東洋と西洋の眼差しを切り拓いた写真家・木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン

日本とフランスを代表する写真家の展覧会『木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン 東洋と西洋のまなざし』が、11月28日より東京都写真美術館にて開催されている。

木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソンは、日本とヨーロッパと活躍した場は異なるが、ともに近代的写真表現を切り拓いた重要な存在として知られる写真家。この2人はともにカメラ「ライカ」を人間の眼の延長として捉え、揺れ動く現実の諸相を切り取り、それまでになかった新しい「写真」のあり方を証明したといえる。

同展では、偉大な2人の写真家の個性を堪能するだけではなく、近代的写真表現が絶対的かつ普遍的でありながら、同時にいかに個別的相対的なものであったということを見るための試みがなされている。木村伊兵衛作品は東京都写真美術館のコレクションを中心に、またアンリ・カルティエ=ブレッソン作品は当館のコレクションを中心に国内各美術館の所蔵作品も含め、全体で約153点を展示する。

美しいフレーミングにこだわったアンリ・カルティエ=ブレッソンと、人と人の関係を重視した木村伊兵衛。街角や人物などテーマやシチュエーションが同様の作品では、特にその違いや共通点、互いに触発し合った様子が見て取れる。複雑な時代背景にもかかわらず、写真家として人間として、ともに意識をしながらもそれぞれの表現を極めた二人の写真家の軌跡を辿ることとなるだろう。

『木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン 東洋と西洋のまなざし』

2009年11月28日(土)~2010年2月7日(日)
会場:東京都写真美術館 3階展示室
時間:10:00~18:00(木・金は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで
ただし、2010年1月2・3日は11:00~18:00
休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)、12月28日(月)~1月1日(金・祝)
料金:一般700円 学生600円 中高生・65歳以上500円

関連上映作品
『アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶』

2010年1月2日(土)~1月15日(金)
会場:東京都写真美術館 1階ホール

(画像上:アンリ・カルティエ=ブレッソン「サン=ラザール駅裏、パリ」1932 年©Henri Cartier-Bresson/Magnum Photos、画像下:木村伊兵衛「パリ、地下鉄入口」1955 年)

  • HOME
  • Art,Design
  • 東洋と西洋の眼差しを切り拓いた写真家・木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン

Special Feature

メタ・サピエンス──デジタルとリアルが溶け合う世界を探究する

デジタルとリアルが融合する世界。世界はどう変化し、人々はどう進化するのだろうか?私たちはその進化した存在を「メタ・サピエンス」と名づけ、「Humanity - 人類の進化」「Life - 生活・文化の進化」「Society - 社会基盤の進化」の3つの視点からメタ・サピエンスの行動原理を探究していく。

詳しくみる

JOB

これからの企業を彩る9つのバッヂ認証システム

グリーンカンパニー

グリーンカンパニーについて
グリーンカンパニーについて