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遥海、その歌声は人々の心を震わせる。稀有な人生から溢れ出る歌

遥海、その歌声は人々の心を震わせる。稀有な人生から溢れ出る歌

遥海『Pride』
インタビュー・テキスト
黒田隆憲
編集:矢島由佳子(CINRA.NET編集部)
2020/05/22

パワフルな中にも透明感や優しさを兼ね備えた歌声で、オーディション番組をはじめ様々なテレビ番組で話題をさらっていたシンガー・遥海が、満を持してメジャーデビューを果たす。

テレビアニメ『波よ聞いてくれ』のエンディングテーマにも起用されているメジャーデビュー曲“Pride”は、「歌うこと」や「生きること」に対する遥海の覚悟を表明したソウルバラード。ピアノと歌から始まり、徐々にストリングスセクションやゴスペルクワイアが重なっていくドラマティックなサウンドスケープが胸を打つ。フィリピンで生まれ育ち13歳のときに日本にやってきた彼女が、言語の壁をはじめ様々な紆余曲折を乗り越えてきた道のりを象徴するような楽曲だ。

このインタビューは、新型コロナウイルス禍のためリモートで行われたものである。終わりの見えない不安な状況が続く中、ポジティブな姿勢を持つことの大切さを話してくれた彼女。天真爛漫な笑顔で、常に周りの人を照らす太陽のようなその人柄は、一体どのようにして育まれてきたのだろうか。

マライア・キャリーもホイットニー・ヒューストンも世界に1人でいい。私も唯一の存在になれたらいいなと小さい頃から思ってました。

遥海(はるみ)<br>日本とフィリピンでの生活で培った様々な音楽的バックグラウンドと、喜怒哀楽の豊かな感情を声にのせ、日本語、英語を使ってハイブリッドに表現するシンガー。13歳のときに日本語が分からないままフィリピンより日本へ移住。言葉の壁に躓きながら葛藤し、必死で言葉を伝えようとするうちに「言葉を歌で伝える」アーティストへと成長していく。2020年5月、シングル『Pride』でメジャーデビュー。
遥海(はるみ)
日本とフィリピンでの生活で培った様々な音楽的バックグラウンドと、喜怒哀楽の豊かな感情を声にのせ、日本語、英語を使ってハイブリッドに表現するシンガー。13歳のときに日本語が分からないままフィリピンより日本へ移住。言葉の壁に躓きながら葛藤し、必死で言葉を伝えようとするうちに「言葉を歌で伝える」アーティストへと成長していく。2020年5月、シングル『Pride』でメジャーデビュー。

―遥海さんが音楽に目覚めたのは、教会でゴスペルを聴いたのがきっかけだったそうですね。

遥海:はい。私は生まれも育ちもフィリピンで、小さい頃は毎週日曜日に家族と教会へ行く習慣があったんです。そこでいつもクワイアがゴスペルを歌っていたんですけど、大勢の人の高い声や低い声……当時それがソプラノだとかアルトだとかは分からないながら、様々な種類の声がひとつのハーモニーを作っていることに感動して。「自分もあの中に入りたい!」と思って3歳のときにクワイアに入ったのが、最初の音楽の目覚めでした。

―早いですね! 家族もみんな、音楽が好きだったのですか?

遥海:私、三姉妹の末っ子なのですが、姉が2人とも音楽大好きで。家ではいつもMTVや、アメリカのヒットチャート番組などが流れていたので、気づいたら私も音楽が大好きになっていました。

フィリピンは日本ほど治安がよくないので、基本的に学校以外の時間は家で遊ぶことが多くて、家族の前でABBAやホイットニー・ヒューストン、マライア・キャリー、それからフィリピンの人気歌手の曲をずっと歌っていましたね。

幼少期の遥海
幼少期の遥海

―お姉さんの影響はかなり大きそうですね。

遥海:大きかったです。長女は歌もダンスも得意で頭もよくて、先生たちからすごく可愛がってもらってたんですよ。二女はスポーツがすごく得意でなにをやっても優秀だし、勉強もトップクラスの成績だったんですね。そんな2人が自分よりも先に学校にいるから、めっちゃプレッシャーでした(笑)。実際、先生にも「お姉ちゃん2人はこんなに優秀なのに、なんであなたはできないの?」とか言われることもあって。

いや、言うほどできない子じゃなかったと思うんですよ?(笑) でも、お姉ちゃんたちがあまりにも優秀だからいつも比べられていたし、親戚からも私だけ「おっちょこちょいで、じっとしていられない子」みたいな扱いで。それが悔しくて、お姉ちゃんを目標に歌もスポーツも頑張っていたところはありましたね。

遥海、フィリピンの学校にて歌っている様子
遥海、フィリピンの学校にて歌っている様子

―その頃、目標とするシンガーはいました?

