PARCO PRODUCE 2026『ずらかるやつら』が12月6日〜28日に渋谷・PARCO劇場で上演される。
坂元裕二が書き下ろした同作は、雪に埋もれかけた小さなホテルを舞台に、濡れ衣を着せられて逃走してきた経営者と、それを追ってきた夫がとある事件に巻き込まれていくロマンティックミステリー。松たか子、永山瑛太がダブル主演を務め、岩松了が演出を手がける。共演は豊原功補、川上友里、石川瑠華、足立理、尾倉ケント、岩松了ら。
チケットの一般販売は10月17日からスタート。2027年1月には愛知、福岡、大阪、宮城で上演される。
【STORY】
「わたしは何もしてない」 冤罪を主張するも聞き入れられず、逃走することとなった経営者(松たか子)は人目を忍んで夜行列車に飛び乗るとやがて北の地に辿り着き、雪に閉ざされた『ホテル八色』にチェックインした。間もなく血眼になった彼女の夫(永山瑛太)が追いかけてきた。夫である前に税理士である彼は言う。「逃げてないで領収書を提出してください」 差し迫る会社の決算日を巡って夫婦の攻防が行われる中、二人は気付く。「このホテル、何かおかしい」 オーナー(岩松了)や、滞在中の客(豊原功補)の笑顔の裏に隠された奇妙な事件に巻き込まれていく。「そんなことに関わってる場合じゃないのに!」 雪崩警報の鳴り響く大晦日の夜、いやがおうでもあぶり出されていく彼らのもうひとつの顔。逃げる妻と追う夫は出口の見えない迷宮に迷い込んでいく。
【坂元裕二のコメント】
昔から一年のうちで大晦日が最も好きでした。そんな年の瀬に松さんと瑛太さんと一緒に舞台を上演出来たらな。そんな思いではじめた企画です。除夜の鐘をまたいで、少し淋しげだけど新しい年の訪れに高揚する楽しい時間を観客のみなさんと共有出来たらと思っています。
岩松さんは頻繁に若い俳優さんとお仕事をされていますし、新人ばかりを集めて公演される時もあります。わたしは今、その新人俳優たちのような思いで『岩松了の稽古場』に入りたいと思っており、脚本なんて一度も書いたことがないような心境です。台詞ってどうやって書くのだろう? お話ってどんな風に進むもの?と空っぽな自分と向き合う日々です。岩松さんはいつもにこやかで優しく、こちらとしては、お願いだから怒ってください、馬鹿下手くそ書き直せと怒鳴ってください、と内心おびえています。『ずらかる』はわたしの正直な願望です。しかし背後には松さんと瑛太さんが待ち構えていて、退路が見当たりません。年の瀬にPARCO劇場から脚本家失踪の一報が届かぬことを祈っていてください。新人脚本家、がんばります!
【岩松了のコメント】
佐野亜裕美プロデューサーから投げかけられたこの企画はいつも地面を這ってる私に空を飛べと言われたようなものでした。坂元裕二さんの戯曲ですから私でなくても期待に胸膨らむわけです。それに久々の松たか子さん、瑛太くん、とくれば私が余計なことさえしなければ体は地面を離れるでしょう。
「こんな面子で一緒に飛べないなんて!」
忌野清志郎さえこんな替え歌を歌ってくれそうです。
【松たか子のコメント】
今年もまた、PARCO劇場の舞台に立てますこと、感謝しております。もちろん、この芝居と共に旅ができることも楽しみです。
久しぶりに岩松さんの芝居、そして坂元さんのセリフを舞台で言うことになろうとは、、恐怖しかありませんが、でも何故だかとってもワクワクしています。
舞台に立つ姿が美しいなぁ、と常々思う瑛太君や、大変魅力的なキャストの皆さまと共に、ただひたすらに稽古してゆく所存です。劇場で、お会いしましょう。
【永山瑛太のコメント】
舞台『ずらかるやつら』に出演する事が決定しました。
岩松了さん、坂元裕二さん、松たか子さん、物凄い強いカードの隅に自分がいます。
私は、まだどんなストーリー、役柄、諸々、詳細を把握していませんが、ここ最近、舞台上で台詞が全く出てこず、固まってしまう悪夢をみて、変な時間帯に起き、ギターを弾いて誤魔化し、映画を観て眠くなり、悪夢をみて、早く、台本が欲しい、稽古をしたい、、そんな気持ちに押し潰されそうでも、どうにか細い体幹で立て直す、そんな毎日です。
どんな作品になるのか、楽しみと期待しかありません、という感覚とは少し離れたところにいますが、何かで繋ぎ合わせ、進んでる。何か?何かとは何か。
皆様、劇場に遊びに来てください。きっと笑える作品。お待ちしてます。
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