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THE CHARM PARK×Rei対談 誰でも音楽が作れる時代に大切なこと

THE CHARM PARK×Rei対談 誰でも音楽が作れる時代に大切なこと

THE CHARM PARK『Standing Tall』
インタビュー・テキスト
金子厚武
撮影:信岡麻美 編集:矢島由佳子(CINRA.NET編集部)

リズムも含めて技術を上げるための一番のヒントは、生活の中にあると感じている。(Rei)

左から:Rei、THE CHARM PARK

―新作『Standing Tall』は前作以上にギターが前に出ている印象があって、楽曲提供で歌に寄り添った分、自分の作品では好きなようにギターを弾こうと思ったのかな? と思いました。

CHARM:確かに、一周回ってギターがまた楽しくなったんですよね。実は何年か前まで、「ギターは作曲のための相棒」みたいな意識になっていたんですけど、今回はわりとギターでも歌ってみたい気持ちがあって、自分なりに頑張りました。

THE CHARM PARK『Standing Tall』を聴く(Apple Musicはこちら

Rei:CHARMさんのギターに関しては、ミクスチャーな感じがして、どこから影響を受けてるのか気になりました。私はブルーズとかの影響を色濃く受けているので、わかる人には影響源がすぐにわかると思うんですけど、CHARMさんはいい意味でいろんな影響が感じられて、正体の見えない感じがいいなって。

CHARM:僕はもともと速弾きが好きで、スティーヴ・ヴァイとかDream Theaterとか、技巧的なものばっかり聴いてたんです。そのうちロックがフュージョンになり、ジャズ要素も入った曲をよく聴くようになって、大学はバークリーだったので、そこでジャズのアプローチ系を学んで……バックグラウンドとしてはそういうところですね。ただ、その反面ポップスも大好きで、ポップスのギターもいろいろコピーしたので、そのブレンドが……中途半端な感じに(笑)。

Rei:いやいや!(笑) アントニオ・カルロス・ジョビンみたいだったり、Dirty Projectorsみたいだったり、奏法が多岐にわたっていてすごく聴き応えがあるなと思います。

―お二人ともソロもバリバリ弾けるけど、現在は歌いながら弾くわけで、リズムギターの要素も重要ですよね。先日の『関ジャム』(テレビ朝日系列)のギタリスト特集で、Reiさんが山崎まさよしさんを挙げてリズムギターのすごさを解説していらっしゃいましたが、CHARMさんも交えて、改めてリズムギターについて話していただけますか?

Rei:最初に話した今の時代の話にも通じると思うんですけど、メトロノームみたいな、カチカチにスクエアなビートでみんなが踊ってる時代に、ステディなグルーヴで演奏できない人は負けちゃうなって思うんですよね。

ピート・タウンゼントとかもそうですけど、リズムギターがすごい人には尊敬の念を抱いています。もちろん、人間のグルーヴとコンピューターが作ったビートのよさはそれぞれなので、シチュエーションによって織り交ぜたり、使い分けたりしてるんですけど。

CHARM:僕はそれに一時期すごく悩んだんです。普段自宅でレコーディングをしてるんですけど、ギターがグリッドにぴったり合わなくて、どうすれば合うんだろうって。でも結果的には、気にしないことがいいリズムに繋がると思いました。なので、最近は先にトラックがあっても、ギターの生み出すリズムの方が好みだと思ったら、ドラムとベースをそっちに合わせるようにしてますね。

THE CHARM PARK

―Reiさんにとっての山崎まさよしさんやピート・タウンゼントのように、CHARMさんにとって「リズムギターといえばこの人」というギタリストを挙げていただけますか?

CHARM:代名詞って感じになっちゃいますけど、リードも上手いのに、リズムがすごくいいのは、ポール・ジャクソンJr.とスティーヴ・ルカサー。マイケル・ジャクソンの『スリラー』(1982年)に参加してるギタリストですね。きっちりしてるんだけど、完璧ではない気がして、それがすごく好きだし、一番印象に残ってます。あのアルバムでは、エディ・ヴァン・ヘイレンも弾いてますけど(笑)。

