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『第13回文化庁メディア芸術祭』フォトレポート、世界各国から約180作品が集結

本日2月3日から、『第13回文化庁メディア芸術祭』が開催されている。世界各国から集まった約180点の作品が展示され、また映像作品の上映やシンポジウム、プレゼンテーションも多数行われる大注目のイベントだ。実際に会場に行き、体感することを重視する「ライブなフェスティバル」を掲げた今回の見どころを、写真と原稿で少しだけお伝えしてみたい。展示は国立新美術館にて、2月14日まで行われる。

『第13回文化庁メディア芸術祭』フォトレポート

国立新美術館(東京・六本木)2階に設置された、「第13回文化庁メディア芸術祭」と書かれた入り口。

『第13回文化庁メディア芸術祭』フォトレポート

中に入ると、にぎわう人々の中、まず見えてくるのが…。

『第13回文化庁メディア芸術祭』フォトレポート

『Nemo Observatorium』 Lawrence MALSTAF © Lawrence MALSTAF

ベルギー人でノルウェー在住のアーティスト、ローレンス・マルスタフの作品『Nemo Observatorium』だ。中に入ると白い粒子が舞い上がるという、アトラクション的な楽しみ方ができる作品。周囲からの注目を集められるのも気持ちが良い。

『第13回文化庁メディア芸術祭』フォトレポート

『Mr. Lee Experiment』 Mr. Lee Experiment 制作チーム代表 Junghwan SUNG © Junghwan Sung

こちらは『Mr. Lee Experiment』。迷路の中をうごめく人間をスポイトで掬い取り、移動させることができるインタラクティブな作品。どこか冷徹な恐ろしさを感じさせるのが特徴だ。

『第13回文化庁メディア芸術祭』フォトレポート

『Braun Tube Jazz Band』和田 永 © 2009 和田永. All rights reserved.

ブラウン管から発せられる電磁波を打楽器にした和田永による画期的な作品『Braun Tube Jazz Band』。

『第13回文化庁メディア芸術祭』フォトレポート

『SEKILALA』 志村 諭佳 / 志村 健太郎(SHIMURABROS.)© SHIMURABROS.

3面スクリーンで別々の物語が展開し、観る者ひとりひとりに独自の解釈を促す『SEKILALA』も興味深い。


以上、アート部門で優秀賞を受賞した作品をご紹介してきた。大賞となったのは以下の作品。

『第13回文化庁メディア芸術祭』フォトレポート

『growth modeling device』David BOWEN © David Bowen

この『growth modeling device』というインスタレーション作品は、タマネギの成長を1日ごとに立体像として複製するというもの。来場していた作者のDavid BOWENは、「メカニカルな仕組みと、タマネギの有機性の対比がポイント」と語ってくれた。

『第13回文化庁メディア芸術祭』フォトレポート

『ベアリング・グロッケンII』 川瀬 浩介 © 川瀬 浩介

またアート部門推薦作品の、作曲家としてキャリアを積んだ川瀬浩介による『ベアリング・グロッケンII』も面白い。「自分の代わりに機械が演奏するものを作りたかった」という、金属の球が規則正しく飛び出して鉄琴を叩く作品だ。


『第13回文化庁メディア芸術祭』フォトレポート

『へうげもの』山田芳裕 © 山田芳裕/講談社

『第13回文化庁メディア芸術祭』フォトレポート

『この世界の片隅に』こうの史代 © こうの史代/双葉社

『第13回文化庁メディア芸術祭』フォトレポート
『イムリ』三宅乱丈
© 三宅乱丈 / エンターブレイン

また、マンガ部門での受賞作は、作品の他に原画の展示もあった。

空きスペースには、作者直筆イラストの入ったところも。


『第13回文化庁メディア芸術祭』フォトレポート

『第13回文化庁メディア芸術祭』フォトレポート

さらに、本展の傍らでは『先端技術ショーケース'10』が行われており、興味深い最先端の技術が気軽に体感できる。

『第13回文化庁メディア芸術祭』フォトレポート

同じく同時開催の『第15回学生CGコンテスト受賞作品展』でも、面白い作品に触れることができるので、是非足を伸ばしていただきたい。

以上、ほんの一部だが、第13回文化庁メディア芸術祭の見どころをご紹介してきた。素敵なメディアアート作品との出会いがきっとあるはずなので、ぜひ会場に足を運んでみていただきたい。

『第13回文化庁メディア芸術祭』

2010年2月3日(水)~2月14日(日)
会場:国立新美術館(東京・六本木)
時間:10:00~18:00(金曜は20:00まで)
休館日:2月9日(火)
料金:無料
主催:文化庁、国立新美術館、CG-ARTS協会

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