ポール・オースターの『偶然の音楽』、仲村トオル主演で再上演

ポール・オースターの原作を舞台化し、2005年秋の初演で賞賛を浴びた『偶然の音楽』が、9月14日よりキャストを変更し、再び上演される。

『偶然の音楽』はオースターが『ムーン・パレス』に続き、1990年に発表した長編小説。主人公であるジム・ナッシュは突然転がり込んできた遺産で車を購入し、アメリカ中を旅してまわるうちに、謎の若者ポッツィと出会う。博打で負けた彼らを待っていたのはただただ石を運ぶ日々だった。

主演のナッシュ役には初演と同じく中村トオル。博打の才能を持った若者ジャック・ポッツィ役は若手俳優の中でも注目を集める田中圭が演じる。

オースターの作品の中でも特に寓話性が強く、魅力あふれる本作。謎めいた奇想天外なストーリーとスリリングな駆け引きに満ちた作品が、どのように演じられるのか楽しみな公演だ。

なお、9月23日には演出家、白井晃によるレクチャーも開催される。

『偶然の音楽』
2008年9月14日(日)~9月28日(日)
会場:世田谷パブリックシアター(東京・三軒茶屋)
原作:ポール・オースター
構成・台本・演出:白井晃
キャスト:
仲村トオル
田中圭
三上市朗
大森博史
小宮孝泰
櫻井章喜
初音映莉子
岡寛恵

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