新視点で見る金沢と世界の現代工芸展『金沢・世界工芸トリエンナーレ』

国際的な工芸の現在を紹介する展覧会とシンポジウムから成るイベント『第1回 金沢・世界工芸トリエンナーレ』が、金沢で5月8日から開催される。

『金沢・世界工芸トリエンナーレ』は、1995年の金沢による世界工芸都市宣言をきっかけに開催されているもの。時代とともに変化する工芸の位置づけや枠組みを問う場として、新たに生まれてくる新しい時代の工芸を世界へ紹介していく。

第1回となる今回は、金沢21世紀美術館館長・秋元雄史が「工芸的ネットワーキング」をテーマにデザイン、コンテンポラリーアートを横断する新たな視点からものづくりの魅力をディレクションする。また、現代美術研究者・伊東順二、工芸研究者・金子賢治、陶芸家のチャン・チンユン、陶芸家・大樋年雄らによる多様な視点から企画を進行。出品作家には隈研吾、nendo、皆川明によるファッションブランド「ミナ ペルホネン」、佐藤卓、塩谷良太、青木千絵など約50組が名を連ねる。

東アジアに焦点を当て、約200点を超える作品を展開し、また伝統の街・金沢ならではの工芸作家とデザイナーの新作コラボレーションを試みる。


『第1回金沢・世界工芸トリエンナーレ』

2010年5月8日(土)~6月20日(日)
会場:
第1会場 リファーレ2F(5月8日(土)~6月20日(日))※月曜日休み(5月10日は開場)
第2会場 金沢21世紀美術館市民ギャラリーA(5月8日(土)~5月16日(日))※無休
時間:10:00~18:00
料金:無料

ディレクター:秋元雄史
キュレーター:
チャン・チンユン(張清淵)
伊東順二
金子賢治
大樋年雄
秋元雄史

出品作家:
青木千絵
チャン・チンユン(張清淵)
チェ・ジェウク
ちゅう右衛門
デレク・アウ(歐汝明)
藤原絵里佳
原智
橋本真之
橋本夕紀夫
シー・メイイン(徐玫瑩)
シー・ヨンシー(徐永旭)
ホアン・ウンイン(黄文英)
今泉今右衛門
板橋廣美
上出長右衛門窯
上出長右衛門窯+丸若屋
上出惠悟
加藤良将
キム・ミョンリ
小曽川瑠那
隈研吾
ミナ ペルホネン
見附正康
中川衛
中村信喬
中村卓夫 C-unit 佐藤卓
中田博士
中島晴美
nendo
新里明士
小笠原森
扇田克也
大樋長左衛門(年朗)
大樋年雄
岡田直人
岡田直人+猿山修
坂井直樹
釋永陽
塩谷良太
城谷耕生
高村宜志
竹村友里
田中信行
寺井直次
三代徳田八十吉
辻和美
辻和美+factory zoomer
植埜貴子
山村慎哉
イ・スギョン
ツァン・リンユン(張凌雲)

関連イベント

シンポジウム
『工芸的ネットワーキング』

2010年5月8日(土)
会場:金沢21世紀美術館シアター21
時間:13:00~15:20
料金:無料
定員:100名(当日10:00より会場前にて整理券を配布します)

パネリスト:
チャン・チンユン(張清淵。陶芸家、国立台南芸術大学副教授・台湾)
伊東順二(富山大学芸術文化学部教授)
金子賢治(茨城県陶芸美術館館長)
大樋年雄(陶芸家、金沢大学客員教授)
モデレーター:秋元雄史(金沢21世紀美術館館長)

(画像上から:イ・スギョン 《Translated vase》 photo:Shin Oh Seok courtesy of the artist and Ota Fine Arts、チャン・チンユン(張清淵) 《mislocated matrix 2009-11》、大樋年雄《大樋飴釉窯変祭器》 撮影:姫野治雄、nendo 《cord-chair》 撮影:川部米応)

  • HOME
  • Art,Design
  • 新視点で見る金沢と世界の現代工芸展『金沢・世界工芸トリエンナーレ』

Special Feature

Crossing??

CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?

詳しくみる

JOB

これからの企業を彩る9つのバッヂ認証システム

グリーンカンパニー

グリーンカンパニーについて
グリーンカンパニーについて