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THE CHARM PARK×Rei対談 誰でも音楽が作れる時代に大切なこと

THE CHARM PARK×Rei対談 誰でも音楽が作れる時代に大切なこと

THE CHARM PARK『Standing Tall』
インタビュー・テキスト
金子厚武
撮影:信岡麻美 編集:矢島由佳子(CINRA.NET編集部)

日本の音楽があんまり面白くなくなってきちゃったなっていうのが正直な気持ちではある。(THE CHARM PARK)

―Reiさんは音楽人生の中でギターとの距離がちょっと遠ざかった時期とかってありましたか?

Rei:人付き合いがしんどいと感じることはあるんですけど(笑)、ギターがしんどくなったことはないですね。

ギターを通じて、自分が情けなく感じることは日々あって。身の回り基準より世界基準で自分を鍛え上げたいと思っているし、自分が表現したいものが頭の中に思い浮かんだときに、技術が追いつかなくてそれが具現化できないのが一番悔しいんです。なので、表現のために技術を高めたいですし、あとはプレイヤーとして、セッションをさせていただくときに、対等にわかり合えるプレイをしたいので、そのふたつの理由で、常に練習はしてます。

―「身の回り基準より世界基準」という言葉がありましたが、アメリカ在住経験があった上で、現在は日本を拠点に活動している、というのもお二人の共通点ですよね。改めて、日本を活動拠点に選んだ理由を話していただけますか?

CHARM:僕は24歳まで一回も日本では暮らしたことなくて、日本語も上手にしゃべれなかったんですけど……でも、タイミングがすべてですね。自分が高校生とか大学生の頃って、アメリカの音楽よりも日本の音楽の方が面白かったんです。当時はビルボード(アメリカ)とオリコン(日本)のチャートをよく見てて、オリコンの方が面白い音楽が多かったので、日本で音楽をしてみたいと思いました。

―何年くらいの話ですか?

CHARM:2006年から2009年くらい。で、2010年に来日して、音楽活動をさせていただいてるんですけど……それから日本の音楽があんまり面白くなくなってきちゃったなっていうのが正直な気持ちではあって。その間にアメリカやUKが面白かった時期もあったので、今は日本ももう少し変化がほしいと思ってます。

―当時のオリコンの面白さはどんな部分に感じていたのでしょうか?

CHARM:ASIAN KUNG-FU GENERATIONの“ワールドアパート”が1位になってびっくりしたんです。これが1位になれる国っていうのは、すごく耳のいい、センスのいい人たちが集まってる国なんだろうなって。ロックに限らず、いろんなジャンルが混ざっていて、そこがすごく魅力的でした。

ASIAN KUNG-FU GENERATION“ワールドアパート”を聴く(Apple Musicはこちら

グローバルに活動したいんだったら、自分のジャポニズムをより追求した方がいい。(Rei)

―Reiさんはいかがですか?

Rei:私が日本を拠点にしたのは……日本人だから、です。日本語は美しいので、日本語で書きたいっていうのもありましたけど、CHARMさんもおっしゃっていたように、日本の音楽はガラパゴス化というか、独自の進化を遂げていると思うんですね。すごく突き詰めて細部まで作り込むのが欧米にはないセンスだと思って、そういうところが魅力的だなって。

あとは、グローバルに活動したいからこそ、自分が日本人であり、その環境で育ってきたことを武器にするべきだと思いました。グローバルに活動しようとした方はこれまでもたくさんいるけど、世界を視野に入れた途端、欧米寄りの音楽に変わったりする場合もあるなと思って。そうなると日本でフォローしてたリスナーの方はがっかりするかもしれないし、逆に、現地の方からすると、自分の国で成功しているパイオニアがすでにいるから真似事にしか見えなくて、どこにも居場所がなくなってしまう。傍から見ていてそう思えることがあったので、だからこそ、グローバルに活動したいんだったら、自分のジャポニズムをより追求した方がいいかなって。

左から:THE CHARM PARK、Rei

―CHARMさんも、日本を拠点にしつつ、目線としてはグローバルな活動を意識していると言えますか?

