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宙に浮いた3千個の小石、一瞬の自然現象に託すもの『カン・イング 展』

韓国を中心に数々のインスタレーションを発表しているカン・イング。昨年の秋に青森で制作された作品が、今回は京橋のINAX ギャラリー2にあわせてインスタレーションされる。

今回展示される作品“Dancing”は、まるで豪雨の時、地面に叩きつけられた雨粒が同じ高さに跳ね上がって見える瞬間のようにも見える。これまで何万本もの爪楊枝を使った高さ4mの幾何学形態などで自然界の生命を表現した作品と同様に、今回も小石に大地の歴史や記憶を託し、作品に仕上げている。

たくさん集まった小石は、揺らぐ針金の上で、かつてひとつの大きな岩であったように、ひとつの黒い霞にも見える。今回の展示が終われば3千個以上の小石は青森に返され、彼のもとには針金だけが残されるという。形は残らないが、小石と針金、そして展示を観た者に大地の記憶はつながれていく。まさに記憶によるインスタレーションといえるだろう。

『カン・イング 展―バラスとワイヤーの天地―』

2009年2月2日(月)~2月25日(水)10:00~18:00
会場:INAX ギャラリー2(東京・京橋)

休館日:日曜、祝日
料金:無料

(画像上:「Dancing」stones、wires 13000×1000×700mm 2008 撮影:山本糾写真提供:国際芸術センター青森)

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