中南米の衝撃的な今をとらえたロードムービー『闇の列車、光の旅』

移民の少女とすべてを失った青年のロードムービー『闇の列車、光の旅』が、2010年初夏に全国公開される。

同映画の脚本・監督を手がけたキャリー・ジョージ・フクナガはこれまでに2本の短編映画を手がけており、2005年にサンダンス映画祭で上映されたショートフィルム『Victoria para Chino』では、BAFTAから特別賞を含む世界中から24個以上の賞を受賞。『闇の列車、光の旅』は彼にとって初の長編映画となる。

主人公は、ホンジュラス出身の少女サイラ。アメリカを目指して父と叔父と共に故郷を旅立った彼女は、移民たちがひしめきあう列車の屋根の上で、メキシコ人青年・カスペルと出会う。とある事件をきっかけにカスペルはサイラアの命の恩人となるが、彼は強盗目的で列車に乗り込んだギャングの一員だった。彼に信頼と淡い恋心を寄せ、行動を共にするサイラ。途中で列車を降りた2人は、トラックで国境を目指す。

2009年の『サンダンス映画祭』で『闇の列車、光の旅』が絶賛され、監督賞を受賞した直後に今後2作品の契約をユニバーサル、フォーカスフューチャーズそれぞれ結んだことがビッグニュースにもなった同作。中南米の衝撃的な今をとらえた意欲作だ。

『闇の列車、光の旅』

2010年初夏、TOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー
監督:キャリー・ジョージ・フクナガ
製作総指揮:
ガエル・ガルシア・ベルナル
ディエゴ・ルナ

キャスト:
パウリーナ・ガイタン
エドガー・フロレス
配給・宣伝:日活

(画像:©2008 Focus Features LLC. All Rights Reserved.)

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