インドネシア若手作家が日本で滞在制作した新作を紹介『Rounds – めぐりめぐる』展

インドネシアのアーティスト、シャギニ・ラトナウランとデュート・ハルドーノによる展覧会『The BAR vol.5「Rounds – めぐりめぐる」』が、東京・六本木のhiromiyoshii roppongiで5月28日から開催される。

シャギニ・ラトナウランはインスタレーションや写真、ドローイングを中心に制作し、インドネシアで注目をあびているアーティスト。ファッションブランドのディレクターとしても精力的に活動を展開している。対するデュート・ハルドーノは、音を想起させるアイテムと繊細な手作業が融合する作品作りや、それらを使用したパフォーマンスを行う若手アーティスト。特にカセットテープなどの音響機器や中古楽器を積極的に取り入れた作品が特徴だ。

同展は作家自身が来日し、作品素材を見つけるところからスタートする滞在制作展。ラトナウランは「夢と現実」をテーマに、日本で見つけた古い家具やタイプライター、クッションなどを使った作品を展示。ハルドーノは東京に溢れる音や話し声などを無作為に録音したサウンドインスタレーションをはじめ、滞在中に収集した物を貼り合わせたコラージュ作品を発表する。また、5月28日のオープニングでは、ハルドーノが東京で見つけた中古のシンセサイザーを使用しパフォーマンスが行われる予定。

なお同展は、オーナー型経営者が集まり、社会貢献事業を行なう経営者有志の任意団体「バッカーズ・ファンデーション」と、東京を中心に、様々な現代アート事業を手がけるNPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ(AIT)によるレジデンスプログラムの第5回目として行われるもの。バッカーズ・ファンデーションのメンバーがオフィスの一部をアーティストの制作スタジオとして提供し、作品制作をバックアップする。

また、6月3日からは、同プログラムのキュレーター・イン・レジデンスにて、インドネシアより、アグン・フヤットニカを招聘予定。滞在中には、AITにてキュレータートークを行う。

The BAR vol.5
『Rounds – めぐりめぐる』
インドネシアからのアーティスト、シャギニ・ラトナウランとデュート・ハルドーノ新作展

2011年5月28日(土)~6月11日(土)
会場:東京都 六本木 hiromiyoshii roppongi
時間:13:00~19:00
出展作家:
シャギニ・ラトナウラン
デュート・ハルドーノ
休廊日:月、日曜

『レセプション』

2011年5月28日(土)18:00~20:00
会場:東京都 六本木 hiromiyoshii roppongi
※19:00からアーティストによるパフォーマンスを予定

(画像上:展覧会チラシ、画像中:シャギニ・ラトナウラン「L.S.」 2010年 部分、画像下:デュート・ハルドーノ「訪問」 2008年)

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