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倉俣史朗とエットレ・ソットサスによる喜びと驚きをもたらすデザインを紹介する展覧会

日本を代表するデザイナー倉俣史朗と、20世紀を代表するデザイン界の巨匠エットレ・ソットサスの交流から、デザインやものづくりの意味を再考する企画展『倉俣史朗とエットレ・ソットサス展』が、2月2日から東京・赤坂の21_21 DESIGN SIGHTで開催される。

倉俣は、数多くの家具や商業空間を手がけ、フランス文化省藝術文化勲章の受賞など国内外で高い評価を受けると同時に、無重力や浮遊感を独特な感性で表現した作品はデザイン界に衝撃を与えてきた。一方、イタリアのソットサスは、建築を基礎に、家具や工業デザインに加え、雑誌編集、思想家としても活躍。同時代のデザインに大きな影響を及ぼし、フランス藝術文化勲章やイタリアの文化芸術功労者「金メダル」賞を受賞している。

2人の交流は、ソットスを中心に結成された若手デザイナーや建築家によるデザイングループ「メンフィス」をきっかけに始まったもの。それぞれの表現は異なるものの、モダニズムに息苦しさを感じていた2人は、共に生活に喜びと驚きをもたらす夢あるデザインを求め続けた。

同展では、倉俣の1981年から10年間の透明感に溢れた希少な作品約60点と、ソットサスが最晩年に残し、多くの作家を触発したネイティブアメリカンのオブジェ『カチナ』を主題とするドローイングをもとに、新たに制作された世界初公開作品20点を紹介。同展の企画者である三宅一生は、「芳香を放ち続ける倉俣さんの作品と、彼が尊敬し影響を受けたソットサスのデザインを、次の時代をつくる人々にぜひ伝えたい」と語る。行きすぎた市場主義や物質社会の再考が求められる現在、限りなく自由で生き生きとしたデザインに改めて出会う、新鮮な体験となるだろう。

『倉俣史朗とエットレ・ソットサス』展

2011年2月2日(水)~5月8日(日)
会場:東京都 六本木 21_21 DESIGN SIGHT
時間:11:00~20:00(入場は19:30まで)
休館日:火曜(5月3日は開館)
料金:一般1,000円 大学生800円 中高生500円 小学生以下無料

『オープニングトーク』

2011年2月5日(土)14:00~16:00
会場:東京都 六本木 21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン・ガーデン内)
出演:
バルバラ・ラディーチェ・ソットサス(ライター)
佐藤和子(ジャーナリスト)
※要予約

『特別シンポジウム』

2011年2月11日(金・祝)14:00~16:00
会場:東京都 六本木東京ミッドタウンホール ホールA
出演:磯崎新(建築家)ほか
※要予約

『倉俣史朗とエットレ・ソットサス』

2010年12月3日発売
編者:21_21 DESIGN SIGHT
編集ディレクション:関康子
アートディレクション:八木保
価格:2,940円(税込)
発行:株式会社ADP

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(画像上から:倉俣史朗とエットレ・ソットサス 1990年、日本にて Photo:Takayuki Ogawa、「ミス・ブランチ」1988年 Photo: Hiroshi Iwasaki、「カチナ」 2007年 Photo: Erik & Petra Hesmerg-Amsterdam, The Gallery Mourmans-Lanaken、「カールトン(メンフィス)」 1981年 Photo: Aldo Ballo)

倉俣史朗とエットレ・ソットサス 1990年、日本にて Photo:Takayuki Ogawa
倉俣史朗とエットレ・ソットサス 1990年、日本にて Photo:Takayuki Ogawa
「ミス・ブランチ」1988年 Photo: Hiroshi Iwasaki
「ミス・ブランチ」1988年 Photo: Hiroshi Iwasaki
「カチナ」 2007年 Photo: Erik & Petra Hesmerg-Amsterdam, The Gallery Mourmans-Lanaken
「カチナ」 2007年 Photo: Erik & Petra Hesmerg-Amsterdam, The Gallery Mourmans-Lanaken
「カールトン(メンフィス)」 1981年 Photo: Aldo Ballo
「カールトン(メンフィス)」 1981年 Photo: Aldo Ballo
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