現代日本のリアルを描く、『HEAVEN都築響一と巡る社会の窓から見たニッポン』

現代美術、建築、デザインなど幅広い分野での執筆・書籍編集を手がける編集者・都築響一による初の本格的個展『HEAVEN 都築響一と巡る社会の窓から見たニッポン』が、広島市現代美術館で7月19日まで開催されている。

都築は、現代美術、建築、デザインに加え、生活や文化に関わる広範な分野を対象とする執筆活動、書籍編集を行う編集者。大学在学中からライター活動をはじめ、1986年まで『ポパイ』『ブルータス』誌で活躍。写真家としても評価が高く、第23回木村伊兵衛写真賞を受賞したほか、美術作家としても活動し、2001年には横浜トリエンナーレでの展示など国内外の展覧会でも作品を発表している。

身近に存在する無名の人々の手によるデザインや文学、スナックやカラオケ映像といった人々のリアルな生活様式や創作活動に注目している都築は、マスメディアや専門家が発する情報からは見えてこない現代社会の様を描いている。

同展は、都築がこれまで20数年かけて取材・展開してきた活動を、包括的に紹介する初の本格的な個展となる。日本各地を取材する中で撮影された写真と映像、それらの対象について語る言葉や、その対象の実物などがダイナミックに展示される、都築ワールド全開の展覧会だ。。

『HEAVEN 都築響一と巡る社会の窓から見たニッポン』

2010年5月22日(土)~7月19日(月・祝)
会場:広島市現代美術館
時間:10:00~17:00
休館日:月曜(祝休日にあたる場合開館し、翌平日休館)
料金:一般1,000円 大学生700円 高校生500円

関連イベント

映画特集「名画座の闇に咲いたニッポン」都築響一コレクションより

2010年6月12日(土)13:00~
料金:無料
※申込不要

学芸員によるギャラリートーク

2010年6月5日(土)、7月10日(土)14:00~15:00
料金:無料(要展覧会チケット)
※申込不要

同時関連企画
『コレクション展2010-I《収蔵庫開帳!広島ゆかりの作家たち 選・都築響一》』

2010年4月24日(土)~7月11日(日)
ゲスト・キュレーター:都築響一

(画像上から:広島太郎 ©Kyoichi Tsuzuki、『賃貸宇宙』より ©Kyoichi Tsuzuki、『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』より 《カエル橋》 ©Kyoichi Tsuzuki、《カラオケ・ネイション》より ©Kyoichi Tsuzuki)

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