日本全国に点在する巨大な大仏を紹介する写真集『巨大仏!!』が、河出書房新社から刊行された。
一般的に「大仏」というと13mを超える鎌倉大仏や像高15mの奈良大仏が有名だが、同書に登場するのはそれらを遥かに凌ぐ大仏達だ。120mの像高で日本最大の大仏として知られる茨城の「牛久大仏」をはじめ、100mという大きさで町を見守る宮城の仙台大観音など、計28体の巨大な大仏達が紹介されている。
著者は、テレビ番組『進め!電波少年』『気分は上々』『内村プロデュース』などを手がけ、現在は『アメトーーク』『あらびき団』『大改造!劇的ビフォーアフター』などを担当している放送作家の中野俊成。プロの写真家ではない中野による異例の写真集ともいえる本作だが、それぞれの写真に添えられた一言や、大仏と町が共存する味わい深い写真など、巨大仏への愛情を随所から感じることのできる1冊に仕上がっている。
なお、全国には奈良や鎌倉を凌ぐ大きさの大仏が約80体も存在するとのこと。めくるめく巨大仏ワールド入門編としてもオススメだ。
(画像上:『巨大仏!!』著者:中野俊成(発行:河出書房新社)、以下画像:『巨大仏!!』(発行:河出書房新社)より)