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the engyの研究発表 今の時代の「芸術性と大衆性を成す音」とは

the engyの研究発表 今の時代の「芸術性と大衆性を成す音」とは

the engy『Talking about a Talk』
インタビュー・テキスト
金子厚武
撮影:垂水佳菜 編集:矢島由佳子(CINRA.NET編集部)
2019/10/30

「わからないから知りたい」みたいな欲求が、ずっと根底にあるんだと思います。

―the engyの曲には確かに「熱さ」があって、すごくエモーショナルだと思うんですけど、その一方で、サウンドは作り込まれていて、知的な興奮もある。山路くんは研究者タイプでもあるのかなと、楽曲を聴いていると感じます。

山路:おっしゃる通り、僕は研究したいタイプというか、物事を突き詰めていきたいタイプで。そもそも「研究」って、すごく熱い作業なんですよ。

僕は大学院まで行ったんですけど、研究者が本を読むときって、「この本に載ってることは、あの本のあれか! 今すぐ図書館行こう!」みたいな、すごく熱い作業で(笑)。そういう研究の熱さも音楽に出てるかもしれないですね。

山路洸至

―そもそも音楽に興味を持ったのも、「この曲が好き」とかではなくて、楽器の構造が気になったのがきっかけだったそうですね。

山路:そうなんです。ピアノを触ってる人を見たときに、なんであんなにきれいな音が鳴るのか全然わからなくて、知りたいと思ったんですよね。幼稚園のときに急に言い出したらしいんですけど、「わからないから知りたい」みたいな欲求が、ずっと自分の根底にあるんだと思います。

逆に「このままやり続けたら、いつかできるようになる」みたいなものには興味が持てないんですよ。たとえばスポーツは苦手で。「あと100回素振りすれば、打てるようになる」って言われても、「じゃあ、やったらええんやな」ってなってしまうから、全然入り込めなくて。

―でも、楽器は違った?

山路:中学からギターを始めたんですけど、僕、ジョン・フルシアンテが大好きで。あの人のギターを聴いたときに、「ギターって、こう弾く楽器だったんや」みたいに思ったんです。あと何回弾こうが、なんぼ時間を費やそうが、絶対この人みたいにはできないなと思った。そういう、できないもの、わからないものに、のめり込むんですよね。

左から:山路洸至、濱田周作、境井祐人、藤田恭輔
左から:山路洸至、濱田周作、境井祐人、藤田恭輔
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リリース情報

the engy『Talking about a Talk』
the engy
『Talking about a Talk』初回限定盤(CD)

2019年10月30日(水)発売
価格:2,530円(税込)
VICL-65257

1. At all
2. Still there?
3. Sick enough to dance
4. In my head
5. Touch me
6. Hey
7. I told you how
8. Have a little talk
9. Sick enough to dance [Pf ver.](ボーナストラック)

the engy
『Talking about a Talk』通常盤(CD)

2019年10月30日(水)発売
価格:2,200円(税込)
VICL-65258

1. At all
2. Still there?
3. Sick enough to dance
4. In my head
5. Touch me
6. Hey
7. I told you how
8. Have a little talk

イベント情報

『ONEMAN LIVE「Talking about a Talk」』

2019年11月25日(月)
会場:東京都 渋谷 WWW

2019年12月3日(火)
会場:大阪府 心斎橋 Pangea

『「Talking about a Talk」インストアLIVE』

2019年11月16日(土)
会場:東京都 タワーレコード新宿店7F イベントスペース

2019年11月17日(日)
会場:大阪府 タワーレコード梅田NU茶屋町店 イベントスペース

2019年11月23日(土)
会場:京都府 タワーレコード京都店 イベントスペース

プロフィール

the engy
the engy(じ えんぎー)

京都発。山路洸至(Vo,Gt,Prog)と濱田周作(Ba)、境井祐人(Dr)、藤田恭輔(E.Gt,Cho,Key)の4人からなるロックバンド。山路のスモーキーかつブルージーな歌声とソウル、ヒップホップ、ダンスミュージック、エレクトロニックなどあらゆるジャンルを取り込みつつ緻密に構築されたトラックメイクとロックサウンドが特徴。
2017年5月に自主制作盤1st EP『theengy』を発売。未流通の自主制作盤ながら耳の早いバイヤーがYouTubeなどで楽曲をキャッチし、コアな専門店やアパレル店などで取り扱いされ関西を中心にジワジワと存在感を増しいく。2019年には『Touch me』(6月12日配信)、『Still there?』(8月28日配信)と配信シングルを立て続けにリリースし、Apple Music「今週のNEW ARTIST」への選出、Spotifyでは国内外複数のプレイリストに取り上げられるなど更に注目度を上げている。

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