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コンテスト連続優勝とコロナでの不運。PULPSデビュー前の軌跡

コンテスト連続優勝とコロナでの不運。PULPSデビュー前の軌跡

PULPS『the the the』
インタビュー・テキスト・編集
タナカヒロシ
2020/10/15

オーディション連続優勝で「いまキテるバンド」が一転、コロナの影響で「ツイてないバンド」へ

―これまでバンドをやってきて、ターニングポイントになった出来事はありました?

田井:やっぱり大学卒業のタイミングですね。就職するかしないかで大石が……。

大石:僕、就活のときに1回「抜けるわ」って言ってるんですよ。社会人しながらバンドするのは難しいというか、みんなに迷惑かけると思っていたので。でも、それでもいいからと言ってくれて、続けることになったんですけど、いざ就職が決まって卒業したら、運悪く名古屋に配属やったんですよ。

それでも毎週末、大阪に帰ってたんですけど、社会人になって半年くらいのときにレコーディングをしたら、めちゃめちゃ楽しかったんですよね(笑)。それでもう名古屋におられへんわと思って、会社をやめて、大阪に戻ったんです。それは僕にとって転機だったかなと思います。

―大石さん以外のみなさんは就職するという選択肢はなかったんですか?

あんちゃん:なかったですね(笑)。

地本:僕とあんちゃんは大学も途中でやめてて……。

田井:この2人は社会不適合者なので(笑)。まぁ、ほっとくわけにはいかんっていうのも、けっこう活動のモチベーションになってますね。

PULPS

―じゃあ、大学を卒業したくらいからバンドに本腰を入れようと?

田井:そうですね。それまでは漠然と「売れたいな」って感じやったんですけど、卒業してからは「売れるにはどうしたらいいか」っていうことを考えるようになりました。

―それでオーディションにも出るようになって、『ツタロックフェス2020』と『battle de egg2020』でグランプリを獲ったと。

大石:いままでもそういうコンテストに出たことはあったんですけど、全然勝てなくて。それが今年に入ってから、立て続けにグランプリを獲らせてもらって、「よっしゃ!」と思っていたところで、コロナで風向きが変わってしまい……。

―コロナがなかったら、『ツタロックフェス2020』で幕張メッセのステージにも立つはずだったんですよね。

地本:そうなんです。しかもKing Gnuの直前に出るはずやったんです(笑)。

田井:でも「いまキテるバンド」みたいに言っていただけることも増えました。コロナでことごとく潰れていったので、「いちばんツイてないバンド」とも言われるようになりましたけど(笑)。

PULPS
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リリース情報

PULPS
『the the the』(CD)

2020年10月7日(水)発売

1. 青い鳥
2. 1989
3. クチナシの部屋
4. untitle crown
5. Flower

プロフィール

PULPS(ぱるぷす)

全員1994年生まれ、小学校の同級生4人により大阪府八尾市で結成。南蛮キャメロとして関西を拠点に活動し、『ツタロックフェス2020』『battle de egg2020』のオーディションで連続優勝。『ツタロックフェス2020』『COMING KOBE20』などへの出演権を獲得するも、新型コロナウイルスの影響で相次いで中止に。2020年8月にPULPSに改名し、同年10月に初の全国流通作『the the the』をリリース。フォークやUKロックの影響を受けた、どこか懐かしくキャッチーな楽曲を武器とする。

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