遥海:特にいなかったです。ディーバと言われるシンガーのいいとこ取りというか(笑)。マライアもホイットニーも世界に1人でいいし、自分も唯一の存在になれたらいいなと。とにかく「歌を歌いたい」「誰かに見てもらいたい」という気持ちが強い子でした。

メジャーデビュー曲“Pride”ミュージックビデオ

―13歳から日本で暮らすようになったそうですが、最初は馴染めずに大変だったそうですね。

遥海:もう、本当に最悪でしたね。フィリピンにいたときは、とにかく充実した毎日を送っていたんですよ。お姉ちゃんたちを目標にしていたおかげで、陸上競技の全国大会に行くくらいの成績を残していたし、歌うことも楽しくて仕方なかった。なのに急に、言葉も分からない、どんなところなのか全く想像もつかない場所へ、親の都合で行くことになって……本当に嫌でした。

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リリース情報

遥海『Pride』初回生産限定盤
遥海
『Pride』初回生産限定盤(CD+DVD)

2020年5月20日(水)発売
価格:1,980円(税込)
BVCL-1080~1

[CD]
1. Pride
2. answer
3. Hearts Don’t Lie
4. Fever Dream
5. Pride instrumental

[DVD]
1. Pride MUSIC VIDEO
2. 記憶の海 another ver. MUSIC VIDEO
3. Don’t Break My Heart MUSIC VIDEO

遥海『Pride』期間生産限定盤
遥海
『Pride』期間生産限定盤(CD+DVD)

2020年5月20日(水)発売
価格:1,760円(税込)
BVCL-1083~4

[CD]
1. Pride
2. answer
3. Hearts Don’t Lie
4. Fever Dream
5. Pride instrumental

[DVD]
1. 『波よ聞いてくれ』ノンクレジット ED MOVIE

遥海『Pride』通常盤
遥海
『Pride』通常盤(CD)

2020年5月20日(水)発売
価格:1,430円(税込)
BVCL-1082

1. Pride
2. answer
3. Hearts Don’t Lie
4. Fever Dream
5. Pride instrumental

プロフィール

遥海
遥海(はるみ)

日本とフィリピンでの生活で培った様々な音楽的バックグラウンドと、喜怒哀楽の豊かな感情を声にのせ、日本語、英語を使ってハイブリッドに表現するシンガー。3歳よりクワイヤに参加して自然と音楽の道へ。13歳の時に日本語が分からないままフィリピンより日本へ移住。言葉の壁に躓きながら葛藤し、必死で言葉を伝えようとするうちに「言葉を歌で伝える」アーティストへと成長していく。その過程で、世界的オーディション番組の日本版『X Factor Okinawa Japan』にチャレンジして注目を集めると、その後様々なメディアで、その歌声はもちろんのこと、「心から歌っている」と表現力の高さを評価される。2018年4月には、クラウドファンディングにてZepp Divercity Tokyoでのライブを支援するプログラム『Road to Zepp』の第1弾アーティストに選出。予想より早く目標額を達成し、満員の観客の前でパフォーマンスを披露。同年8月、自分の歌がどこまで通用するのかを確かめるべく、自ら応募し、単身で本場の『The X Factor (UK)』に挑戦。ウェンブリー・アリーナでパフォーマンスを披露し、3000人観客からスタンディングオベーション。サイモンコーウェルも絶賛したが、惜しくもステージ4で涙を飲んだ。この経験をバネに、2019年には自身初の東名阪ワンマンライブツアーを開催し、配信限定EP『MAKE A DIFFERENCE EP』、CD『CLARITY』をリリース。2020年5月、シングル『Pride』でメジャーデビュー決定。

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