北欧の気鋭作家イェッペ・ハイン、金沢21世紀美術館で360°体験型の大規模展

デンマークの若手アーティスト、イェッペ・ハインの個展『イェッペ・ハイン360°』が、金沢21世紀美術館で4月29日から開催される。

1974年にコペンハーゲンで生まれたイェッペ・ハインは、噴水や変型ベンチ、鏡などを使ったパブリックアートや、観客の動きに反応する作品など、空間と身体の関係性にフォーカスしたユーモラスなインスタレーション作品を多く発表しているアーティスト。ロンドンのヘイワードギャラリー、パリのポンピドゥ・センターなど多数の美術館での個展や、リバプール・ビエンナーレなどの国際展においても高い評価を受けている、2011年注目の若手作家の1人だ。

美術館における日本初個展となる今回は、気付かないうちに壁の位置が変化している作品や、見えない迷路を赤外線で感知して巡る作品など、体験型の作品が多数登場する。なお、タイトルの「360°」とは、全方向に開いて見る人との関わりを大切にしたいという思いと、鏡や光を使った回転する作品などによって、空間がぐらつくような体験を引き起こしたいという思いが込められているという。

『イェッペ・ハイン 360°』

2011年4月29日(金)~8月31日(水)
会場:石川県 金沢21世紀美術館
時間:10:00~18:00( 金、土曜は20:00まで)
料金:一般1,000円 大学生・65歳以上800円 小中高生400円

(画像上:《光のパビリオン》2009 Photo: Jan Mot Courtesy: Johann König, Berlin, 303 Gallery, New York and SCAI The Bathhouse,Tokyo、画像下:《回転する迷宮》 2007 Photo: Tate Photography Courtesy: Johann König, Berlin, 303 Gallery, New York and SCAI The Bathhouse,Tokyo)

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