伊達男の破天荒な生涯を描く『ゲンスブールと女たち』、BD作家スファール初監督作

今なお語り継がれる名曲の数々を生みだしたカリスマであり、シャルロット・ゲンズブールの父としても知られるセルジュ・ゲンスブールの生涯を描いた映画『ゲンスブールと女たち』が、5月から東京・渋谷のBunkamuraル・シネマ、新宿バルト9ほかで公開される。

1991年に62歳で急逝した芸術家、セルジュ・ゲンスブール。ユダヤ人で醜男というコンプレックスを抱えながら、フランス・ギャル、ブリジット・バルドー、ジュリエット・グレコ、ジェーン・バーキン、ヴァネッサ・パラディらの才能を開花させ、独特のダンディズムで数々の女性たちに愛されたフランスきっての伊達男だ。作詞家・作曲家・歌手・映画監督・俳優・画家とマルチな才能を持ちながらも、反体制的で強烈な作風をもつ彼の破天荒でセンセーショナルな生涯が、数々のシャンソン、ジャズ、フレンチ・ポップに彩られてスクリーンに甦る。

監督を務めるのは、これまでに数多くのコミック作品を手掛けている「バンド・デシネ=BD(ベーデー)」作家のジョアン・スファール。『ゲンスブールと女たち』では長編初監督作品として、新たなアプローチで音楽と情熱の物語を描く。また、ゲンスブール役には、名だたる演出家のもとシェイクスピアやモリエールの名作から現代劇まで幅広く出演し、自ら舞台演出も手掛るエリック・エルモスニーノが、ジェーン・バーキン役にはモデルとしての活躍や話題作への出演が続いたルーシー・ゴードンが扮する。

『ゲンスブールと女たち』

2011年5月よりBunkamuraル・シネマ、新宿バルト9他にてロードショー
監督・脚本:ジョアン・スファール
キャスト:
エリック・エルモスニーノ
ルーシー・ゴードン
レティシア・カスタ
ダグ・ジョーンズ
ミレーヌ・ジャンバノワ
アナ・ムグラリス
ヨランド・モロー
サラ・フォレスティエ
クロード・シャブロル
配給:クロックワークス

(画像:©2010 ONE WORLD FILMS-STUDIO37-UNIVERSAL PICTURES INTERNATIONAL FRANCE - FRANCE 2 CINEMA - LILOU FILMS - XILAM FILMS)

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