゝ、荒野』で『第41回日本アカデミー賞「最優秀主演男優賞」』などを受賞。同作により2017年度の映画賞を総なめし、若手実力派俳優として多方面で活動中。また、同年の活躍が評価され『第68回 芸術選奨映画部門 文部科学大臣新人賞』を受賞した。2017年から音楽活動を開始し、シングル『見たこともない景色』でデビュー後、『さよならエレジー』はLINE MUSICで2018年年間ランキング1位を獲得。2018年3月にリリースしたデビューアルバム『PLAY』はオリコン初登場2位にランクイン。音楽アーティストとしても大きな注目を集めている。2019年1月期日本テレビ系ドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』に主演。最終回は、平均視聴率15.4%となり、2015年4月に新設された同局「日曜22時30分」枠のドラマとしては最高の最終回視聴率を記録。また公式Twitterのフォロワー数が日テレプライム帯歴代1位、冬ドラマ満足度ランキング1位を獲得するなど話題作となった。今後の待機作品には、『アルキメデスの大戦』(2019年7月26日公開)、『タロウのバカ』(2019年9月6日公開)、『糸』(2020年公開)がある。

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