鉱物をテーマにした新作ドローイングを紹介、鈴木ヒラク個展『U』

路上に転がる様々な素材や記憶をもとに、「発掘」をテーマとした独自のドローイングを展開する鈴木ヒラクの個展『U』が、東京・外神田のisland MEDIUMで12月12日から開催される。

森美術館で行われた『六本木クロッシング2010：芸術は可能か？』展で圧倒的な美しさを見せたインスタレーションをはじめ、『アニエスベー』パリコレ会場におけるライブペインティング 、そして1000ページにも及ぶ初のドローイング集『GENGA』の出版など、国内外の様々なジャンルを横断しながら活動する鈴木ヒラク。今回の個展では、彼が近年取り組んでいる「光」や「鉱物」をテーマにした新作ドローイングインスタレーションが展開される。またオープニングに合わせ、2冊目の作品集『鉱物探し』(Looking For Minerals)がBEAMSより出版される。

個展のタイトル『U』は、原始の狩猟民が山から下り、初めて海を見た瞬間の最初の発音言語に由来しているという。鈴木の活動の原点でもある、未知なるものから新たなものを作り出す瞬間をじっくりと体験でき、これまでのドローイングの領域を押し広げる瞬間を目撃する絶好の機会となるだろう。なお、12月12日にはオープニングレセプションとして鈴木本人によるライブペインティングを予定している。

（画像上：U #001 ｜マーカー、紙 ｜ 770 × 570 mm、画像下：GENGA #1066 ｜ マーカー、紙 ｜ 210 × 297 mm）

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