水晶を素材にした「雪」の姿、曽根祐がライフワークとして取り組む新作展

ロサンゼルスを拠点に、中国、メキシコにもアトリエを構えて活動するアーティスト曽根裕の展覧会『雪』が、12月10日から東京・銀座のメゾンエルメスにて開催される。

曽根は、東京藝術大学建築学科を卒業後、日本国内のみならず、ミュンスターの野外彫刻プロジェクトやヴェネチア・ビエンナーレの日本館、ホイットニー・ビエンナーレなどの国際展、海外の美術館でも多くの作品を発表してきた。

同展では、曽根のライフワークとして水晶を素材にその姿を掘り出してきたシリーズ「雪」の新作を中心に構成。お気に入りのスキー場で手のひらの雪の結晶と「目が合った」と語る曽根が、新たなランドスケープとしての雪の結晶を描き出す。彼の創造する造形は絶対的な自然界の再現ではなく、もうひとつの自然のあり方として鑑賞者の心の中に未知の地理学を築くだろう。

曽根裕展
『雪』

2010年12月10日(金)~2011年2月28日(月)
会場:東京都 銀座 メゾンエルメス8Fフォーラム
時間:11:00~20:00(月~土)、11:00~19:00(日)(入場は閉場の30分前まで)
休廊日:2011年1月1日、1月2日
料金:無料

(画像上:Every Snowflake has a Different Shape No. 25 / 2007 / Crystal / 25(W) x 25(D) x 10.5(H) cm、画像中:Hong Kong Island (Chinese) (detail) / 1998 / Carved marble / 65 x 120 x 80 cm、画像下:One Day After the Opening (3) / 2007 / Acrylic on canvas / 61.3 x 45.7 cm / Collection of Amanda and Glenn Fuhrman, New York、全画像:Courtesy the artist and David Zwirner, New York)

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