凛々しい少女が家族守る決死の奮闘、低予算で成功収めた映画『ウィンターズ・ボーン』

アメリカ山間部の村で家族を守る少女の冒険を描いた映画『ウィンターズ・ボーン』が、10月29日から東京・日比谷のTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開される。

アメリカ・ミズーリ州在住の作家ダニエル・ウッドレルの同名小説を原作とする同作は、凍てつく山村に住む17歳の少女リー・ドリーが主人公。心を病んだ母親の代わりに弟と妹の世話をし、学校にも行かず貧しい一家を支えるリーは、失踪した父親の借金が原因で立ち退きの危機に陥ってしまい、家族を守るために自ら父親捜索の冒険に乗り出す。

同作を手掛けたのは、女性監督のデブラ・グラニック。低予算での製作にも関わらず『第26回 サンダンス映画祭』でグランプリを受賞したほか数々の映画祭で賞を獲得し、大きな話題を集めた。

大人たちによる妨害や理不尽な暴力に立ち向かっていく凛々しい少女リーを好演したのは、若手女優のジェニファー・ローレンス。『ツイン・ピークス』のローラ・パーマー役で知られるシェリル・リーが、物語の鍵を握る人物として登場する点も見どころとなる。劇中音楽に使用されているアメリカのフォークミュージック、民謡、伝承歌、ゴスペルなども注目だ。

『ウィンターズ・ボーン』

2011年10月29日からTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督:デブラ・グラニック
原作:ダニエル・ウッドレル『ウィンターズ・ボーン』
出演:
ジェニファー・ローレンス
ジョン・ホークス
シェリル・リー
デイル・ディッキー
ギャレット・ディラハント
ローレン・スウィートサー
ケヴィン・ブレズナハン
テイト・テイラー
配給:ブロードメディア・スタジオ

(画像:©2010 Winter's Bone Productions LLC. All Rights Reserved.)

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