シニカルな思考を背景にした表現が光る気鋭作家・足立喜一朗の個展『SOAP/SOAP』

作家・足立喜一朗の個展『SOAP/SOAP』が、恵比寿のNADiff A/P/A/R/Tで9月26日まで開催されている。

2007年に東京都現代美術館で行なわれたグループ展『Space for your future』に出展された電話ボックス型のディスコ「e.e.no.24」で、注目の的となった足立喜一朗。初期に行っていたゲリライベントや、近作のエコやロハスの矛盾をテーマにした様々なシリーズは、いずれも現代社会を独自の視点で捉え、一貫したシニカルな思考とコンセプトを背景に表現されている。

今回発表されるのは、大型の円錐形の立体が組み合わさり、表面がミラーボールのように光を乱反射させる作品。個展タイトルの「SOAP」とは、それぞれ「SymbolOf Absolute Power」(絶対的な力の象徴)と、「Silence or AbsentParty」(静寂、あるいは誰もいない宴)を意味しており、この2種類の「SOAP」の新作がナディッフの1階と地下ギャラリーとに展示される。

また、今回の個展にあわせて、足立喜一朗の作品をまとめたカタログの記念すべき第一号『WORKS:2004−2010』が250部限定で発売中だ。

足立喜一朗『SOAP/SOAP』展

2010年8月28日(土)~9月26日(日)
会場:NADiff A/P/A/R/T(東京・恵比寿)

関連イベント

アーティストトーク

2010年9月17日(金)
時間:19:00~20:30
ゲスト:福住廉

(画像上:SOAP / GRANSCROSS, 2010、画像中:SOAP / CHANDELIER, 2010、画像下:SOAP / TWINCROSS, 2010)

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