コーエン兄弟デビュー作を名匠チャン・イーモウがリメイク、『女と銃と荒野の麺屋』

コーエン兄弟のデビュー作品『ブラッド・シンプル』の中国版リメイク映画『女と銃と荒野の麺屋』が、9月17日から東京・渋谷のシネマライズほか全国で公開される。

『ブラッド・シンプル』は、テキサスの片田舎を舞台に、登場人物たちの誤解やすれ違いから破綻してしまう完全犯罪を描いたクライムスリラー。コーエン兄弟ならではのディテールへのこだわりや独特の人間観が凝縮されており、現在でも多くのファンをもつ作品だ。

今回のリメイク版は、『紅いコーリャン』『初恋のきた道』『HERO』などで知られる中国の名匠チャン・イーモウ監督が手がけたもの。荒野にたたずむ中華麺屋に舞台を移し、強欲な店主とその妻、従業員、警察官などの登場人物たちが、破滅の道を転がり落ちていく様をブラックユーモアたっぷりに描いている。内容もビジュアルもオリエンタル色に染め上げた、チャン監督特有の技巧と美学に注目したい。

（画像：©2009, FILM PARTNER(2009)INTERNATIONAL, INC. ALL RIGHTS RESERVED.）

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• 映画『女と銃と荒野の麺屋』公式サイト