美術家・横尾忠則の世界を様々な角度から探検できる展覧会『未完の横尾忠則−君のものは僕のもの、僕のものは僕のもの』が、11月3日(火)まで金沢21世紀美術館 にて開催されている。
絵画、デザイン、映画、演劇、音楽、文学などあらゆるジャンルを網羅し、目にしたもの、耳にしたものすべてを変換して排出する画家・横尾忠則。日本のみならず世界中で個展が開かれるほど、彼の作品は常に注目の的となっている。
本展では未完成作品をはじめ、未発表作品などアトリエで眠っていた作品から、展覧会に先駆けて行われた公開制作で生み出された作品などを展示。先行する作品を引用などのカタチで取り入れることが多い彼の作風は、副題「君のものは僕のもの、僕のものは僕のもの」にも表れている。そんな主義を掲げながらも未完であることにこだわり続ける彼の真の姿が、本展で垣間見ることができるだろう。
なお、9月13日(日)には細野晴臣を招いた記念対談も実施される。
『未完の横尾忠則−君のものは僕のもの、僕のものは僕のもの』
2009年8月1日(土)~11月3日(火)
会場:金沢21世紀美術館(展示室7~12、14、プロジェクト工房)
時間:10:00~18:00 (金・土曜日は20:00まで)
休場日:毎週月曜日(ただし、9月21日、10月12日、11月2日は開場)、10月13日(火)
料金:
当日 一般1,000円 大学生・65歳以上800円 小中高校生400円
前売 一般800円 大学生600円 小中高校生300円
問い合わせ:金沢21世紀美術館 076-220-2800
(画像上:横尾忠則 《燃える空》 2008 ©Tadanori Yokoo、画像中:横尾忠則 《赤い故郷》 2008 ©Tadanori Yokoo、画像下: 横尾忠則 《私にたわむれる》 2009 ©Tadanori Yokoo)