第2次大戦後に登場した「非定形芸術」運動を紹介『アンフォルメルとは何か?』展

第2次大戦後にフランスで勃興した芸術運動を紹介する企画展『アンフォルメルとは何か? 20世紀フランス絵画の挑戦』が、東京・八重洲のブリヂストン美術館で7月6日まで開催されている。

「アンフォルメル」とは、「非定形なるもの」を意味するフランス語で、第2次大戦後のパリに起こった抽象絵画の芸術運動のこと。強い物質感を感じさせる画面と、奔放でダイナミックな構成を特色としており、1950年代にはフランス国外をも巻き込む美術運動に発展した。関わったアーティスト達は、戦後の荒廃した時代を背景に、それまでの芸術の美学を放棄してもうひとつの芸術の創造を試みると共に、抽象絵画が与えてきた静的で幾何学的なイメージからの脱却を試みたという。また、意識下の精神状態から生み出されるものを描いたそれらの作品は「熱い抽象」と表現されることも多い。

同展では、油彩画、水彩画、版画、彫刻の約100点が3部構成で展示される。第1章は「抽象絵画の萌芽と展開」と題して、モネ、セザンヌ、カンディンスキー、クレー、ピカソ、レジェを展示。第2章の「『不定形な』絵画の登場」では、フォートリエ、デュビュッフェ、ヴォルスの3人の作品、第3章「戦後フランス絵画の抽象的傾向と『アンフォルメルの芸術』」では、スーラージュ、マチウ、ミショー、ポロック、サム・フランシスのほか、堂本尚郎、今井俊満、菅井汲といった日本の作家の作品も展示される。アンフォルメル芸術への理解をより深める絶好の機会となるだろう。


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『アンフォルメルとは何か? 20世紀フランス絵画の挑戦』

2011年4月29日(金)~7月6日(水)
会場:東京都 八重洲 ブリヂストン美術館
時間:10:00~18:00(最終入館:17:30)
休館日:月曜日

出品作家:
モネ
セザンヌ
カンディンスキー
クレー
ピカソ
レジェ
フォートリエ
デュビュッフェ
ヴォルス
スーラージュ
マチウ
アルトゥング
ミショー
ポリアコフ
ド・スタール
リオペル
ポロック
ザオ・ウーキー
サム・フランシス
堂本尚郎
今井俊満
菅井汲

料金:
一般1,200円 シニア(65歳以上)1,000円 大高生900円
※中学生以下は入場無料

(画像上から:ニコラ・ド・スタール《コンポジション》 1948年、クロード・モネ 《黄昏、ヴェネツィア》、愛知県美術館、堂本尚郎《連続する溶解9》1964年 、石橋財団ブリヂストン美術館、菅井汲《赤い鬼》1954年、石橋財団ブリヂストン美術館、ヴォルス《構成》 1947年、国立国際美術館)

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