自己への問いかけから生まれる透明ガラスの美、三嶋りつ惠個展『あるべきようわ』

ベネチア在住のガラス作家・三嶋りつ惠の個展『あるべきようわ』が、東京・銀座の資生堂ギャラリーで6月19日まで開催中だ。

三嶋りつ惠は、1989年にベネチアに移住し、1996年からムラーノ島のガラス職人とのコラボレーションにより作品を制作しているガラス作家。色つきガラスで有名なベネチアでは珍しく、透明ガラスを主な素材にした作風が特徴だ。

三嶋の作品は、最初にデザインしたものをそのまま形にするのではなく、職人たちとのやりとりや、素材が変化していく流れを利用して制作される。透明な作品をつくる理由を、「風景にとけこみ、光を通して輪郭だけを浮かびあがらせることができるから」と語る三嶋は、ガラスの可能性を探り、長い伝統を持つベネチアのガラス工芸に新鮮な風を吹き込む存在として、国内外から高い評価を受けている。

また、同展のタイトル『あるべきようわ』は、鎌倉時代の高僧・明恵の座右の銘から名付けられたもので、その時その場において「あるべきようは何か」と問いかけ、その答えを生きようとすることを表しているという。三嶋が自分自身に日々問いかけている「かたちはどこから生まれるのか、どこにあるのか」ということにも通じることから、同展のタイトルとして選ばれた。

なお、5月20日には、三嶋とアートディレクター・小池一子による対談が、東京・銀座のワード資生堂で行われる予定だ。

三嶋りつ恵個展
『あるべきようわ』

2011年4月12日(火)~6月19日(日)
会場:東京都 銀座資生堂ギャラリー(東京銀座資生堂ビル地下1階)
時間:平日11:00~19:00、日曜・祝日11:00~18:00
休館日:月曜
料金:無料

『三嶋りつ惠×小池一子(クリエイティブ・ディレクター)対談』

2011年5月20日(金)18:00~20:00
会場:東京都 銀座ワード資生堂(東京銀座資生堂ビル9階)
定員:60名
料金:無料
※要事前応募(5月12日締切)

(画像上:“MEDEA”2011 Photo by Francesco Barasciutti、画像下:“SPIN”2009 Photo by Francesco Barasciutti)

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