五反田団史上もっともくだらない空っぽな公演『俺のお尻からやさしい音楽』

前田司郎率いる劇団「五反田団」の公演『俺のお尻からやさしい音楽』が、2月4日から東京・三鷹市芸術文化センター星のホールで上演される。

同作は、ガラス細工のように美しい少年・大山が、留学先のフランス音楽学院でライバルや厳しい教師との間に、友情や憎悪を交わしながら成長していく感動の学園ドラマ。

一見するとありふれた内容だが、公式サイトに記載された「五反田団史上もっともくだらない演劇! これを観て五反田団を評価しないでください!」というコメントや、公演チラシに掲げられた「びっくりするほど空っぽな内容は、見るものに何も残さない。色々考えすぎて面倒くさくなってる時にお勧めです」という解説からも、ただの茶番劇ではないことが推測される。ストーリーの印象とはかけ離れた公演タイトルも、前田のユーモアがにじみ出ているといえるだろう。

出演は、自ら俳優も務める前田をはじめ、五反田団の代表作『生きてるものか』以来2度目の出演となる石澤彩美、墨井鯨子(乞局)、吉田亮(ハイバイ)らが名を連ねており、公演の特設サイトではそれぞれの出演者が『俺のお尻からやさしい音楽』ついて自由奔放な感想を述べているのでこちらもチェックして欲しい。

五反田団
『俺のお尻からやさしい音楽』

2011年2月4日(金)~2月13日(日)全12公演
※2月7日は休演日
会場:東京都 三鷹市芸術文化センター 星のホール

作・演出:前田司郎
出演:
石澤彩美
大山雄史
木引優子(青年団)
後藤飛鳥
墨井鯨子(乞局)
西田麻耶
布川雄治
前田司郎
宮部純子
望月志津子
用松亮
吉田亮(ハイバイ)

料金:前売2,500円 当日2,800円 高校生以下1,000円(前売・当日)

※記事掲載時から一部情報を変更いたしました

(画像上:五反田団『俺のお尻からやさしい音楽』フライヤー(宣伝美術:藤原未央子)、画像中:『迷子になるわ』(2010年11月公演)舞台写真 ©Megumi Nakaoka、画像下:『俺の宇宙船、』(2009年2月)舞台写真)

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