パリを拠点に世界各地の雑誌や広告、アートパフォーマンスに参加しているマーク・ニュートンの個展『HEADS』が、東京代官山・GALLERY SPEAK FORにて8月19日まで開催されている。
マーク・ニュートンは、高橋幸宏の「BLUE MOON BLUE」のジャケットのイラストを手がけたほか、ユニクロのTシャツデザインに参加するなど、日本とも深く関わるグラフィックデザイナー。彼の作風の特徴は人物ポートレートに色濃く表れており、油彩をもちいたクラシックな仕上がりや、ビビッドでサイケなカラーコラージュなど両極端な世界観を持っている。中でもドットの1つずつで描く細部と、その対照的な余白で差し引くバランス感覚が冴える彼のモノクローム表現はとてもユニークだ。
本展では、そのモノクロームドローイングを35センチ四方のグラフィックなインテリア用パネルとして提案するカジュアル作品を展示。過去の代表作から近作まで、彼自身が選りすぐった作品がデジタルリプリントされ、展示作品の販売も行う。
Marke Newton
『HEADS』
2009年8月7日(金)~8月19日(水)
会場:GALLERY SPEAK FOR(東京・代官山)
時間:11:00~20:00(最終日のみ18:00まで)
休廊日:木曜日
料金:無料
(画像:Carine Charaire ©Marke Newton)