237分の上映時間を誇る園子温監督の問題作『愛のむきだし』、ゆら帝が音楽提供

17歳で詩人としてデビューし、映画監督としてもベルリン、サンダンス、ロッテルダムなど各国の映画祭で数々の賞を受賞している異才・園子温。満を持しての最新作は、実話をベースに上映時間237分の「真実の愛」を描く、エンタテインメント大作『愛のむきだし』だ。

敬虔なクリスチャン一家に育ったユウ。優しかった神父の父は、ある出来事を境に豹変し、ユウに罪を犯して懺悔をするよう強要する。自ら罪を作り出す必要にかられたユウは、いつしか女性ばかりを狙う天才的な盗撮のカリスマとなっていた。そんなある日、運命の女・ヨーコと出会い、ユウは生まれて初めて恋に落ちる。しかし2人の背後には謎のカルト教団の魔の手が近づいていた…。

「上映時間4時間ですが、体感時間は一瞬です」とは監督の弁。その言葉通り、息つく間もなく怒涛のストーリーが展開する。主演のユウ役にはAAA(トリプル・エー)でメインボーカルを務める西島隆弘。ヒロインのヨーコ役にはFolderのメンバーで、ソロ活動も盛んな満島ひかり。また孤高のロックバンド「ゆらゆら帝国」が初めて映画に楽曲を提供している。

園監督自身の体験や取材した実話をベースに「快楽と苦痛」「真実と嘘」「キリスト教と新興宗教」「理性と本能」といった世界と人間に内在する二面性をモチーフに、究極の純愛を描く『愛のむきだし』。早くもベルリン国際映画祭の招待も決まり、各所から熱い注目を浴びている問題作である。

『愛のむきだし』

2009年1月31日(土)よりユーロスペースにてロードショー

原案・脚本・監督:園子温
主題歌・挿入歌:ゆらゆら帝国(ソニー・ミュージック アソシエイテッド レコーズ)

キャスト:
西島隆弘
満島ひかり
安藤サクラ
渡辺真起子
渡部篤郎
ほか

製作:「愛のむきだし」フィルムパートナーズ
企画:オメガ・プロジェクト
制作:アン・エンタテインメント
配給:ファントム・フィルム

(画像:©「愛のむきだし」フィルムパートナーズ)

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