CHARM:日本を拠点にしているとはいえ、「日本のみなさんのために歌っています」というわけでもないし、「世界を見て歌っています」というわけでもなくて。これは歳を取った発言かもしれないですけど、自分がいいと思う音楽を作って、好きだったら聴いてほしいし、好きじゃなかったら、ノーコメントでも悪いコメントでもいい。とにかく「僕はこれが好きなんです」というものを自信持ってやって、少しでも聴いてくれる人が増えたら、幸せな人生だなって。

―もはや「国内 / 国外」とはっきり分ける必要がないというか、分けられない時代だと思うし、「自分はこれ」というものをフラットに作り続けることで、より多くの人に響く可能性がある時代なのかなと思います。

Rei:かつては「海外憧れ」みたいなのがあって、今でもあるとは思うんですけど、より強かったと思うんです。でも、今は英語を喋れる人もいっぱいいるわけじゃないですか? みんなが海外に出ることを成功だと位置付けているからやるわけではなくて、なにを表現したいのか、誰に届けたいのか、どこのステージで歌いたいのか、そういうビジョンに向かって音楽をやることが正義なんじゃないかと思いますね。

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リリース情報

THE CHARM PARK『Standing Tall』
THE CHARM PARK
『Standing Tall』(CD)

2019年7月3日(水)
価格:1,728円(税込)
RZCB-87003

1. Don't Let Me Fall
2. Ordinary
3. Still in Love
4. Stars Colliding
5. 花が咲く道
6. Standing Tall

イベント情報

THE CHARM PARK
『Billboard Live OSAKA / TOKYO』

2019年7月3日(水)
会場:大阪府 Billboard Live OSAKA
[1st]OPEN 17:30 START 18:30
[2nd]OPEN 20:30 START 21:30

2019年7月5日(金)
会場:東京都 Billboard Live TOKYO
[1st]OPEN 17:30 START 18:30
[2nd]OPEN 20:30 START 21:30

『THE CHARM PARK Acoustic Live』

2019年7年8日(月)
会場:愛知県 名古屋 BLcafe

2019年7月29日(月)
会場:福岡県 ROOMS

2019年8月5日(月)
会場:宮城県 ナカオカフェ

2019年8月6日(火)
会場:栃木県 悠日

リリース情報

Rei『REI』
Rei
『REI』(CD)

2018年11月7日(水)発売
価格:3,024円(税込)
UCCJ-2163

1. BZ BZ
2. LAZY LOSER
3. My Name is Rei
4. Follow the Big Wave
5. PLANETS
6. Dreamin'
7. Silver Shoes
8. MELODY MAKER
9. Clara
10. The Reflection
11. Arabic Yamato
12. before sunrise

イベント情報

Rei
『Reiny Friday -Rei & Friends- Vol.10 Celebration!』

2019年7月5日(金)
会場:東京都 ヒューリックホール東京
ゲスト:山崎まさよし

プロフィール

THE CHARM PARK
THE CHARM PARK(ざ ちゃーむ ぱーく)

シンガーソングライター、Charmによるソロユニット。8歳から24歳までアメリカで過ごし、叙情的で美しい音世界とオーガニックかつダイナミックな楽曲スケール、緻密なメロディセンスとアレンジ力に全世界の音楽人が注目する新世代ポップス職人。ASIAN KUNG-FU GENERATION、V6、登坂広臣(三代目J SOUL BROTHERS)への楽曲提供や大橋トリオのツアーサポート等でも注目を集め、2018年12月にメジャーデビュー。7月3日にミニアルバム『Standing Tall』を発売する。

Rei
Rei(れい)

兵庫県伊丹市生。卓越したギタープレイとボーカルをもつ、シンガーソングライター/ギタリスト。幼少期をNYで過ごし、4歳よりクラシックギターをはじめ、5歳でブルーズに出会い、ジャンルを超えた独自の音楽を作り始める。2015年2月、長岡亮介(ペトロールズ)を共同プロデュースに迎え、1st Mini Album『BLU』をリリース。FUJI ROCK FESTIVAL、SUMMER SONIC、RISING SUN ROCK FESTIVAL、SXSW Music Festival、JAVA JAZZ Festival、Les Eurockeennesなどの国内外のフェスに多数出演。2017年秋、日本人ミュージシャンでは初となる『TED NYC』でライブパフォーマンスを行った。2018年11月7日、1stアルバム『REI』をリリース。

関連チケット情報

2019年7月26日(金)〜7月28日(日)
The Coleman Camp 2019
会場:無印良品カンパーニャ嬬恋キャンプ場(群馬県)
2019年7月29日(月)
THE CHARM PARK
会場:ROOMS(福岡県)
2019年8月3日(土)〜8月4日(日)
CONNECTED2019 ~Only for Music Junkies~
会場:SENDAI GIGS(宮城県)
2019年8月5日(月)
THE CHARM PARK
会場:NAKAO CAFE(宮城県)
2019年8月8日(木)
/// SUMMER GODDESS ///
会場:shibuya eggman(東京都)

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