マイケル・ジャクソン“Beat It”。ポール・ジャクソンJr.、スティーヴ・ルカサー、エディ・ヴァン・ヘイレンが参加している

Rei:ギターを始めて20年以上経って、まだ自分が達したい域には達してないんですけど、ここにきて、リズムも含めて技術を上げるための一番のヒントは生活の中にあると感じていて。自分ができてないからこそそう思うんですけど、体内時計を整えて、太陽が上がるのに合わせて起きるとか、同じテンポで歩くとか、生活音を聴くとか、そういうことがピッチをよくしたり、グルーヴをよくするなって。テンポキープとかも、つまりは体内時計じゃないですか? 楽器が上手くなるヒントが生活の中にあるなって、今すごく感じてます。

CHARM:言われたことなにひとつできてないので、罪悪感を感じますね(笑)。でも、おっしゃる通りだと思います。

Rei:私、曲を作るときは自分の世界に入ってバーッて作っちゃうタイプで、ずっと体育座りで背中を丸めてる感じなんです。で、「さあ、ギターを録ろう」ってなっても、身体も演奏もガタガタで、「そりゃあそうだな」って(笑)。

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リリース情報

THE CHARM PARK『Standing Tall』
THE CHARM PARK
『Standing Tall』(CD)

2019年7月3日(水)
価格:1,728円(税込)
RZCB-87003

1. Don't Let Me Fall
2. Ordinary
3. Still in Love
4. Stars Colliding
5. 花が咲く道
6. Standing Tall

イベント情報

THE CHARM PARK
『Billboard Live OSAKA / TOKYO』

2019年7月3日(水)
会場:大阪府 Billboard Live OSAKA
[1st]OPEN 17:30 START 18:30
[2nd]OPEN 20:30 START 21:30

2019年7月5日(金)
会場:東京都 Billboard Live TOKYO
[1st]OPEN 17:30 START 18:30
[2nd]OPEN 20:30 START 21:30

『THE CHARM PARK Acoustic Live』

2019年7年8日(月)
会場:愛知県 名古屋 BLcafe

2019年7月29日(月)
会場:福岡県 ROOMS

2019年8月5日(月)
会場:宮城県 ナカオカフェ

2019年8月6日(火)
会場:栃木県 悠日

リリース情報

Rei『REI』
Rei
『REI』(CD)

2018年11月7日(水)発売
価格:3,024円(税込)
UCCJ-2163

1. BZ BZ
2. LAZY LOSER
3. My Name is Rei
4. Follow the Big Wave
5. PLANETS
6. Dreamin'
7. Silver Shoes
8. MELODY MAKER
9. Clara
10. The Reflection
11. Arabic Yamato
12. before sunrise

イベント情報

Rei
『Reiny Friday -Rei & Friends- Vol.10 Celebration!』

2019年7月5日(金)
会場:東京都 ヒューリックホール東京
ゲスト:山崎まさよし

プロフィール

THE CHARM PARK
THE CHARM PARK(ざ ちゃーむ ぱーく)

シンガーソングライター、Charmによるソロユニット。8歳から24歳までアメリカで過ごし、叙情的で美しい音世界とオーガニックかつダイナミックな楽曲スケール、緻密なメロディセンスとアレンジ力に全世界の音楽人が注目する新世代ポップス職人。ASIAN KUNG-FU GENERATION、V6、登坂広臣(三代目J SOUL BROTHERS)への楽曲提供や大橋トリオのツアーサポート等でも注目を集め、2018年12月にメジャーデビュー。7月3日にミニアルバム『Standing Tall』を発売する。

Rei
Rei(れい)

兵庫県伊丹市生。卓越したギタープレイとボーカルをもつ、シンガーソングライター/ギタリスト。幼少期をNYで過ごし、4歳よりクラシックギターをはじめ、5歳でブルーズに出会い、ジャンルを超えた独自の音楽を作り始める。2015年2月、長岡亮介(ペトロールズ)を共同プロデュースに迎え、1st Mini Album『BLU』をリリース。FUJI ROCK FESTIVAL、SUMMER SONIC、RISING SUN ROCK FESTIVAL、SXSW Music Festival、JAVA JAZZ Festival、Les Eurockeennesなどの国内外のフェスに多数出演。2017年秋、日本人ミュージシャンでは初となる『TED NYC』でライブパフォーマンスを行った。2018年11月7日、1stアルバム『REI』をリリース。

関連チケット情報

2020年4月12日(日)
トアロード・アコースティック・フェスティバル2020
会場:神戸VARIT./他(兵庫県)
2020年4月25日(土)〜4月26日(日)
ARABAKI ROCK FEST.20
会場:みちのく公園北地区 エコキャンプみちのく(宮城県)

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